松島や ああ温泉や ずんだ餅 〜宮城旅行3日目は土砂降りの鳴子

やっぱり終わらなかったじゃ無いか!!

短くまとめるテクニックが必要っすな……

 

さてGW旅行の3日目です。この日は雨予報が出ておりますが曇天スタート。

朝ごはんにコンビニおにぎりを食べたのち2日間お世話になったホテルを出発し、この日は鳴子温泉を目指します。そう、やはり旅の中に温泉は外せないのです。

                                                 

鳴子温泉までの路線図は大体こうなっています。古川まで新幹線という贅沢をしてもいいのですが、特に急いでもいないし在来線ですね。2時間ちょいです。
昨日いた松島海岸駅を再度通る……かと思いきや、実は路線が別という罠。昨日乗ったのは仙石線というやつですが、今日乗るのは東北本線だよ。途中ほとんど並走してる区間あるよ。

 

小牛田(こごた)で乗り換えまーしてー

陸羽東(りくうとう)線。雨降ってきちゃった……車窓の景色は帰り道に期待しましょう。

 

鳴子温泉駅へ到着。温泉の駅らしく足湯があります。

観光案内所でパンフレットと日帰り温泉の情報を手に入れ、ロッカーへ大きな荷物を預け、とりあえずお昼ご飯にすることにします。

 

駅前の洋食屋さんでナポリタンをいただく。3日目になるとそろそろこういうのが食べたくなってくるのです。お味噌汁が出てくるあたり町の洋食屋さんっぽくて良いですね。

ご飯を食べつつ観光案内所でもらったパンフレットを眺めつつ独り作戦会議を開始します。
事前にHPを見る限り、コロナもあるから日帰り温泉やってないとこもあるというのは把握しておりましたが、なんとGW中はほとんどのお宿が日帰りは閉めているとのことでした。
公衆浴場と大きいホテルはやっているようではありましたが、行きたかった義経ゆかりの湯などは宿泊者のみ。元々湯巡りをうたっている温泉だけにちょっと残念でした……が、やってないものは仕方ない。

温泉街散策と公衆浴場2つへプランを切り替えます。

鳴子温泉の名物といえば、

こけしです。こけしPRがすごい。至る所にこけしがいます。寸胴ではなく中央がスリムなのが鳴子こけし

雨強くなってきたねー

硫黄の匂いが漂ってくる中、お宿から登る湯煙を眺めつつ、温泉神社にやってきました。

温泉行くとその集落に一つはあるイメージありますよね温泉神社

別の看板には「ゆのかみのやしろ」とルビが振ってありました。本当にここら辺ではそう呼ばれているのかその看板だけなのかはよくわかりませんでしたが。

本殿そのものはさして大きくないのですが、よく整備された神社です。

駐車場の周りには桜の木が植えられていました。山の中ですが、さすがに八重桜の方もぼちぼち終わりなようです。晴れた日に見たかったなあ。

参拝後にやってきたのは1軒目の公衆浴場「滝乃湯」さん。

看板猫がお出迎えしてくれます。写真撮るタイミングを逸して後ろ姿しかなかった……

入場制限をしているので、券を買ってしばし待つ。
中は洗い場もない昔ながらの浴場に、濁りのある硫黄泉。雨の中を歩いて冷えた体が温まります。湯温調整のためか、上からお湯が落ちてくるのですがその様子がまた風情がある。極楽だ〜〜温泉はいいぞ〜〜〜〜〜〜〜〜

 

お湯から出たらまた散策開始。すごい、湯から出てもしばらく体がポカポカしている。

郵便局の前にあるポストもこけし柄でした。えっかわいい。手紙出したくなる。しかし切手も葉書も持っていないのでどうにもならない。おまけに日曜日だ!

 

温泉卵?食べたい!と寄っていったらなんと1パック単位での販売でした。流石にそんなにはいらないかな……いや奥に行ったらあったのかな? そういえば店先だけしか見なかったですね。

 

ぶらぶらしつつまた体が冷えてきたので2軒目へ。

桟敷湯さん。ここは2階の入り口です。こっから入っていいの?とやや不安になる入口をしています。やはり数人待っていたので順番待ちしつつ中へ。

滝乃湯は湯船だけでしたがここは洗い場のある浴場でした。天井が高く開放感があります。お湯が湯温調節のため3箇所に分かれて供給されていました。手前は熱く、奥へ流れていく間に冷めるんですね。熱いところからのみお湯の供給される湯船もあり、好きな湯温の方へ浸かれるようになっていました。

湯の花漂ういいお湯でした。幸せだよね。

小咄ですが、なんでもこのお風呂、早稲田の学生さんがボーリング実習していたら掘り当てたとか。だから「鳴子・早稲田桟敷湯」。そんなことあるんですね。

 

温泉の沸くところはよく地獄呼ばわりされます。景気良く湯煙が立ち上っている源泉から直接お湯が引かれた足湯。雨じゃなければ是非浸かりたかった。じっとしてると寒いねん……。

 

栗団子が美味しいと事前に聞いていたので買いに来ました。元々イートインもやっていたようなのですが、コロナのせいでしょうか、持ち帰りのみになっていました。暖かいうちに食べたかったですがお宿まで我慢です。

 

「たまご屋」さんで一服。席数はそんなにありませんが洋菓子屋さん兼カフェです。プリンと紅茶をいただきました。歩き回った後にはこういうものが欲しくなる。夜には団子も食べますがまあいいじゃないんですか。

 

そうしているうちに時間になりました。

実はこの日泊まるのは鳴子温泉ではなく、一駅戻ったところにある宿です。カフェは電車の時間調整の意味もあったのでした。

鳴子御殿湯駅。小さいですがなんとも趣ある駅舎です。
チェックイン時間が迫っているのでサクサク移動。

 

お世話になります勘七湯さん。

もともと鳴子温泉、というかこの路線沿いにある温泉どころ全体的に、元々は「湯治場」なんですよね。ここも本来はそういうお宿。
湯治をする人は自分で炊事などもするのでしょうが、一泊の旅行者のために食事付きプランもあります。

お部屋は至って普通の和室。トイレはついてますが手洗い場はありません。共用だよ。なんら問題ないね!

 

ご飯はお膳で部屋食でした。け、結構量がある……!お腹いっぱいになりました。魚が美味しかったですね。

ご飯の後は腹ごなしにお風呂へ。本日3度目のお風呂ですね。もちろん天然温泉です。

 

お茶を淹れて、栗団子をいただきつつ、大河ドラマを見ながらダラダラと過ごす夜。

光の当たり方のせいであんまり美味しそうに見えないかもしれないですけど美味しかったです!! みたらしに浸かる、ごろっと栗の入った甘じょっぱいお団子。緑茶が最高に合います。

 

旅、いいなあ。

 

 

次回、最終日。