ただの散歩

 

 

冬季五輪が始まりましたね。

平昌めちゃくちゃ寒そう。

 

こんばんは。

祭りは楽しむべしというのが信条なので、

時間が合えば見たいと思ってます。

時差もないしね。

 

さて予定が早く終わったのでぽかっと空いた時間で

金沢文庫を訪れました。

元々は「かねさわ」だったらしいのですが

現在の読みは「かなざわ」で良い模様。

石川の県庁所在地とかぶりますが、

まあ場所が全然違うので間違えることもないでしょう。

 

そもそも金沢文庫とは。

 

鎌倉幕府の重鎮、北条実時が集めた本を

まとめて保管しておいた当時の図書館がはじまりであるらしいです。

実時ってすごく聞いたことがある気がするのですが、

執権だったわけではないんですよね。

どこで聞いたんだか全く思い出せない……気のせいか……?

高校時代のおぼろげな記憶が引っかかってるのか?

そもそもこの地区にいたのは「金沢北条氏」で、

本家本元とは分かれてるんです。

政治史のなかで…出てきたかなぁ………

 

この実時以降集め続けられた蔵書も、

幕府が衰退し滅びるに伴って散逸してしまいます。

あるところまでは真隣にある称名寺(菩提寺にあたる)が管理していたのですが、

その称名寺も歴史の中で埋もれていってしまいます。

 

現在の金沢文庫は復興されたもので、

博物館兼図書館となっています。

 

博物館の方にあるのが称名寺にあるご本尊の複製。

結構でっかいです。

そして髪が緑色。

なんで緑なんでしょうか。

ちょっとこちら側に向かって踏み出してるポーズをしてます。

北条氏歴代の肖像画もありました。国宝です。

教科書で見たことある風。

 

企画展がやれるスペースもあり、

丁度「運慶」という企画展をしていました。

 

図書館の蔵書は日本史ガン振りです。

漫画「日本の歴史」とか二十年振りくらいに見た。

その他の文芸や科学は一切置いてません。

世界史もありません。

ちょっと科学っぽいのは「天文」くらいかな。

でも昔の暦についてだからやっぱり歴史です。

ちょっと見ただけでもかなりマニアックなのでは?という本が置いてあります。

私が知らないだけである可能性もありますが。

スペースは広くはないですが

好きな人には堪らないであろう品揃え。

 

称名寺のほうもちらっと散歩しました。

正式名称は金沢山称名寺

こちらはかなざわでもかねさわでもなく「きんたくさん」です。

ややこい。

本は散逸してしまいましたが、

お寺は江戸時代になって復興されたらしいです。

 

門をくぐると大きな池があり、

ここを渡るように2つの橋がかけられていて、

更にその向こうが金堂です。

金堂の中にあのご本尊がいるわけで……

これ絶対極楽浄土に行くイメージだ。

お迎えがくるイメージだ。

 

天気も良く、池に写り込んだ後ろの山が綺麗でした。

地図を見るとこの後ろの山まで称名寺の敷地になるみたいです。

とても良い山歩き散歩が出来そうな感じでした。

見た目以上に広いんですねぇ。

 

池ではカモが何羽も泳いでました。

というかひっきりになしに首を池の中に突っ込んで餌探してました。

餌の少ない時期でしょうからカモも大変です。

私も寒いのは苦手です。今年寒すぎます。

早く暖かくなってほしいです。

 

 

そういえば、梅の花が咲き始めていました。

もう一息ですね。