2025GWは八十八夜を迎えた掛川:後半戦

GW掛川旅行2日目。

 

いつもの如く朝はコンビニおにぎりを頬張り、今旅メインイベントの掛川花鳥園に向けて気合いを入れます。

花鳥園は普段なら9:00開園ですが、GW特別営業で8:00開演との旨。つまりそれだけ人が大勢来るってことです。気合い入れて朝イチで行きましょう。

 

まずは一晩お世話になった宿にお別れ。

晴れだー!!嬉しいですね。たちばなさんお世話になりました。

んで菊川からまた掛川へ戻ります。

花鳥園は掛川駅の南側にあります。昨日のお城は北側ですので昨日とは反対側の出口に出てきました。

 

駅から歩いてざっくり15分…もかからないくらい。道はほぼまっすぐ南へ。

花鳥園到着。まぁその……歩いてきてるの私ぐらいだったんですが……他に徒歩客おらんな……駐車場にどんどん車が入ってきます。

 

開園10分前くらいに到着したのですが、すでにこの列です。前売り券、掛川パスポート、その他もう精算が済んでいる人とチケット買う人で列が違います。
いや思ったより多いな。これは出遅れたか……?と不安になりつつ、パスポートを持っているのでパスポート列に……ではなく、ちょっとお目当てのものがあったので一般列に。

定刻通り8:00に列が動き出し、さらに待つこと確か10分くらい。

や、やりましたわーーーーー!!

1日先着10組限定ペンギンとの撮影会!!!!7番目!!!!!

その名の通りペンギンを抱っこして写真を撮れる体験会。これがやりたいがために開園前から一般列に並びました。7番目。場合によっては危なかったですね。有料イベント(¥700)のせいかもしれないし、抱っこできるのは中学生以上という縛りのせいかもしれない。

もうこれをゲットできた時点でテンションダダ上がりです。そしてこれを手に入れることができたので、花鳥園での滞在時間がぐぐんと伸びました。

 

入ってすぐは猛禽コーナー。大型からミニサイズまで、フクロウがたくさん。

ペンギンプールとオシドリプールがあって。南国の鳥なんかもいて。

フクロウいいよねフクロウ……たまらんですよねフクロウ………

フクロウといえばぐるぐると360°近く回る首ですが、首はそれだけ回る一方で眼球は頭蓋骨に固定されていて動かないそうです。体の柔らかさにもよりますが、我々が肩を動かさず首の回転と眼球の動きで見える範囲ってどれくらいなんですかね?自分でやってみても何°とはわかりません。まぁ多分フクロウには負ける。

 

えー全部を紹介していたら記事の長さがどれだけあっても足りないので有名どころを。

巨大なインコの鳥籠に人間が入れる方式……といえばいいのでしょうか。インコが好き勝手してる真隣までいけるインコハウス。なんと餌やりができます。というか、この花鳥園、あちこちで餌やりができます。小さいカップが1個100円。回数券は6枚綴りで500円。

そりゃ……買うじゃん……!!

カップ持ってじっとしてるとまだ満腹じゃない子が飛んできて指に止まり、勝手に食べてまたどっか行きます。何羽かにたかられることもあります。何これ楽しい。

んですがね。

あちこちで餌やりしてみてわかりました。

鳥たちはお腹いっぱいになるし、疲れもする。鳥だもの。

多分ね、朝一番が一番元気で、あるところからぱたっと食べなくなるんですよね。係の人が様子を見ながら餌の販売を休止したり再開したりしてましたが、インコやその他推しの鳥にたかられるってことをやりたい人は、朝イチに行くことをお勧めします。まぁGWだからってのも多分にあるでしょうけど。

 

餌の食いつきが悪くなってきても、こうやってふと見下ろした足元で鳥がベタペタと歩いているっていうのは、なかなかいいもんです。すんごい扁平な嘴だね君はね。

 

掛川花鳥園のアイドル、ハシビロコウのふたばちゃん。思ったよりは……動くよ!

野外コーナーもあります。池があって、カモがたくさん泳いでました。買われてる子は流石にゲージで囲ってあったのですが、池で普通にカモが泳いでいて、あの子は多分、野生……だったのかな……?

花鳥園だけあって、お花も結構頑張って綺麗にしているんですよね。植物園的な見せ方では全然ないですけど。

花鳥園の中央が温室兼レストランになっていて、天井から花籠がたくさん吊り下げられています。

ヘビクイワシのキックちゃん。その名の通り蹴り技で蛇を仕留めるパフォーマンスを見せてくれます。流石にショーで使われる蛇はゴム製ですが。もうずいぶん歴が長い大ベテラン。ちなみに蛇も6代目だか7代目だか。

屋外と室内にそれぞれショー会場があり、1日に2度ずつだったか、鳥たちがパフォーマンスをしてくれます。

両方見ましたが野外ショーの方が見応えありました。運がいいと風を切る音が耳の真隣を通ります。「飛んで行っちゃわないのかなー?」と思っていたら、飛んで行っちゃうらしいです。でもどうやらいきなり遠くまでは行かないようで、その辺の森にいるそうな。GPS様様。

 

時間になったのでメインイベントと言ってもいいペンギンとの撮影会に。

一人で来てるの私だけだった。完全に不審者。いやもうそもそも花鳥園に一人で来ているようなのが私ぐらいな気がしたんですが、普通に見て回っているだけだと全体がざわざわしているからまぁそんなに目立たない。

ただこれは、目立つ。

会場に行って用意されているベンチに一組ずつ通されるのだ。もうめちゃめちゃに目立つ。正直恥ずかしさもあった。でもここまで来てやっぱりやめますとは言えない!!

 

ってことで、撮影しました。写真はないです。係の人が撮ってくれましたが全部私が写っているのでね。

撮影の後は少し撫でられる時間もありました。表面は意外と硬い感じがあります。羽毛が細かく生えていてなるほどちょっと鱗っぽさを感じる。でも少し掻き分けると中は白くてふわっふわです。すごい……すごい……!!
羽……手?フリッパーも触れせてもらえましたがこちらもしっかりしていて硬い。シリコンゴムの板みたいです。これで水をガンガン掻くんですねぇ。

堪能しました。

大変に良かった。

今回お膝に乗ってくれたのはいちごちゃんという子でした。ありがとね。

 

他にもフクロウや大型の鷲を腕に乗せられるのでこれも挑戦しました。(これも有料・その場払い) こちらは組数限定ではなく列に並んで順番に。
ずっと腕に乗せてみたかったんですよね……やっぱりずしっと重いね……かっこいいよ!!

 

このもこもこ、なーんだ?

生まれて57日目のメンフクロウの赤ちゃんです。エッホエッホ。他のフクロウより公開時間が短いって伝えなきゃ……

 

お昼ご飯は中央の温室のところで。オオハシバーガー。

流石にお昼時にはレストラン満席にはなりますが、席数も結構多いので思ったよりは回転が早くスルッと座れました。よかったね。

 

おねむインコ。

 

昼食後もあっちをうろうろ、こっちをうろうろしつつ、最後にお土産まで買って終了。

いやぁ。満喫しました。

思った以上に良かったです。結構課金しちゃったしね………!

