間が空いてしまって申し訳ないです。いい加減完結させるんじゃ。
さて前回の戦場ヶ原散策はこちら↓。今回は3日目後半戦。
歩いて疲れたし、一方で気温は結構低くてじっとしてると寒くなってくるし……
そうだ、温泉に入ろう!
思い立って調べたらなんと中禅寺湖金谷ホテルが日帰り温泉をやっていることを発見。これは入るしかない。ご飯とどっちが先でもいい。
と。
まあ思いつきに対して前のめりになりすぎるのが私の悪い癖でして。
いざ金谷ホテルでバスを降りたところで「そういえば」と正気に戻り、確認したらなんとまだ日帰り温泉が開いていない時間です。えーバス降りてまったやーん。
仕方がないので先にお昼ご飯にします。金谷ホテルがやっているカフェらしきご飯屋さんがあったのでそちらに入ることに。
>>> お昼ご飯とボートハウス
日光のリゾートといえば金谷ホテル。東照宮の麓が一番有名どころでしょうが中禅寺湖にもあります。
金谷ホテルのご飯が食べられるということか?
で嬉々として入ってみると何とちょうど店内満席。テラス席しかないとのことでしたが外で食べるのは躊躇われる。気温以上に風が辛い。
躊躇っているとお姉さんが「テイクアウトにして向かいのボートハウスで召し上がっては?」と提案を受けましたのでその通りに。
カツサンドと紅茶のセットー。ホテルのサンドイッチなので飲み物と合わせるとちょっといい値段しましたねー。買ってみて分かったのですが、正ーーーー直テイクアクトでこの値段はやや損した気分になりますね……。
それともこのコーヒーハウス自体はそんなに素敵!となるような内装ではないので、やっぱりこのお値段はいいものを使ったための値段ということなのでしょうか。
普段のご飯のお値段くらいなら気にならないんですけどね。いい歳してあまり良いお食事に行ったことがないので適正かどうかがよくわからん。
もう少し食の経験を積むべきか……。
とはいえお昼ご飯をゲットしたので早速ボートハウスへ。ボートハウスとして現役で利用されているものではなくて、かつて中禅寺湖が外国人の別荘地だったときにあったものの再建です。資料館的な建物。
湖側から見るとこう。こうしてみると優雅な感じありますね。寒くてそれどころじゃなかったですけど。建物の中へ撤退。まあ建物の中も窓全開なので外気温と同じですけど、風を避けられるのでマシ。
建物は二階建てで、二階が道路沿い、一階が湖の高さ、浜辺です。ここにボートをしまっておいて、直接湖に出るんですね。ボートハウスって初めて入ったかもしれません。こうなってるんですねえ。
一通り見てまわってから一階のベンチでお昼ご飯にしました。あったかい紅茶が体に染みるぜ……1日目の日光観光からずっと言ってる気がする……ストールを持ってくるべきだったなー反省します。首元に一枚あると全然違いますからね。旅にはストール。
それでもちょいちょい薄着の方を見かけました。あと子供。子供、平気そうな顔で走り回ってる。寒さ耐性すごいな。
カツサンドは大変に美味しかったです。肉がちゃんとしっかり美味しい肉でした。がっついてしまった。あと挟んであるわけではなく添え物としてプチトマトついてました。かわいい。
ぼーっとしていたらいい時間になったのでホテルの温泉へ。「空風呂」という名前がつけられており、たしかに空がよく見える露天風呂がありました。ガイドブックによれば、夜晴れれば星空が綺麗とか。日帰りは夕方までなので、星空は宿泊者の特権です。泊まれる御身分になりたいな……
温泉のお湯は湯の花が浮く湯ではなく、全体的に白ーく濁ったお湯でした。宿でもちょっと思ったのですが、ひょっとして中禅寺温泉のお湯って青緑ががかっている……?それとも気のせい?綺麗な色をしているように見えました。
ともあれたっぷりとお湯を堪能し、午前に使った足をほぐすことができました。温泉開くの待ってよかったです。ナイス選択。
>>> 二荒山神社
疲れをとり体を温めたら移動。二荒山神社です。日光のそれと同じ神社。
二荒山、つまり男体山を祀る神社です。男体山の山頂には奥宮があり、さらにこの神社の境内としていろは坂や華厳の滝を含むときくと、徹底してるというか「ほんとにここらの山がまるまる本体なんだな」としみじみします。
ハイカーには有名ですが、この神社が男体山登山の入り口にもなっています。基本的にこの神社から登って降りてくる日帰りピストンコースですが、コースタイムで6時間とかなのでそれなりに登山経験のある人が装備を持って登山を目的に朝イチでこないと無理です。ふらっと観光では登れません。
