変わりやすいものの例えは

 

紅茶を飲むとねれなくなる気がする。

 

どうもこんばんは。

ぼちぼちGWですが皆さま予定は立ちましたでしょうか。

まあ近づいたとは言ってもまだ天気などは分からないので

アウトドアの予定は立てにくいかと思います。

 

最近は「ゲリラ豪雨」の予報精度もだいぶ上がってきましたが、

そうはいっても空というのは秋に限らず移ろいやすいものです。

 

ということでこんなのを。

 

雲を愛する技術

荒木健太郎

光文社新書

 

雲学者の荒木健太郎氏が書いた雲の解説書。

写真が豊富で、これだけでも価値があります。

写真めちゃくちゃ綺麗です。

当然レアな雲も載っています。

更に始めのページにQRコードが付いていて、

スマホからアクセスするとYouTubeに飛び、

著者本人直々の解説動画が見られます。

なんてこったい。

変化する雲、動く渦が見られるのは動画ならではの面白さです。

 

雲の名称からその発生メカニズム、

それぞれどんな時に見られるか、

雲に限らない虹や夕焼けやハロといった気象現象の説明が ゆるーいイラストと共に語られます。

顔が描かれた「暖気」「冷気」「パーセルくん」が登場します。

ノリが絶妙にゆるい。脱力系。

 

「雲を愛する『技術』」は「知っていれば空はもっと面白いよ!」という意味で、

技術を持たねば雲を愛することができないということではありません。

ただ空を眺め雲を愛でる。

変な形の雲を見て思わず写真を撮る。

どうなってるんだろう、なんて考える。

 

そしてあの中に入りたいなーなんて妄想する。

 

著者は雲の種類を解説している章で

しょっちゅう「入りたい」「中で呼吸したい」と言います。

バッタの人といい、

その、

「理科第二分野」好きってこういう人が多いんですかね。

愛でる対象に埋もれたいっていう。

 

全身で雲を感じたい。

 

そんな雲愛に溢れた著者による雲語り、

ぜひ買って写真を眺めて、

そして空を見上げてみてください。

 

 

 

それにしても

ベンゼンにまみれたい」とか「トルエンを吸いたい」とか言ったら

多重の意味でやべー奴にしかならない化学の哀しさよ……

 

 

 

(レビューうまく出てるかな。

結構な確率で商品が表示されないんですよね。

早く直して欲しいね)