 

 

もともと予定していた旅程はこれでおしまいなのですが、ちょっと時間が余ったので、静岡茶ティータイムにすることにしました。

 

本当なら粟ヶ岳の方まで行きたかったんですがバスの時間が2~3時間に1本コースなので狙って乗らないと行けないんですよね。現地のお茶屋さんは夕方4時ごろ閉まっちゃうし。

再び駅の北口側へ戻って、「ななまがりカフェ」へ。

表通りからぐるっと住宅街の方へ入らないといけないからマップでは場所が分かりにくかった、けど無事辿り着けました。大村園というお茶屋さんがやってる新茶シーズン限定カフェです。新茶シーズン以外はお茶の飲み比べができるとか。そっちはそっちで面白そうです。

昨日お茶室で和菓子はいただいたから、次の日は洋菓子系行きたくなるでしょ?

 

そこそこ気温が上がって暑かったのでアイスグリーンティにしました。ロールケーキはお店の名を冠するおおむらロール。フルーツと水饅頭(っていうんだっけ?)もついたセットです。

このおおむらロール、小豆も入ってぱっと見「重いかな?」と思ったんですが、ぺろっと食べられてしまいました。恐るべしおおむらロール。幾つでもいけそう。

お茶もお茶の渋みを出すタイプで飲みごたえがあって大変おいしかったです。今年の八十八夜は5月1日だったらしいですよ。歩いて火照った体にちょうど良かった。チャはいまいち…不作っぽい会話が聞こえてきましたが……

朝からテンション上がりっぱなしでしたので、いい休憩タイムが取れました。

 

お店の近くには名前の由来となっただろうスポットがあります。東海道の……番所の近く。この辺りは山内一豊が整備した街の一角とかなんとか。一見するとただの住宅街ですがちゃんと看板が立ってます。

塩の道の碑もありましたし、交通の要衝だったんでしょうか。

 

5月5日も近かったので柏餅買って帰ることにしました。萩野屋さん。街の和菓子屋さんって感じのお店ですが、帰宅後にいただいた柏餅とても美味しかったです。

旅のラストスパート。

お土産買ったり、仕入れたりして時間を過ごします。

駅前に何故か植えられているチャノキ。

植えられていること自体はわかるんですがその……枢機卿…………??掛川ってイタリアの都市と姉妹都市とかなんですか??

2017年植樹だから最近です。ちょっと経緯が気になりますね……気になる………。

 

タバコそっくりのお茶自販機。いやマジで近付くまでわからなかった。お茶だこれ!!

駅のコインロッカーのそばにありました。気づいたときビビりました。

 

そんな最後まで楽しかった掛川旅行は駅弁を買って終了です。

お疲れ様でした。

 

 

新茶のシーズンになぁ。今度は粟ヶ岳リベンジしたいなぁ。

 

 

2025GWは八十八夜を迎えた掛川:前半戦

2025年度が始まり一ヶ月。皆々様いかがお過ごしですか。

 

世間では某自動車会社系列を中心に11連休のところもあったようですが、弊社はむしろ29日が出勤日であとは土日込みの4連休という少し悲しい仕様の連休でした。

 

短いよ4連休は。一泊が限界だよ。

 

一白が限界なので、一泊してきました。ちなみに4連休で一泊は地元で友人と会う約束などを考えると少ししんどかったので、前に有休を1日くっつけて5連休にしました。

 

で行き先ですが、静岡県掛川市に行ってまいりました。お目当ては掛川花鳥園です。
鳥籠の中に人間が入る方式の鳥オンリー動物園の存在を知って以来、ずっと行ってみたかったので、小旅行には丁度いいとこの連休に訪れることにしました。
掛川行きを決定してから調べたのですが、お城も駅から徒歩圏内にあってかなり観光のしやすい街です。

日程は5/2~5/3。

そう。

あの土砂降り嵐だった日が初日でした。

 

いやー……あれは参ったね……

 

元々4連休しかないという事実そのもので気持ちが萎れており、あんまり気合を入れられなかったのもあって初日のお昼ぐらいに掛川へ到着。

今回諸事情で荷物が多かったのでとりあえず駅のコインロッカーに預け入れ、その隣の観光案内所的なところでこの写真の↓左下の掛川丸得パスポートを購入しました。

これが結構なかなかお得なパスポートで、花鳥園+α市内のどこか観光施設へ行きたい人は持っておくと便利です。大人2200円。
多分値段設定的にも「掛川花鳥園だけじゃなくて他にも見てほしいなぁーーー」って気持ちで作られたパスポートで、なんと有効期限が26年3月。1日限りのやつではないので、私のように一泊しても全然OK。
地図もついてるしちょっとした観光情報も載ってるし。良かったですよこれ。

 

ステマみたいな文章になってしまいましたがまあとにかくこいつを買って、初日午後は掛川のお城観光、の前に、腹ごしらえです。

ファニーファームさん。駅の北口を出て掛川城への道すがらにあります。お天気が良ければテラスで食べるのも良かったと思いますが流石に寒い。ので、ちょっと待ってから店内で頂くことに。

店内はカフェ兼雑貨屋という雰囲気がありますが、しっかりとランチもやられていまして、ランチセットにサラダビュッフェが付いているというのでそれを頼んでみたところ。

これがサラダビュッフェで最初に盛り付けていただいたサラダです。

……お腹いっぱいになる!これだけで!これにパンがあればもう終わりですよご飯!!

地場野菜を用いたというサラダビュッフェは自分で取るのではなく取ってもらうスタイル、なのはまぁ全然いいんですが、最初にいわゆるサラダのレタスの上に何を乗せるかをオーダーした後、ちょっとしたお惣菜みたいなのを少しずつですがプレートに一周もりつけられたのにはビビりました。
「全部乗せていいですね〜?」とは聞かれました。ええ。ちゃんと確認されたんですがその全部の量を把握してなかった。

いやしかし美味しかった。もりもり食べられてしまう。野菜をこれだけの種類食べられるのはビュッフェスタイルの醍醐味ですね。家だと野菜摂るようにに意識はしてもそんなに食材数を使わないからさ。

 

ちなみにこれで終わりではなくちゃんとメインはメインであります。

自分は台湾の鶏飯みたいなやつをオーダーしました。写真を撮り損なったのですが……サラダビュッフェがしっかりあったのでどんなメインが来るかと思ってましたがこちらは逆に比較的小盛りで、サラダを売りにしております!!っていう店でした。ザ・女性向けやね。
ビュッフェだからこれサラダお代わりできたんだなぁ……ちょっと入らなかったけどなぁ……でも出来たらしたかったなぁ。

最後のドリンクまで堪能しました。よかった。

 

勇気を持って外に出て、雨にも負けず風にも負けずまっすぐ歩いてくるとお城が見えてきます。掛川城

掛川ってゆるキャンの舞台になってるの……?

掛川城内はいくつか見どころスポットがあるのですが、まずはやはり天守閣からでしょうということでやってきました掛川城天守閣。結構登るよ!雨だとちょっと怖いよ!

