日本海沿いをゆく、砂丘から天橋立まで 〜2日目・前編は砂の日

 

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美味しいラーメンを頂いた初日でした。

 

2日目から本格的に観光開始。この度一番の目的である砂丘と、その隣にある美術館に行きます。
天気は…曇ってますが回復基調です。雨が止んだのでヨシ!!

 

その前に、ホテルは素泊まりなので朝ごはんを買いにコンビニへ。

鳥取には大山という登山やる人の間では有名な山があるのですが、大山どりはそこで飼われてるんですかね?
白バラコーヒーは今回の旅の目的の一つ。ちょいちょい鳥取名物として耳にしていたのでずっと飲んでみたかったんです。
甘いけれどくどくはなくて美味しいコーヒー牛乳でした。各種サイズあり。プリンも売られています。

 

朝は曇ってるけどだんだん晴れてくる…という予報なので、先に美術館のほうに行くことにしました。足はバスです。巡回バスか路線バスかで所要時間は変わります。

砂の美術館、入場料800円。入館開始少し前に到着しましたが人が並び始めていました。

鳥取砂丘の砂と水だけで作った砂像が見られます。
どんな像か、出し物は定期的に変わりますが、この時のテーマはエジプト。

 

大きな一つの箱の中に作られた巨大な砂像!!それぞれエリアごとに作家が違います。
砂像の中の遊歩道を歩いていくシステムです。下の写真が今回のエジプト展の制作チーム。


砂像は迫力と繊細さを併せ持っていて、もちろんお触り厳禁ですが、ちょっと手を出そうという気になれない。
立体物ってすごいですね。ものによってはぐるっと360°見られる。

ピラミッドやスフィンクスのような元々像であるものを再現するのはまだやりやすそうなんですが、壁画のような2Dのものを立体にするのすごく大変ろうと思います。
何せ客が歩いて動くので………

 

手前の石、奥の布、すごいですよね。全部砂と水。接着剤なし。よく作るもんです……

ウォーターカーテンみたいな音がしてたんですが、湿度管理用ですかね?
乾いたら崩れてきてしまうので、おそらく非常に気を使っているのだと想像します。

これ会期終わったら壊してしまうのかーー!!その現場を見たいような、見たくないよな、いや見たい。トランプタワー崩す時の快感に近いものがありそう。

みんな大好きバステト神。

展示室は基本的にこの1階部分ですが、2階にはこれまでのテーマと作品の紹介とか、苦労話とか、お土産屋さんとかがありました。

 

屋外展示も少し。
流石に大きいものは上には雨よけはあったけど、風は普通に当たるし削れていくんでしょうか。風化していく展示?

いや、かなり良かったです。評判は聞いてたけどぜひ行ってほしい。

 

たっぷり堪能したら続いて砂丘へ。

「入口ってどこだろ……」としばらく歩いていくと上がっていけそうなところを見つけたのでリフト横から上がっていくことに。
このリフトは後で乗ります。

砂丘だーーーー!!ラクダおるーーーーー!!!

 

端から端まで歩くのはちょっと時間がないので、王道コースを行くことにします。

「馬の背」と呼ばれる第二砂丘列へ。みんな歩いていく方ですね。

鳥取砂丘は不毛な砂漠ではなくむしろ緑化問題に悩まされているような場所でして、馬の背の手前にも湿地と言ってもいいような「オアシス」があります。
秋の終わりから春にかけてはもっと水が溜まって池になるとかなんとか。
ハマヒルガオが有名な一方で特に外来種による草原化が早いらしく、除草が間に合わなければ緑に呑まれます。砂丘もそのうち見られなくなるかもしれませんねぇ………

 

急勾配を登って馬の背の上へ。

 

 

いや

 

風つよっっっっ

 

昨日の嵐が尾を引いて、恐ろしく強風です。
馬の背の向こう側はすぐ日本海ですが、

ご覧くださいこの白波を……実際にはろくに海側を向いていられないぐらいの強風が海から陸に向かって吹き付けています。てっぺんに上がるまでは背が防風壁になっていたようですが、登った途端に叩きつける強風、そして、砂。いたいいたい。びしびしする。
他の方々もみんな強風に背を向けて陸側を向いてました。

あの人たちよく海辺まで降りたな……いや砂が来ないだけ海辺のがマシなのか?
まず降りるのが大変そうではあるのですけど。

それにしても思ったより広いですねー時間があっても端まで歩くのは骨が折れそうです。足元も砂だしなあ。

風が強いので足跡はどんどん消えてさざ波のような風紋ができます。朝一が綺麗なんだとか。

 

ビジターセンターの外にはこのように足洗い場があります。さすがによくわかっておられる。ありがたい。どうしても靴の中に入りますからね。

ビジターセンターのなかでは鳥取砂丘の成り立ちの解説が見られます。
防砂林張り巡らすのが結構大変で一度作った防砂林が枯れたこともあったそう。この日ほどの強風でなくとも飛んでくる砂を何とかしないと住んでる人は大変なのでメンテナンスをやめるわけにもいかず、ほんの数年前に防砂林を再造成しています。

リフトに乗ってお土産屋さん兼展望台にきましたが正直ちょっとイマイチな眺め。砂丘まで遠いというか、高さがない?展望台より下りのリフトの方が近さという意味ではいい感じでした。すぐ見えなくなってしまうけど。

 

ここらでお昼になったので、ご飯を食べることに。

観光地の定番ではありますが海鮮丼屋さんにはいりまして、

もさエビ丼です。猛者エビと書きます。初めて知りました。曰く、鮮度の劣化が早いので「地元でしか味わえない幻のエビ」らしいです。
身もプリプリで甘くて美味しかったですが、個人的には揚げてある頭がついてきているのがアクセントになっていて嬉しかった。あんまりないですよこのタイプ。手間がかかってる。

 

 

と言ったところで初日の午前終了。

すでにかなり盛り沢山な内容ですが、午後は……より海辺に行きますか。遊覧船に乗るぞー!

 

後編へつづく。