2017年九州の旅その4〜清水溢れる新緑の渓谷と神様会議

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PCやり過ぎで目がしばしばする。

これだから報告会前は嫌いだ。

 

 

さてさて九州旅行が高千穂編。

昨夜は神楽を見ましたが、

今日は朝から歩きます。

高千穂といえば高千穂峡

ボートに乗って滝の真下まで行けることで有名で、

GWはなんと朝7時から営業とのこと。

これは混みそうだ、ということで

朝7時すぎにお宿を出発。

今日は荷物をコインロッカーに預けます。

さすがに肌寒い気温。

 

 

前日は暗くてよくわからなかった高千穂神社

改めてお参りをしたあとは歩いて高千穂峡まで向かいます。

ちょっと遠回りもして遊歩道をぐるぐる歩きます。

 

 

がくんと川だけ落ち込んでる地形なんですよねえ。

 

 

うわさのチョウザメ

本当にいた………

もちろん渓谷内の川ではなくほとりにある池にいらっしゃいます。

 

高千穂峡ボート乗り場8時過ぎ着。

直接行けば多分30分かからず高千穂峡です。

整理券を受け取ると15分待ちとのこと。

大したことなかった。

ビビりすぎたか。

 

団子を食べつつ写真を撮りつつ待っていると呼ばれました。

まあ一人で乗ろうとする奴なんて私ぐらいなんですがね!

ボート乗り場の方に「漕ぎ方わかる?」って心配されました。

最後に漕いだの何年ぶりかわかりませんが、大丈夫。多分。

 

ギッコギッコと漕ぎ出し。

 

  

 

 

真名井の滝。

すぐそばまで行けます。

飛んでくるしぶきで軽く濡れるぐらいまで近寄りました。

ちょっとしたアトラクション気分です。

真夏に来たら本当に涼しいでしょうねえ。

次乗る人ごめん。

ただ救命胴着が濡れると膨らむやつなので

びしょ濡れになるのは何重にかやめといた方がいいと思います。

 

写真撮ったり漕いだりで忙しいのなんの(独りだからな!)

漕げるスペースとしてはそんなに広くないのですが

あっという間に30分。

無事転覆することなく帰還しました。

いやあ楽しかったです。

上の方で木の葉が生い茂ってるのもあってやや暗がりで、

それがまたなんともいい雰囲気でした。

 

真名井の滝が一番有名な高千穂峡ですが、

もう渓谷全体、あちこちの岩肌から水が流れ出てるんですよね。

  

 

本当に瑞々しいという言葉がぴったりの場所でした。

 

さてボートが終わった時点で9時でした。

ここで待ち時間が30分に伸びていることを確認。

それを見ている間にも続々と人や車がやってきます。

 

遊歩道を歩いて戻ると、

離れた先の駐車場では1時間待ちと案内してました。

この間20分。

……人の動く時間は一緒なのだなあ。

 

想像していたよりも早く高千穂のバスセンターに戻ってきてしまい、

次まで時間が余りましたので、

大体歩いてこちらは10分ほどで、

 

 

槵觸(くしふる)神社まで行ってまいりました。

読めねえよ。どっちも知らん字や。

静かで雰囲気のいいところ。

もともとは天孫降臨の地として峰全体が御神体だったようですが、

元禄の時代に神社が建てられた模様。

ニニギなどが祀られております。

境内では、取材でしょうか、

相撲をやっている方とそれを写しているTVカメラが来ていました。

 

朝とは違って大分気温が上がってきたので、

バスセンター前のまちなか案内所で休憩。

アイスコーヒーを飲みながら、

エリア回遊バスと延岡に戻るバスとその先の電車の時刻表を突き合わせ、

昼から先のスケジュールを確認しながら時間を潰します。

ちょうどよく時間が取れて良かったです。

アイスコーヒー安かったし。

ちょっとした休憩にはとても良かったまちなか案内所。

 

さてここから向かうのは「天岩戸神社」。

高千穂の必見スポットではありますが、

ちょっと徒歩で行くのは無理ゲーという距離。

普通なら止むを得ずタクシーかというところです。

 

が。

 

土日祝のみ走っているというバスがある!