掛川の城主というとやはりこの人になるのでしょうか。2006年の大河ドラマ功名が辻」の山内一豊。当時は大河を見る習慣がなくてタイトルしか知らないのですが………え2006年!?そろそろ20年!?

あとはまぁ、それよりも前、徳川家康今川義元の息子である氏真相手に包囲戦やった城とか。その当時はまだ天守とかなかったらしい。

その天守閣からの眺めではあるのですが……仕方ないな!!

 

掛川城天守は例によって戦災で……ではなく、幕末の東海地震で倒壊(シャレじゃないんですよ)してしまったため、今建っているのは再建です。なんでも日本初の木造復元天守とか。それはそれで、すでに価値あるものになってそうです。

 

続いてやってきたのが二ノ丸御殿。これは御殿からみた天守閣です。手前の木は桜でしょうか?3月の終わりにはなかなかの景色になりそうです。

御殿も先ほどの東海地震で倒壊していますがこちらはすぐに再建されていますので、江戸末期のものです。ギリ現役でも使われた建物。重文指定されています。

いわゆる書院造りというやつですね。当時の役所兼公邸なので、かなりの人数がここで働いていたはず。

 

これ↑煙を出すための天井に開いた穴というか窓なんですが、なぜかこんなところに家紋が彫ってあります。煙出し窓に……家紋…………?
これがあるということはこの部屋には囲炉裏があったはずなのですが、そこはもう埋められたのかなくなっていました。一個前の写真の鎧兜が展示してある部屋なんですよこれがあるの。あの鎧展示ケースのほぼ真上にこの穴があります。床、なんもないでしょ?

 

日本のお屋敷にある、建物に囲まれた中庭ともいえぬ程度の中庭に植えられた木、すき。

安政元年(例の東海地震)で大手門が壊れたのでなんたらかんたらと書いてある棟札。直しますって書いてあるのか直しましたって書いてあるのかわからねぇ。

 

お城の敷地内にある美術館。その名も二の丸美術館です。

この日は絵画の展示をやっていました。やわらかい日本画掛川出身の戦没画家の企画展です。
個人的には常設展の「江戸から明治のたばこ道具、印籠、刀装具、……」というほうが気になったのですが、企画展中は常設展がなくなってしまうタイプの美術館でして。まぁこの辺はタイミングなのでしゃーない。

 

疲れてきたので二ノ丸茶室にてお茶をいただきます。

お庭だけなら無料で見られますが中に入るなら有料。というか中に入れるのはお茶する人だけです。ここも丸得パスに含まれてるので実質タダってやつです。

茶室ですのでお抹茶もありつつ、新茶が煎茶でいただけたのでそっちにしました。営業時間終了間際なのもあって私しかお客がいなかったよ。

小さなポットにおかわりも入ってました。嬉しいですね。雨で冷えた体に温かい煎茶が沁みます。このお茶室は一般に開放されていて、お茶の先生が茶会を開くこともあるようです。

 

福知山でもこんなの見たな??

令和7年1月とあるのでこの間の1月ですね。ちなみにこの茶室での勝負も王将戦自体も藤井聡太が勝ったようです。両棋士が書いた色紙や扇子が飾ってありました。こういうのいつまで飾っておくんだろう。

 

空が少し明るくなって雨が止みそうな気配を見せつつ結局止まないどころか再度の土砂降りというへそ曲がり空模様の中、もう少しだけ外を歩きます。

 

大日本報徳社。お城の真隣にあります。この建物は大講堂と呼ばれているものです。
明治期の和洋折衷建築好きは行くべしですよ。この日はもう閉館してましたけどね。

パンフレットの写真と違って妙にこう、「ドヤ顔」感が薄いな?と思ったらあれだよ。正面の木が育ちすぎているんだよ。おかげで堂々とした正面の構えが正門側から見えなくなっている。ちょっと勿体無い気がする。

立派だけれどこれは一体何の建物だという話なんですが、当日中に入れなかったので後日ググったところ「報国運動の拠点として設立」ということらしく。

……ますますわからんね???

そもそも大日本報徳社ってなんぞ??

最初新聞社かなんかかと思ったんですが、どうも手前に座す二宮尊徳の教え?思想?を広く日本に広めようという社会運動がここ掛川を拠点にあったという話らしいのですが、それ自体はまあいいとして、そういう社会運動がこういう立派な講堂を建てるに至る経緯がよくわからんです。wikipediaによれば掛川農学社という学校が元々あったようなんですが……。

というか「大日本報徳社」、まだ現役で存在しています。

この世には色んな団体がある。

 

この辺りのお城の真隣エリアにはステンドグラス美術館なるものがあります。

ここはぜひ晴れている時に来たいですね。ステンドグラスなんて明かりを透かして見てなんぼでしょうから。

 

妙に立派な現代建物があるな?と思ったら図書館でした。しょっと洒落てて新しそうです。そしてここにも二宮尊徳。出身地というわけでもないので、これも大日本報徳社の影響なんでしょうか……?

大手門。地震で倒壊して、再建して、かと思ったら明治になってから燃えてしまい、再度再建したやつ……だった気がします。我が国の建造物らしい歴史を送ってますねこの子も。

 

でこの大手門の脇にあるのが、

駄菓子屋さんのすいのやさん。駄菓子屋さん……なのですが……

なぜかおでんが有名で。

店内そもそもさほど広くはないのですが、奥に八人くらい……?座れる小さなスペースがあって、おでんを売っています。来ている人たちは地元の人たちでもう知り合いっぽい雰囲気。ちょっと立ち寄ってちょっと飲み食いしておしゃべりして帰るためのお店なんでしょうね。

そんなだったので、お邪魔かなーと思ってそのままお店を出てきたんですが、ほぼ同時に出てきたひとりのお客さんに「ここ美味しいから!有名だから!食べてって!!」と言われ。

やっぱり気になってちょっとだけおでんを盛ってもらったのがこの写真です。

ええ、大変に美味しゅうございました。このくったくたに煮込まれて味がしみしみになったおでん、最高です。この団子みたいなのがたしか爆弾といって、中にうずらの卵が入っています。「汁が出てくるから火傷に気をつけて」と渡される時に声をかけられましたが、どんなもんだろうかとそのまま本当にちょっと齧ったら熱々のお汁が出てきて感動しました。確かに熱かったけど、めちゃうまです。

この出汁の粉がかかってるのが静岡おでんですよねー。

 

 

 

晴れてきました!!青空だ!!

 

日も傾いてきてそろそろちゃんと夜ご飯にしたいところ。
実は宿泊地が掛川じゃなくて一つ隣の菊川なので、まあ早めにご飯にして朝食だけ調達して宿行ってこの日は終わりかなーとこの日はもう終了モードへ向かいます。

 

掛川食道楽」といういかにも遠州のものを食べさせてもらえそうな居酒屋さんに入りました。

こいつは桜エビ。春のものということで桜エビとホタルイカ、アスパラガスが押されてましたね。あとは写真撮ったつもりでいたんですがなぜか撮ってなかった……頑張って思い出すと、静岡の黒いはんぺんと炭火焼き鳥を何本か。アスパラ串も頼みましたよ。アスパラベーコンはハズレがないです。

美味しゅうございました。

 

 

ということでこの日は菊川まで移動し、コンビニで明日の朝ごはんを買って終了。

何で菊川かというと宿探すのが遅くて……掛川は高いとこしかなくて……それだったら一駅移動したほうが安くて…………

 

翌日は花鳥園!

