川越編に3パートもかかってしまった。
突発的埼玉旅行2日目。AM5時起床でコンビニおにぎり食べつつ出発の支度。この日の予定は古代蓮の里で蓮を見ること。蓮の花は朝咲いて午後には閉じてしまうので朝一行動です。
6時ごろの電車に乗ってお隣の駅、行田(ぎょうだ)へ。電車は朝早くから走っていますし、一駅なのですぐ到着。
山梨明野へひまわり見に行った時を思い出す駅前。バスの時間は6:40です。ちょっと早く来すぎた。この手のローカルバスは現金払いで小銭がいるので、自販機で千円札を崩しつつ待機。結構違う方向へ行くバスが同じ乗り場に来るので要注意。
揺られて古代蓮の里。すでに表の駐車場もそこそこ満車になりつつある感じです。この古代蓮の里は入園無料。駐車場料金はかかるそうですが、今回はバスなので。なおバス料金は150円でした。例年だったら無料のシャトルバスが走っているのですが。
きましたー!!
駐車場近くには色々な種類の蓮が。外国の蓮もあります。八重だったり、剣先状だったり。ハスって葉っぱが大きくてわさわさしている感じがありますな。
八重も豪華でいいけれど、個人的にはシンプルでスッと細長い花弁のやつが好きですね。
園の奥のほうに行けば行田蓮ゾーン。いくつか畑があり、かなり広いです。
「古代蓮の里」というからには古代蓮という名前なのかと思っていましたが、どうやら行田蓮のほうが正式名で古代蓮は通称のようです。造成工事をしたら2年後に池で蓮がふと芽吹いたらしく、工事の時に掘り返した古い種が現代になって復活したということであるらしい。当初3000年程度前のものと推定されましたが、周囲の木片等から今では3000~1400年前と幅のある推定値となっています。
スカッと青空!という感じではありませんが、まあまあの天気です。花弁の透け感が素敵ですね。蓮田のなかに遊歩道が引いてあるため右も左も蓮という状態で楽しめます。車椅子の方も何人か。平坦だから見やすいのでしょうか。
1日目はちょっと開いて閉じる、2日目は満開になって閉じる、3日目には散るのが蓮の花のサイクル。
はっぱがくるっと閉じているのは、萎れたのではなくこれから開いていくものです。根っこはまさにレンコンで、空気の通るように穴が空いております。ぱっと見池から葉と花が生えていますが、レンコンであることを考えると沼みたいになっているのでしょう。
園内には蓮だけでなく、水生植物ゾーンや水鳥の池、ホタルの池などがあります。
水鳥の池ではカメラを三脚にセットして鳥を待っている人たちが何人もいて、鳥撮影家にとっては有名スポットなのかなーなんて考えてました。生き物撮る人は待たなきゃ行けないから大変ですよね。
水生植物ゾーンでそっと咲いていた睡蓮。今年は全然ダメ、と園の人が言っていました。気温のせいなのかなんなのか分かりませんが、花でも不作ってあるんですね。来年は綺麗に咲くかなあ。
可愛らしい紫の……名前忘れました………奥に写っているのは展望台です。古代蓮会館から入れます。バスの時間を気にしつつ、行ってみましょう。
入館前に一服。埼玉名物「ゼリーフライ」です。形状が「銭」に似てることから転じたとか言われていますが、それにしても名前のインパクトがすごい。ソースたっぷりのコロッケですね。美味しいです。小腹が空いた時にいい感じ。
古代蓮会館はちょっとした博物館という感じで、行田の生態系や蓮の生育過程の展示、行田蓮が見つかった経緯の説明などがあり思いの外面白かったです。これはゆっくり見たかった。駆け足になってしまった。
エレベーターに乗って展望室へ。上から見た蓮田。
説明見るまで気づかなかったのですが、この行田の田んぼ、「田んぼアート」で有名なところでした。今年はそのイベントもないのですが、本来ならこの展望室から田んぼに描かれた地上絵を見ることができます。見たかったなー。でもそうなったらこの展望室は相当混雑するんだろうなー。
たっぷりと堪能した古代蓮の里。最後にもう一度世界の蓮エリアをぶらぶらして、駅まで戻ります。
さてこの時点でお昼。
行田駅前で何か食べて帰路についても良かったのですが、この日もとても暑く……
せっかく埼玉観光してるのだし食べたいものがある………
ということで熊谷まで引き返します。行ったり来たりでもいいじゃない。
次回でラスト。