 

これが先ほど書いたエリア回遊バスで、

高千穂峡〜バスセンター〜天岩戸神社をつないでいる

私みたいなのにとっては大変ありがたい、割と最近できた路線。

宮崎交通万歳。

600円1日乗り放題というパスポートが販売されています。

しかしなにせそんなに本数がないので乗車を検討される方はご注意を。

 

こいつに乗り込み天岩戸神社へ。

 

「天岩戸伝説」の、天岩戸神社です。

 

あの、アマテラスが引きこもったという洞窟が御神体

神社関係者も入れないという聖域。

は、谷の対岸にあり、

反対側からお参りすることになります。

基本的には見えないのですが、

社務所に声をかけると宮司さん(か?)が見えるところまで案内してくださります。

 

これは行かない手はあるまい。

 

何人か集まってからの出発ですが、

解説を聞きながらだとまた思うことも色々と。

 

元人間を亡くなってから神様と祀る習慣がある時にできたとか。

アマテラスのモデルになった人はきっと居たとか。

もともとはどこかの集落のご先祖様であったものを

他のひとが神様視したとか。

 

きっとくっ付いたり離れたり混ざったりで

神話ってのは変化していくんでしょうね。

古事記になる前のお話があったはずで、

神話というよりは伝承に近いものなのかもしれませんが、

「日向(ひむか)神話」と呼ばれるものがあるようです。

アマテラスのモデルという話はハッとした……

そうかそういう可能性もあるのか……

 

さすがに撮影禁止でしたが、

結構大きい洞窟(っていうかだんだん崩れて上に広がっているらしい)でした。

(聖域ってこともあるけれど、単純に入ったら危ないだろうなあそこ)

 

ここまできたらもう一つ。

 

アマテラスが引きこもった時に、

神々が集まって「どうするかなー」と会議したという川辺の洞窟あります。

天安河原。こちらは誰でも自由に入れます。

 

 

こええよ。

 

いや、どうやら石を積むと願いが叶うとか

そんな言い伝えがあるらしいのですが。

 

みんな積みすぎな。

 

そしてもう積む石もないので

自分の石を積むためには人の石をry

 

やめておきましょう。

しかし神域やら御神体にも謂れがあり

神様にもモデルがいたとすると、

ここはなんのための場所だったんですかねえ。

本当に会議とかしてたんでしょうか。

 

河原というだけあってここも谷です。

渓谷というよりは、こちらは沢ですね。

 

なぜだかはよくわからなかったのですが、

天岩戸神社は谷のあっちとこっちの2つあり、

向こう側もお参りしました。

 

宮司さんに聞けば良かったかな。

 

歩き回っていたらお昼も過ぎていたので、ここらでご飯。

天岩戸神社近辺には食事処もいくつかあります。

ちょっと洒落たカフェっぽいところもありましたよ。

私は、がっつり丼ものをいただきました。

 

お腹も満たされたところで、

高千穂とはお別れです。

楽しかった………!

行きたかった神社も行けたし、

新緑鮮やかな渓谷も見られたし、

大満足の高千穂でした。

 

人生でまた来ることあるかなあ……

あったら霧の出る頃に、国見ヶ丘の方まで行ってみたいですね。

 

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再びバスまたバス、

そして延岡から電車に乗り、

この日は宮崎市泊りです。

街中ビジネスホテル。

 

洗濯をしつつ、

宮崎名物の焼き鳥を食べ、

この日は終了。

大浴場がないホテルだったので、

銭湯にでも行こうかと思ったんですが、

電池切れました。

 

美味しかった………よく歩いた……おやすみなさい。