本・雑誌

知られざる鉄の科学 - 鉄の科学ついてざっくりと見渡す本

梅雨が明けたと思ったらまた梅雨のような天気ですが、こちらもそろそろ明けそうですね。いよいよ本格的な夏が来る……!! さて鉄の本2冊目。 前回の、面白かったんですがやはりややマニアックなところがあり、一回立ち止まって基本的なところを抑えようと購入…

人はどのように鉄を作ってきたか - タイトル通りの徹頭徹尾とことん製鉄本

6月中に梅雨が明け猛暑の気配を見せておりますが皆様お元気ですか。七夕までに梅雨から抜けるって初めて聞いたんですけどもーー!! さて読書メモ、随分久しぶりですね。いつぶりかなーと思ってみてみたら2月ぶりですって。震えますね。読書会も終わって余裕…

レトリックと詭弁 - 「SNSで見たアレ」の正体

雪が降るとか降らないとか騒ぎになる日が例年より多い気がします。毎日寒いですね。でも桜は早めに咲くらしいですよ。 さて普段買わないジャンルの本であるにも関わらずこれを買った時の心境や状況が思い出せないのですが、結構長いこと積んであった本を消化…

ビールの科学 - ビール好きのビール好きによるビール好きのためのビール本

えーーーー ご無沙汰しております。オミクロン株が猛威を振るってますが生きてますか。旅行に行けず、結果一月何も書くことがなくて、当ブログにおける旅行コンテンツの比重の大きさを感じております。そのうち初詣にでも行きます。2月だけど。 さてそんな…

円周率πの世界 - 人はいかにして円周率を求めてきたか?

明日紅葉でも見にいくかーとリュックサックにコンビニご飯とお茶、デジカメ、念のためにカッパを詰め込んで目覚まし時計をセットした翌朝、寒くてベッドから抜け出せなかったのが今年の秋の思い出です。怠惰にも程があるんじゃないかと自分でも思います。 こ…

やわらかな遺伝子 - 「遺伝子は経験のメカニズムなのである」

布団を一段階冬に近づけました。 どうも。ぐっと季節が進みましたね。 さてこちらはかなり時間がかかったのですがなんとか読み通せた本。 やわらかな遺伝子 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 作者:マット・リドレー 早川書房 Amazon やわらかな遺伝子 マッ…

生物はなぜ死ぬのか - 寿命は何で決まるのかを総浚いする一冊

オリンピック開幕しましたね!! おそらく誰もやらないだろうと思っていた今回のオリンピック。タイミングも悪く東京緊急事態宣言という状況下で「やるの?ほんとにやるの??」と言いながらスキャンダル的なあれこれで直前までゴタゴタしつつ、何とか始まり…

時計じかけのオレンジ - 選択の自由意志か、それとも社会の安寧か?

来週からGWという状況において東京大阪京都兵庫に緊急事態宣言という展開となって参りましたがいかがお過ごしでしょうか? 「人と会って話がしたい」という欲求とバチバチに相性が良い新コロウイルスですので連休狙い撃ち宣言発出も致し方ないですね、などと…

数学にとって証明とはなにか - 懐かしの定理の証明鑑賞会

お天気荒れ気味の週末ですがいかがお過ごしでしょうか。 わたしはまだGWの旅行立てておりません。どーしよ。 さて読書感想文()も久しぶりですねー3月に読んでいた本が上下もので、まだ上巻しか読んでいなくて感想書けないのです。ということで一旦その上下本…

アシモフの科学者伝 - 科学者・技術者総勢30人にわたる伝記短編集

三寒四温ですね。 前回読んだのがアシモフの書いた化学史本で、個人的には「化学通史を読むならこっから入っとけ!」と言えるぐらいものすごくお勧めできる一冊でした。 この時アシモフの化学本って初めて読んだのですが、良いなと思ったので追いアシモフを…

化学の歴史 - 化学の発展を通史で知りたい方に

梅の花がチラチラと咲き始めましたね。 さて今回は正統派の化学史本。珍しく古本屋で買った本ですがなかなかにいい本だったのでご紹介。発売が2010年なのでまだ絶版ではないんじゃかな。 化学の歴史 (ちくま学芸文庫) 作者:アイザック・アシモフ 発売日: 201…

ペンローズのねじれた四次元 ー ペンローズの描く宇宙を覗き見る

自主規制なんて土台無理だったんですよ、というとことがわかりつつある昨今、みなさまいかがお過ごしですか? さて今回読んだのはまたもやブルーバックスから。 ペンローズのねじれた四次元〈増補新版〉 時空はいかにして生まれたのか (ブルーバックス) 作者…

時間は逆戻りするのか ー マクスウェルの悪魔の復活か?

ご無沙汰しました。そして知らない間にタグ機能なるものが出来ていました。みんな使ってるなら意味があるのですがどうなんでしょう普及率。 さてここしばらく感想書いてなかったですが、こんな本読んでました。Kindle版しかリンクを貼れないんですが紙も普通…

乱読のセレンディピティ ー 乱読は「おもしろい」!