朝8時からオープンだそうなので、それだけ混むということですから、気合い入れていきましょう。

ペンギンすいすい運動学!

ペンギンは飛ぶように泳ぎ、

アザラシは呼吸を止めて潜り、

アホウドリは延々と滑空をし、

マグロやサメは大洋を回遊する。

 

彼らはなぜ潜水病なならないのか?

生き物にとって呼吸とは、水とはなにか。

鳥の羽ばたきの意味とは。

速く泳ぐために必要な要素とは。

一体どうやって、どうしたらそんなことが可能なのか。

いやその前に、本当のところは、動物たちはどこをどう移動しているのか。

 

生き物系の番組ではカメラが生息地に張り付いてその姿をカメラに収めるが、
どうしてもこのような形だと「定点観測」が基本になる。
人間の目で観測しようとすると陸上ですら動物の動きは容易に追えず、
ましてその自然な動きを「そっと見る」ような追いかけ回し方はない。

いわんや水棲生物をや。

いわんや、鳥類をや。

 

著者は動物たちに計器を取り付け、その行動を記録する「バイオロギング」の専門家だ。今は国立極地研究所、いわゆる極地研で働いている先生。

ペンギンが教えてくれた物理のはなし
渡辺佑基 著
河出文庫

 

大真面目な生物解説本ではなく、そもそもバイオロギングとは何か、どうやって発展してきたのか、研究対象はどんな生き物か、観測地はどのようなところなのか、研究生活、そしてもちろん研究からわかったこと、などが実に一般書らしく軽いフックから語られている。

 

計器を実際に取り付けねばならないので、計器開発や測定手順を練るのも大切な仕事だが、なんといってもフィールドワークの様子が面白い。
「バッタの人」の本を読んだ時も思ったけれど、フィールドワーカーのエッセイというか観測地生活はそれだけで読み応えがある。

バイタイリティの塊の人というべきか、思い立ったら即行動、その時の興味の向くままに、バイカル湖だろうが絶海の孤島だろうが赴いていって調査する。

元々はアザラシが専門だったようだけれど、ペンギンもサメもヒメウもやる。目の前にいる全てが研究対象と言わんばかりの活動量。

フィールドワーカーって本当に底抜けの体力とコミュ力がある。

 

共同研究者たちもみんなクセがある。

 

フランスチームの食へのこだわりはものすごい。
出てくるメニューがインフラ来てない無人島でやる調理じゃないと思うのだけれど、
日本人にとっての炊飯器みたいなもんなのだろう、多分。

 

一番印象に残っているのはボウガンでクジラの背中に計器を取り付ける女性研究者。

 

Q 「ボウガンなんてどこで手に入れるの?」

私(スポーツ用品の改造か?)

A 「武器屋」

 

武器屋………??マジもん……????

 

もちろんバイオロギングの発展史や、個別の研究の内容も面白い。

やはり電子デバイスの発達によって機器が小型化している恩恵がめちゃくちゃに大きい分野であることが確認できたし、
逆に電子化される前の調査方法には工夫の跡が見られて「なるほど考えたな……」と思わされる。
大事な機器がロストした時の絶望感たるや、読んでるこちらまで涙目になりそうだ。

イカルアザラシの泳法と体脂肪率についての話はこのロストのどきどきと鮮やかな研究結果の「やったー!」を同時に味わえてとてもいい話だった。
バイカル湖に住むマキータくん(くん?)にはご協力のお礼を申し上げたい。

 

また人間の生活圏に全く寄りつかないアカボウクジラには、その潜水能力もさることながらこの「人間がまだ全然補足してない」ところに凄みを感じた。

だってクジラだぞ。小さな魚や虫ならまだしも、クジラ。
大人なら7mはある。これがよくわからない。
そもそもどうやら基本的に潜っているらしい。こんなの生態聞いただけで面白い。

思えば地球は海の方が陸よりずっと広く、そして深い。

大きな生き物が人間が全然知らないところで暮らしていることだって、
考えてみればそりゃ、ある。

 

 

 

各章が読み切りになるように本が構成されていて、どこから読んでもいいようにできているのも読みやすさの一つ。

軽い語り口で読みやすいので、ぜひどうぞ。

 

日本海沿いをゆく、砂丘から天橋立まで 〜最終日5日目は福知山の街歩き

yamagishi-tea.hatenablog.com

 

↑思い出したように更新を再開した前回

そして昨日訪れたかのような調子で続きを書きますが、
いよいよ2023年「海の京都」旅行最終日です。

日本海沿いをゆくとは何なのかと言いたくなる内陸部。

まぁおまけ編みたいなもんですよ。
朝ごはんは例によってコンビニおにぎり。白バラコーヒーは売り切れていた。

快晴!

これで雨なら連日の疲れもあってしょげてますからね。
晴れるの大事ですよやはり。

 

福知山といえば、昨夜の夜ご飯のメニュー名然り、明智光秀です。

ここはその光秀が祀られている神社ですね。広い公園の一角にあるこぢんまりとした神社です。いい雰囲気だ。主祭神はウカノミタマなのですが。

敷地はさほど広くありませんが、朱塗りのしっかりした立派なお社が建てられていました。こうね、木漏れ日がね。いいですね。

明智光秀についてはまぁ今更説明も不要でしょう。良かったですよね麒麟が来るの主人公明智光秀。裏切り者ポジションなので、主人公として描かれる光秀は新鮮でした。

あとちょっと面白かったのが同じ敷地内にあるこれ↓

こちらもなかなかに立派な面構えをしたお社ですが、「堤防神社」と言います。
できたのは昭和59年、1984年。昭和も末期になって新しく神社が建立されるなんてことあるんだ?

隣に建っているこの白い看板が説明文なのですが、どうもこの感じだと福知山には「堤防愛護会」なるものがあり、そこが元々「治水事業の進展と堤防の愛護と感謝を訴え」るために「堤防まつり」なる神事を行なっていたそう。
で祭りを先にやっていたところ、そのシンボルとして後から神社を建てた……という流れらしいです。
堤防にお祈りしてたなら、御神体は堤防なんですかね。堤防神社ですからね。

 

福知山市には由良川という川が流れているのですが、暴れ川だったのですかねえ。
全国的に暴れ川ってあちこちありますが、治水をやった為政者ではなく堤防が神格化されてるパターンってよくあるんですかね?