アクセスの良さのせいなのか難易度がちょうどいいのか何度も登られる方いるようで、境内には登山回数の番付看板があり、登った回数のところへ自分の名札をかけられるようになっていました。100回登った猛者たちが居るのか……
旅の安全をお祈りしてお暇。
こうやってポンポンと短い時間感覚で途中下車できる程度にバスが走っているの、本当にありがたいですねえ。
一度中禅寺温泉バス停までもどり、ここからは歩いて移動することにします。目指すは立木観音という神社さん。先ほどとは違い、こっち方面はバスがあんまりなかったので歩いて行きます。
湖畔を歩いていると各国大使館の別邸なるものが並んでるエリアを通りかかった(中は見えない)のですが、今でも大使の方々が避暑に来られるんですかね。イタリア大使館の別邸は記念公演になっているようではありますが、そこまで歩くのはちょっと遠いな。
>>> 日光山中禅寺 立木観音
朱塗の門が出迎えてくれました、立木観音です。こちらも日光東照宮とご縁のあるお寺。日光山を開いた(あの)勝道上人が創建したそうです。
湖畔に建ってはいるのですが後ろがすぐ山で、お堂も急坂沿いに作られています。下から見上げた時「まさかあそこまで上がるのか!?」と思いましたがそのまさかでした。
堂内は撮影禁止なので写真はありませんが、御本尊の観音像は地面に生えた木からそのまま削り出されたものであるらしく、それゆえに「立木観音」と呼ばれているそうです。わかりやすい。
岩肌に直接掘られた仏像は割とよく見かける気もしますが、何を思って木から彫ることにしたのでしょうね。削る前から何となく仏像っぽいフォルムだったとか?
それから何と東照宮薬師堂で見た鳴き龍にそっくりな龍が天井に描かれているお堂がありました。曰く同じ作者だそうです。絵に関して何の知識もない私でも「なるほど道理で!」と思うくらいには同じタッチの龍でした。
二荒山神社が東照宮エリアにもある一方で東照宮のものと同じ作者の龍が飾ってあるところを見るに、中禅寺湖と東照宮エリアって昔から縁が深くひとまとまりだったんですね。人の足にしてみたら結構離れていると思うのですが、昔の人は健脚だなあ。
お暇したら休憩タイム。ココア。
>>> 中禅寺湖クルージング(5分)
いよいよ時間が押してきたので名残惜しいですが最後のイベント。芦ノ湖然り、高地の湖畔定番イベントといったらクルージングですが、まだ中禅寺湖では乗っておりませんでした。今回の旅では無理かなーと思っていたのですが、時間が合いそうだったのでちょっとだけ乗ることにしました。
立木観音の前からでて船の駅までの短いコースです。
天気わっるいなあ……(笑
朝の綺麗な湖は何処。いやむしろこっちが普通なのかもしれない。山だし、天気は変わりやすかろう。
船内、意外と広い。これはリゾートなクルーザーですなあ。遊覧船にしろ電車なんかにしろ、右側に座るか左側に座るかめちゃくちゃ悩んでしまいます。今回は湖側にしましたが、このルートは岸が見えた方が楽しかったかなあ。どうかな。
途中、歩いた時に横を通過してきた大使館とか見えました。道路側からだと結構しっかりと塀があって建物は見えなかったので、これはちょっと嬉しかったですね。
といったところで、中禅寺湖終了。
この日の夜は日光市街に宿をとっていたので、帰らねばなりません。最後にお土産を買いつつバス停へ向かい、中禅寺湖とさようならをしました。また来るよ。
バスに乗り、来た時とは違い第一いろは坂を通って日光の街へ。
何度見てもすごい坂ですねえ……うゐのおくやまけふこえて。
宿に行く前に夜ご飯。
JAPANESE RAMEN。旅の終盤ってだいたい食のノルマは達成されている一方でそろそろこういうのが食べたくなってくるんですねえ。
というわけで二幸さんの五目ラーメンです。いいですねえこのお玉。うどんやそばが出てきてもおかしくない食器ですがラーメンです。重さのあまりない、素朴な醤油ラーメンでした。具沢山で非常に満足度が高かったです。
ごちそうさまでした。
さてあとはお宿で寝るだけです。
今日のお宿はこちら。
そう、こういうのだよ一人旅の宿って!!!
いつもの感じで安心しましたわ!
こちらのホテル、ドミトリー的な大部屋と個室と両方あるところでした。流石に昨今のコロナの中で大部屋はちょっと怖いので個室を予約。浴場のあるお宿だったのでお風呂に入ってこの日は終了です。お疲れ様でした。
明日は最終日、寂しいですね。