台風10号、大きな台風でしたね。被害が小さいといいのですが。 さてあんまこういう自己啓発的な本読まないんですが、よく本屋に平積みしてあるので気になってはいた本を図書館で借りました。 乱読のセレンディピティ【文庫電子版】 (扶桑社BOOKS文庫) …

スパイのためのハンドブック − ジェームズ・ボンドに憧れるあなたへのスパイ入門書

長い梅雨が終わったと思ったら毎日毎日あっつい八月でしたね。そして、もう九月です。なんてこったい。 今回読んだ本は……まあちょっと異色といいますか…… 1982年初版、現在23刷のこいつ。 スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79) 作者:ウォルフガ…

現代暗号入門 ー 暗号化技術と突破技術の組んず解れつ殴り合い

梅雨明けてからこっちの暑さがひっどいの。 さて前回ブロックチェーンの応用と展望を語る本を読みましたが、やっぱりその技術の中身のが気になるなーってことで手に取った本。先にオチを言うなら、ブロックチェーンの内容についてはさほど触れられていなかっ…

BLOCKCHAIN REVOLUTION  ー ブロックチェーンのうたう理念

梅雨明けないですねぇ。 本来だったらオリンピック開幕だったはずの4連休、皆様いかが過ごされましたか。自分は大人しく引きこもっておりました。雨も降ったり止んだりでめちゃくちゃな天気でしたし。 それで、連休使って金の箔押しが目立つこんな本を読ん…

ブロックチェーン入門 - 社会はどう変わりうるのか?

越境移動が緩和(いや別に逮捕されてたわけではないのだが)されましたね。これはお盆あたりには普通に旅行するようになる流れでしょうか? 6月半ばに入り、日本列島は梅雨入りしましたいかがお過ごしですか。こちらスキを見て布団をせっせと干す日々です。 …

詭弁論理学 - なんだか会話がズレてるな、と感じた時に

緊急事態宣言解除、一旦はめでたいことですがもう2週間は籠ってた方が良いかと思います。既に感染者数再上昇の兆しが見えているので。 今回のご本はこちら。 詭弁論理学 改版 (中公新書) 作者:野崎昭弘 発売日: 2019/03/15 メディア: Kindle版 詭弁論理学 改…

ニューロマンサー - サイバーパンク小説の原点にして頂点

皆々様お元気ですか。緊急事態宣言解除されるところも出てきましたね。しかし油断せずに参りましょう。 さて今回の読書記録はこちら。 ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF) 発売日: 1986/07/01 メディア: 文庫 ニューロマンサー ウィリアム・ギブスン 黒丸尚…

高次元空間を見る方法 - 想像力を駆使して3次元の先に行け!

GWが終わってしまう……さみしい………結局積読消化で終わってしまいました。自分の引きこもり耐性の強さを再認識。まだまだ行けそう。 今回読んだのは前回の「時間は存在しない」にちょっとだけ話題が近い本。 高次元空間を見る方法 次元が増えるとどんな不思議…

時間は存在しない - この世界の基本方程式とわたしたち

Covid19のせいで 一切の予定がないGWが到来。だらだらしていれば過ぎてしまう気もしますので過去の旅行写真の整理でもしますかね。 こんばんは。国の緊急事態宣言発出からちょうど3週間。毎週末暇を持て余している割に、本も読み進まなかったなーという感じ…

幻覚の脳科学 見てしまう人びと ー「ただそこに物がないだけ」

48時間引きこもりチャレンジしてますか? この1週間で情勢がガラッと変わりましたね。 我らが知事から外出自粛要請があったので家でおとなしくしてます。概ねいつもと変わりませんが、今回の土日は「部屋から一歩も出ない」が目標です。 というわけで今月3…

世界史を変えた新素材 - 素材が広げた人間の可能性

荒れた机の上を、じっと見つめてみる。 大きなモニターのパソコン、に、追いやられて隅で小さくしているテレビ、百均の丈夫なマグカップ、いつも会社に持っていく水筒、ウエットティッシュと箱ティッシュ、これまた百均の鉛筆立てと薬入れ、そしてノート。 …

華氏451度 - 文芸の価値 vs. 幸せであることの価値

なんか世の中大変なことになってますねえ。集団心理怖い怖い。 さて今回はSFのど定番。割と薄い。 華氏451度〔新訳版〕 作者:レイ ブラッドベリ 発売日: 2014/07/28 メディア: Kindle版 華氏451度 レイ・ブラッドベリ 早川文庫 「この温度で書物の紙は引火し…

科学の方法 - 科学の仕草と作法、そして限界

如何にもこうにもてんてこ舞っている。 さて今回は科学随筆。NHKの教養大学講座にて行われた講義の速記録が元、であるらしく、文体が語り口調で書かれており読んでいて脳内で音声が再生しっぱなしでした。 ちょっと読むときに注意がいるのはこの新書の第1刷…

この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた - 大破局後、目指せ文明復興!

近所のケーキ屋さんでアップルパイフェアやっていた。幸せ。 さて今回は科学本。 この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた (河出文庫) 作者:ルイス・ダートネル 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/10/12 メディア: Kindle版 この世界が消えた…

ソラリスー地球外の「知性体」とのコンタクトは可能か?

関東はよりによって明日雪予報ですね。毎年センター試験の日というのは雪になりがちですが、この暖かさの中で狙ったように来なくても。 さて今回はごりごりのSF。後書き曰くポーランド語からの新訳。映画化もされてるらしいですね。 ソラリス (ハヤカワ文庫…

誰も信用できない中でデータだけは信用するために

ブロックチェーン 相互不信が実現する新しいセキュリティ (ブルーバックス) 作者:岡嶋 裕史 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/01/17 メディア: 新書 年末まで2週間と聞いてぞっとしてます。1週間ぐらい感覚とずれてます。 怖いなあ。 今回読んだ本は…

1度目の世界大戦はいかなる軌跡を辿ったか

第一次世界大戦史 - 諷刺画とともに見る指導者たち (中公新書) 作者: 飯倉章 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2016/03/24 メディア: 新書 この商品を含むブログ (5件) を見る JUGEMテーマ:自分が読んだ本 10月が終わる……だと……… こんばんは。 何だか…