 

公園の前の通りは丁寧に整備された広い道路。

歩道は石畳っぽいテイストにしてあるのが雰囲気作りにかっていて良い。

時間がまだ早いので……お店はやっていないのですが……
福知山城目指して歩いていきましょう。

突如として現れる祠。明らかに取り残されているというか、残してある感じがします。

ぐるっと回って見てみると、榎神社、というらしいです。

先ほど参拝した御霊神社は移築されたもので、旧御霊神社はここにあったそうで。大きな榎の樹があったらしく、それで榎神社。
榎の根元に洞があって、そこにかつて古狸が住んでいて、城下町の人々が化かされた話がたくさん残っているとかなんとか。

完全に移築せず少し残しておくの、いいですねぇ。

 

商店街。こちらもお店閉まってますが、何となく歩いてみたくなる商店街。

人気がない商店街ね、割と好きなんですよ。

照明が可愛い。
アーケードになってるタイプの商店街、大抵照明がちょっと可愛くて好きです。

しかしどの程度の商店街が開店前で、どれくらいが休みで、何割が閉店してもうやってないのかは、地元民じゃないとなーんもわからないんですねぇ。

お城につきました。

 

由良川のほとりにある城ですが、道路から天守閣まで結構登ります。急勾配です。

川が作った丘陵の上に造られた感。

 

築城は1579年。明治の時代になった時に取り壊されていますが、石垣は当時のものとか。日本の城、石垣だけ残りがち。崩すの大変なんでしょうか。

天守閣は戦後になってからの再建です。

ようやっと登り切った。結構しんどかったぜ……

天辺に鯱鉾が乗ってますね。

福知山城の石垣には、元石仏や元五輪塔といったところからの転用石がそこそこ使われています。
転用石って見かけるたびに「それいいのか?」「罰当たりでは?」なんて感想が湧きます。

 

銅門(あかがねもん)番所。二ノ丸への登城口。

こちらが天守の正面ですね。再建ですので、中は博物館です。

 

丘の上の天守の上となると見晴らしもなかなか。

 

明智光秀とは全然関係ないですが、どうもこの城で藤井聡太竜王戦を戦ったことがあるようで、残されていました。

こんなふうに会場跡が残るのだから、藤井聡太すごいですね。

ちなみに上がってここに座ることもできます。

元……何だったのかなあれは……

 

降りてきました。

隣の公園は何やら工事中。

川沿いを歩くことにします。

雰囲気のある洋館が現れます。いかにも明治期の構え。

旧松村家住宅。実際、明治末期から大正にかけて造られた邸宅です。松村組という当時の土建屋さんの初代社長が会社兼自宅として作ったとか。

 

庭やら茶室やらがあり、まさに邸宅と呼ぶべきお宅。

今は「音衛門」という洋菓子屋さんで、なんと先の洋館がカフェとして営業されています。入れるんですね。あとで入りましょう。

 

入ってきた洋館側は裏手で、表通りに面しているのはこのお店。

カフェのお庭、ウッドデッキみたいなのを新しく作っていて、やや浮いてはいましたがちゃんと整備してんだなあ…という印象です。

 

ではいざ洋館へ。ティータイムだ!

中では洋館と和風建築部分が繋がっています。

コーヒーカップは作家さんによる手作り一点もの。好きなカップを選ぶとそれで出してもらえます。割ったら弁償ですよ!

せっかくなのでお庭の見える席でいただくことにします。

お菓子はどれもこれももう迷うものばかりでしたが、丹波というと黒豆、そして栗……ということで、どちらも栗を使ったお菓子です。

そう、シュークリームにもごろっと栗が入っています。そしてガトーショコラにも。

ゴールデンウィークに旅先でいただく冷たいコーヒーと美味しいお菓子……

至福のひと時です。

 

お店の看板に栗マークを入れるだけのことはある。

おいしゅうございました。

 

裁判所。

流石に疲れたのでこのあたりから確かバスに乗って駅まで戻りました。

 

 

時刻はだいたいお昼すぎ。

旅ももう終わり、あとは電車で帰るだけ……ですが、お昼ご飯だけまだ残っています。

しかしさっきおやつを食べたので、大してペコペコというわけでもなく、どうしようか考えながらうろうろしているうちに時間がなくなりました。アホかな?

 

 

さらば福知山。

旅の終わりはいつだって寂しい。

 

 

京都経由で、新幹線に乗って帰りました。

 

おしまい!

 

 

完結させられて良かったぁぁぁぁ……これはくぅ疲……

ずっと喉に小骨が引っかかってたんですよ丸二年ぐらい。

途中で「元伊勢のこと調べたほうがいいんか……?」とか思い始めたのがいけなかった。欲張っちゃ駄目ですね、ほんとに。

日本海沿いをゆく、砂丘から天橋立まで 〜4日目午後の延長戦

 

yamagishi-tea.hatenablog.com

 

↑今旅のメインイベントその2、天橋立

 

さて4日目のお昼ご飯も終わり、どうすっかなーというところなんですが。
せっかく丹鉄路線に乗っているので、沿線でもう1スポットぐらい観光したじゃんってことで、行くことにしました。

 

 

 

元伊勢。

「あれ、さっき行ったじゃん」とか思わなくも無いのですが、どうも天照の大神というのは結構あっちこっち移動しているらしく。

大江山というと酒呑童子伝説が有名ですが、そこにも元伊勢神社があるので再度電車に乗り込み行ってみました。

 

のどかな駅ですねぇ(婉曲表現)

何もないなこの駅!!(直接表現)

大江山なんてあらゆる和風ファンタジーの定番スポット、もっと観光地化してるかと思いきや何だか畑と山。まぁ丹鉄さんも1時間に一本走ってるだけではあるのですが………もっと別のところが中心地とか?

 

案内板。鬼がえらくポップです。
内宮があるので外宮もあるのですが、離れていて手が回らないので今回は「天岩戸神社」と「内宮皇大神神社」に行くことにしました。
伊勢と同じでちゃんと回る人は三社参りをするのでしょうが、ご勘弁いただきましょう。

 

普通はメインどころの内宮から行くのでしょうが、特に何も考えていなかった私は「奥からいくかー」と天岩戸神社へ。まぁこれが……大失敗だったのですがそれは後ほど……

内宮と天岩戸神社への分岐。
正面の階段を登れば内宮、左へ折れれば天岩戸神社ですので階段登らず左折。

こういう山道をひたすら歩いて登っていくと……

ちょっとだけ降りるのに覚悟がいるような階段が出現しまして、ここを案内板通りに河辺へ下ると簡素な社務所にたどり着きます。
社務所……ではあるみたいなのですが誰もいないし使われている気配もありません。

↓の写真で左に見えてる奴ですね。川べりなので、スペースが狭くて全体が写せないのですが、一旦はここが神社さん。

河辺と書きましたが川面まではまだ結構距離があります。この上からの景色もなかなかのものですが。

んまぁ、降りられるわけです。

というか、神社本体はこれを降りた先にあります。

ここまで以上に色々不安な気持ちになる階段。何と言っても濡れているのが怖い。しかも誰もこない。全く人の訪れがないわけではなさそうだけれど、こんなとこで足滑らせたらいつ見つけてもらえるやらという感じの雰囲気です。

背中に背負っていたザックを社務所の横に下ろし、身軽にして慎重に慎重に降りていきます。朝から活動しているせいで実はすでに膝が痛い。

 

何とか無事降り立ちました。

いやいいですね……いい…………渓谷最高です。

 

で右上のアレが、何ていうんでしょうね、本体です。御神体とも違うしな。本殿かしら。わかりますか?大きな岩の上にあります。

岩の上に、あります。階段などありません。

鎖が見えますね?

そういうことです。

えー、ここまで来といて残念ではありますが、ここでギブアップしました。
めちゃくちゃ行きたかったのですが、結構膝が痛かったので、頑張って登ったとしても降りられなくなる可能性がそこそこあるなと判断。ギブアップです。
しかし正直めちゃくちゃ悔しいので、いつかリベンジしたいですね。

それにしてもいい沢だぁ……

下りたからには上る。これは世の常です。
膝を抱えながら、ゆっくりゆっくり、荷物を回収しつつ、復帰。

内宮を目指します。

ここで、痛恨のミス。

分岐まで戻らずとも山道の途中から内宮へ入れる道があったのですがそれを知らず、一旦下まで降りてきてしまいました。

そして内宮までは、そこそこ階段を登らねばなりません。
後に分かったことですが、内宮からだと天岩戸神社方向へ抜ける道がわかりやすいので内宮から行った方がよかったんですね(一敗)

膝も痛いのにこれは手痛い失敗でした。

ともあれ内宮です。

思った以上に広い。天岩戸神社が自然の中にあったのでこちらもそうなのかと思ったら、しっかりと神社然とした神社です。
あちこち手入れが行き届いているし、社務所もちゃんと人がいるし、ほかにも参拝者いるし。

……えなんで天岩戸神社人おらんかったの?
ここまできたら寄るでしょ?
偶然だったのか?

 

これ↑が先ほど書いた内宮から天岩戸神社へ続く道。わかりやすいでしょう?(笑

この抜け道の途中には遥拝所があります。
「日室ヶ岳遥拝所」です。

山そのものが御神体で、まさに山を拝む方向に向いてます。

いい山容ですねぇ……スキッとしたフォルムで。拝みたくなる気持ちもわかります。
見えてる斜面は禁足地になっているので、植生も貴重なものが残っているとか。
こっちが元々の神社というか拝むところとしてあって、後から皇大神神社ができたのかなぁ?

 

電車の時間もあるのでえっちらおっちらまた階段を下ります。

膝痛めてると正直下りがしんどくないですか………

参道の途中にこんなのがあります。
カタカナで書かれると大分俗っぽいですが、要するに石で叩くとカンカンといい音がする石です。鐘の鳴る石。
語呂合わななのかよくある昔のゲン担ぎなのか、一応金運アップのご利益もあるとかないとか……

 

あなたの酒呑童子はどこから?
私は……多分何らかの陰陽師系フィクションだと思うんですがもう思い出せないですね……

 

よろよろしながらもいい田舎道だあと歩いていたら思いっきり道を間違え、電車逃して1時間待ちぼうけ食らう羽目になりました。
言い訳するなら行きは案内板が出てるけど帰り道がわかりづらくてですね……

いやギリギリに動きすぎたのが良くない。時間には余裕を持って行動しましょう。

 

とまぁ、ハプニング続きではありましたが楽しかったです元伊勢。

特に天岩戸神社は驚きでした。ぜひ膝が生きている時に再訪したいですねぇ。

 

風を避けられる待合室があって本当によかった。

 

この日は福知山で終了です。

夕方のいい時間ですね。

泊まるのはビジネスホテルで、例によって素泊まりです。

 

しばらく体を休めたら、夜ご飯を食べに出ましょう。

 

とはいえほとんどリサーチしてなくて、空いているお店を探したら、
よそのホテルの一階に入っている食事処が利用できそうだったのでやってきました。

その名も「光秀ききょう膳」。福知山といえば明智光秀

光秀要素はわかりませんでしたが、どうやら大河ドラマ麒麟がくる」のときに考案されたメニューで、黒豆は丹波の黒豆。天ぷらになっている本しめじも丹波産。そして牡丹鍋です。

いいですね。観光客には嬉しい全部盛り。

一日の疲れもあって、大変美味しくいただきました。

 

 

さて最終日は福知山の街を散策します。

観光地化したいような、いまいちし切れないような、そんな街福知山。

日本海沿いをゆく、砂丘から天橋立まで 〜4日目午前、いよいよ天橋立

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↑3日目午後の城崎温泉

 

おはようございます。ホーホケキョの爆音で目を覚ましました。鶯ってあんな大きな声で鳴くんだ?というぐらい爆音でした。人生で初めてですよ鶯の目覚まし。レアな体験しました。障子のすぐ向こういたんですかね。

いいお宿でした…次はご飯付きで泊まりたい。

天気は晴れ。言うことないですね。

 

城崎温泉を去る前に、朝7時からやっている地蔵湯さんに朝風呂キメにきました。昨日回りきれなかったお風呂です。これでなんやかんや7つ中6つ回れたんじゃないですかね?かなり堪能できました。
どれが良かったと言われると……その……あまり泉質の違いとかわからなくて……お風呂場の雰囲気は鷺の湯が良かったです!!

 

本日の予定は天橋立。この旅2つ目のビッグイベントです。やはり「行こうと思ってたけど行き損ねた」という記憶はね…解消したくてうずうずしますね。

ルートは城崎温泉→豊岡→天橋立。豊岡からはJRから外れますので、一旦豊岡まで移動します。二駅です。

さらば城崎温泉。もう少し足を伸ばすと玄武洞という面白そうなスポットがあるみたいなので、次に来ることがあればそっちを観光したいですね。ミュージアムの写真を見ると恐竜がいるっぽいんですが。非常に気になる。

豊岡駅着。可愛いデザインの駅舎ですね。

乗り換えに少し時間がありますが、時間の余り方が中途半端だったので駅前のベンチでぼーっとしてました。足も痛いし(捻挫継続中)

ここから乗るのは京都丹後鉄道、略して丹鉄です。まぁその……

こういう感じです。これ右側が通常の丹鉄のホームで、左がJRですね。
後から気づきましたが、一旦外に出ずともこの建物の中を通って直接JRと乗り換えが可能でした。乗り換え口があったよ。
8:44発に乗りたいのですが窓口も券売機も8:30にならないと開かないストロングスタイルで少しドキドキしました。実際には駅員さんがテキパキと特急券を発行してくださったので難なく乗れました。まぁ天橋立行きのお客さん多いんでしょうねぇ。あまり豊岡から乗ってくる人もいな

乗ったのはこの左の青い子でした。高級感のある色ですね。特急列車だから?というのもよくわかりませんが、JR側のホームからの出発です。

ふかふかのお座席で嬉しい。さすが特急列車。時間の都合でこれに乗ることにしましたが正解ですね。足元も広々です。観光列車ほどではないのですが、内装も凝ってました。

今回の列車旅のお供はお団子。打吹公園だんごです。
これはずっと目をつけていた…というものではないのですが、鳥取駅のお土産屋さんを夜にぶらついていたら「本日分売り切れ」と出ていまして。

そんなこと言われたら気になるじゃないですか。

ということで次の日出発前に買ったのでした。お日持ち3日なのでセーフです。
この配色、愛媛の坊っちゃん団子を思い出しますね。坊っちゃん団子よりは少し小さいですが、食感がもちっとしています。坊っちゃん団子がほぼ餡子だともいう。上品な甘さで5本ぺろっといってしまいました。美味しかったです。

到着ーこちらは大きくはないですが観光地らしく和風な駅舎です。

駅から天橋立本体までは少し歩きます。
途中にある智恩寺と多宝塔は室町時代のものだとか。保存状態いいですねえ。重要文化財指定されています。

天橋立の目前にはお土産屋さんやレンタサイクル屋があります。せっかくなので歩くことにしました…が、後から振り返れば自転車が丁度よかったかもなと思います。そこそこ距離がある。

そしてこの赤い橋を渡ればいよいよ天橋立。小天橋という廻旋橋です。その名の通り船が通れるように90度回ります。

やってきたぜ天橋立!!お天気も最高でいうことなし!!!


この橋から松並木の終点までが2.6kmあります。前後を入れると歩道としてはも少し長い。お水持って歩きましょう。

いいですねーーー!!この松並木、そして砂浜ですよ。ここが日本で一番有名な砂州の上……!
駅側から歩くと右手が日本海へ開けた外海で、左手が天橋立によってほとんど閉じ込められている阿蘇海です。

途中には天橋立神社という神社と井戸があります。かつては磯清水と呼ばれていたそうです。右も左も海なのに真水が湧くんですね。地下水脈どうなってるんでしょう?
天橋立神社は昔は先ほどの智恩院と同じところにあり智恩院に属する神社だったらしいのですが、明治にここに移ったとか。本殿に祀られているのは豊受です。

 

天橋立の松、細くて長くて時々うねうねしてます。うねる木と比較的真っ直ぐ生えている木と何か違うのでしょうか。
中には名前がつけられている松もあるのですが、台風やら落雷やらで死んでしまった子もおり、少し悲しい気持ちになりました。仕方ないんですが…名前をつけるとやはり……
神社やら古くからの観光地ではあるあるではあります。

反対側まで到着。お疲れ様でした。

……とはいえ、ここから回れ右をするわけではありません。やはり天橋立は「上」から見ねば。
ガイドブックなどを見るとビュースポットはいくつかありますが、アクセスしやすく、「股覗き」で有名なのは傘松公園です。天橋立終点からさらに歩き、ケーブルカーで上がります。

 

ロープウェイ乗り場までの途中にある立派な神社が丹後国の一宮、元伊勢 籠神社です。「かごじんじゃ」ではなく、「このじんじゃ」と呼びます。
主祭神は彦火明命。ニニギの兄弟ですね。元伊勢というだけあって元々天照が祀られていたこともあるようなのですが、今のメインはホアカリ。

この狛犬ちゃんは重文です。下半身がどっしりしているのがポイント。

ケーブルカー乗り場にやってきました。麓駅は府中駅。ケーブルカー・リフトとあるようにケーブルカーだけではなくリフトで上がることもできます。そっちは帰りにしましょうね。

ケーブルカーって発車前なんか斜めですよね。

流石に大賑わいでしたが運良く列の先頭になることができて座れました。
窓からチラ見する景色に期待も高まります。

やりましたわーーーー!!!!

念願叶いました。これで日本三景コンプリートです。
景色も完璧じゃないですか。晴れてよかった。なるほど竜か……縁起がいいわね。

先ほどとは逆方向から見ていることになるので、右手側が内海です。海の中に細長ーく陸地があるのはなんとも不思議な気がします。

丁度観光船がすれ違おうとしてますね。帰りはアレに乗る予定です。チケットも観光船乗り場ですでに買ってあります。当初から乗る予定ではありましたが、ケーブルカーと合わせたセット券が安かったのでおすすめです。

そして股覗きして撮った写真がこちら。股の間から見るとより美しく見えるとか。イグノーベル賞かなんかになってませんでしたっけ。
いやまぁ、正直こういうものの審美眼は無い自信があるんですけど、ここへきたからにはやっとかないと。写真に意味があるかと言われると多分ないんですが……

ちょっと恥ずかしかったのが、これ撮る場所が決まってて、股覗きするときに乗る台が置いてあるんですよね。結構崖の際に置いてあって、逆にいうとそれ以外のところには柵があって股覗きをやるにはイマイチ。
つまりおそらく観光客の安全確保のための監視と交通整理も兼ねてるんだと思うんですが、そのせいでお立ち台じみていて、並んでる人にがっつり見られる…!!

ちなみに、これは2023年のGWの旅行記でして。

そのあと、ちょっとここで事故、というかまぁバカやった人がいるらしくて。

今では目立つ色の注意喚起の横断幕みたいなのが置いてあるそうですね。悲しいかな。
一度何か起こってしまうと管理側としても多分何もやらないわけにはいかなくなってしまうんでしょう。やめてねほんとに。

帰りはリフトにして正解でした。上りの時に使ったら山側を見ることになりますから。

 

お昼も過ぎてお腹空いてきたので黒ちくわ。

皮が分厚くてゴリゴリ魚の味がする。おいしいです。お昼ご飯は何にしようかなーなどと思いつつ、まだ行きたいこと路があるので観光を優先します。どのみちピークタイムはどこも混んでます。

 

地図を見つつほんとにこっちか?と不安になりながらも歩いてきたらちゃんとありました。伊勢神宮に内宮と外宮があるように、元伊勢の時代にも外宮がありまして、その元外宮、今は籠神社の奥宮、眞名井神社です。こちらはかつてと変わらず豊受が祀られています。

 

神様が天界から持ってきたとされる水が湧く真名井の井戸。最初は高千穂にあって、ここへきて、で今の外宮に遷されて行ったとかなんとか。

神社の奥は撮影禁止でした。
いわゆる御神体に当たるものが大きな岩なタイプの神社。大きな岩は磐座(いわくら)といい、拝殿の奥にあります。手前からは見えにくい。まぁあんまり見せるもんでも無いので……検索すると公式の写真が見られます。
岩や山そのものが御神体タイプの神社、結構好きです。山の中にありますし。こういう雰囲気たまらんです。

 

ぐるーっと回って帰ってきました天橋立北側入り口の観光船乗り場。先述したように、これに乗って戻るとしましょう。

出稿時間までお土産屋さんで時間を潰しつつ。

歩いて渡った松並木がよく見えます。結構歩き疲れてはいましたがついデッキに出たくなり、休憩するつもりがあまり休憩になりませんでした。これだから貧乏性は仕方ありません。

走る船のデッキは風が気持ちいいーー!

それにしてもカモメ多いな。
すれ違い観光船。上から見たのもそんな景色でした。

到着。満喫。

 

いい加減お腹が空いていたのですが、船着場近辺のお店はどこも長蛇の列だったので、「うーん」と思いながらも歩くうちに駅前まで戻ってきました。

 

かに弁当。これ、いいのでは?丹波で取れたかにっぽいし。ということでお弁当にすることにしました。

ノーマルご飯と酢飯とありましたがなんとなく寿司の方が高級っぽいという気分の問題と、そこそこに暑かったのでさっぱりした味の方が良いということで寿司弁当を購入。
駅のちょっとした広場にあるベンチに腰掛け、お昼ご飯タイムです。

シンプルイズベストなカニ寿司です。ガリ以外の付け合わせも一切なし。酢飯、蟹のほぐし身、以上。潔し。文句なく美味しかったです。

 

さて念願の天橋立観光が終わり、旅行のメインイベントは完了です。
午前中も終わってしまいましたが、今お昼ご飯でまだ宿に向かうには勿体無い。

ということで。

 

もうひと観光したいと思います。

 

いくぜ、大江山ーーー!(続)

 

 

日本海沿いをゆく、砂丘から天橋立まで 〜3日目午後は湯めぐり城崎温泉

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↑AM: 因幡の白兎

 

さて午後はまず城崎温泉へ向けての移動です。駅で買った飲むタイプの梨ゼリーをいただきつつまったり電車旅。鳥取といえば二十世紀梨です。

山陰の海岸は国立公園に指定されていて、時々開ける景色がなかなかに絶景です。車窓に向かって時々シャッターを切っていたら……唐突に向こうからも取られました。梨ゼリー咥えながらぼーっとしていたら急にこちらに向かってスマホを構えた人々がいたのでビビりました。
どうも「空の駅」として有名な駅だったようです。こちらは特急だったので通過してから「今のはなんぞ」と調べたのですが、餘部(あまるべ)駅という駅だったらしい。鉄道もいろんな売り出し方を考えるもんですね。

もしあなたの電車写真に梨ゼリーを咥えてボヤッとした人間が乗っていたら、それは私です。

 

驚きはありつつ城崎温泉に到着。

駅前の雰囲気が日光にちょっと近い。流石に観光地然としてます。

城崎温泉といえば、外湯です。温泉街をぶらつきながら7つある外湯を巡っていく湯めぐりスタイル。今回とったお宿も「少し安い分宿のお風呂には入れないというプラン」を提供しており、それを予約しましました。その代わり外湯に入れるチケット付き。
正直食事が出ないから安いはあっても風呂に入れないから安いというプランは見たことがないので、「そこでコストカットになるんだ……?」と首を傾げながら予約しました。湯めぐりチケットついてるんですよ?

 

ともあれいつも通りまずは荷物を置きに宿へ。チェックイン時間の前ですが荷物を預かってもらえることは確認済み。で、受付まで行ったら部屋の用意もできているということなのでお部屋に荷物を置かせてもらうことに。
さてお部屋は……

え……えと…………離れスタイル!!!??こんなの初めてなんですが!!??

部屋までの間に急な階段があることは予約画面に書いてあったのでそれはいいんですが、その肝心の部屋がこんなん感じとは予想してませんでした。プランだけじゃなくて宿情報までちゃんと見たら多分書いてあったんでしょう。
いやしかし、えっなにこれ非常にワクワクする!!

立派なお花が生けてあるし……例によって私素泊まりなんですけど何だか申し訳なくなってきた。これはお金出さないといけなかったやつでは……ケチってはならなかったんじゃ……

まぁそれで予約してしまったものは仕方ない。タオルの入った湯めぐりセットももらったので、早速出かけるとしましょう。宿で温泉マップと各外湯の混雑状況がわかるQRコードももらえました。すごい。これがなかなか便利でした。コロナ禍で導入したんですかね?コロナ終わっても使えるシステムです。

 

川と柳と温泉街。鉄板ですが絵になります。あと思ったより温泉街が広い。

温泉街のほぼ端っこにロープウェイがありますのでまずはそれに乗りに行きます。風呂はその後だ。

ロープウエイは山頂直通ではなく途中に温泉寺駅があります。そこにも寄ってみたかったので、チケットは3/4コースにしました。
こんなチケットがあるということは同じような行動する人が多いんでしょうね。登る方は…辛いからさ……!

城崎温泉が一望できます。
川のように、まさに小さな川に沿って作られた街が温泉街。その小川が流れ込んでいる右上に写っているのが円山川。左上にうっすら写っているのが日本海です。
……ちょっと不安になりますねこの「へばりついてる」感じ。山間の集落はどこもこうではあるのですが、こうして上から見ると「大雨が降ったら飲み込まれてしまう」気がしてしまいます。
それにしても大きな橋をかけてますねぇ。さっきGoogleMapで見たらまだ造ってました。この災害大国、橋なんか何本あってもいいですからね。

 

山頂駅には温泉寺の奥の院があったり、山頂カフェがあったり、かわらけ投げができたり、かに塚があったりします。城崎温泉といえばズワニガニ。海の恵みに感謝して豊漁を祈るための碑だとかなんとか。

 

温泉寺駅出てすぐにあるのが温泉寺です。思ったより目の前でびっくりした。

温泉寺は道智上人というお坊さんが開いたお寺で、城崎温泉という温泉自体が道智上人が修行していた地に湧いた温泉から始まっているそうな。本来拝観できるんですが、もう夕方で閉まってました。残念。

 

山道を歩いて下っていきます。下りでよかったです。結構距離があります。

下ってきたところにあるお寺も温泉寺の一部で、 薬師堂がここにあります。ロープウェイ沿いに、下から上まで温泉寺の建物があるんですね。

ロープウェイ後はいよいよ外湯めぐりに。
QRコードで読める混雑状況サイトを確認し、比較的空いていそうなところへ。短時間にお風呂出たり入ったりすると湯当たりするので流石に7つコンプは無理ですけれど、できるだけ入りたいよね。

外湯は普通の銭湯同様それぞれ入浴料を払って入ることもできますし、湯めぐりパスのようなものもあります。洗い場もあるところの方が多かったように思いますが、さして広くもないので、数が少ないところでは掛け湯ぐらいにしておいた方がいいのでは。

お風呂に入り、ぶらぶらして、を繰り返す幸せ。ここは極楽禅。禅寺です。枯山水系のお庭がきれいでした。

お宿の人に「宿の夜ご飯時間が空くのでおすすめ」と言われたのでどんどんいきます。風格漂う一の湯。2階に休憩所があります。

一旦宿に戻って休憩しつつ浴衣に着替えたり、肉まんを食べ歩きしたり、再度お風呂に向かったり。

なんというか、城崎温泉全体的に「きれい」だなという印象です。「温泉街」のレトロな雰囲気を残しつつ浴場も街並みも今風に改装している。少なくとも古い昔、そのままではなくて、手入れしつつ、観光客受けがいいようにもしつつで、頑張りを感じます。

こうやってライトアップしたり川辺にぼんぼりを吊るしたり……コンデジ君はもっと頑張れよ!!コンデジからしゃーないですね……


のんびりしていたらうっかり夜ご飯を食いっぱぐれそうになったので、慌てて空いていたお店に飛び込みました。洋食屋さんです。ワインバルみたいな雰囲気のお店でしたがメニューもしっかりご飯メニューがありましたのでそちらで。お酒飲むとお風呂は入れなくなりますし。

但馬牛の地ビール煮込み。豪勢ですわーーーー!地ビールの効果などは正直わかりませんが、美味しいお肉と美味しいパンでした。

最後に隣の柳湯さんでサパッとひとっ風呂。

流石に閉店間際というのもあって人いなかったですね。普通宿でのんびりタイムでしょうからね。

 

といったところで3日目終了。長かったね。

明日はいよいよ天橋立ですよー