四国ぐるり一周の旅:1日目はしゅらしゅしゅしゅー

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旅人の朝は早い(当社比)

 

ということで予定通り朝うどんをキメます。

朝6時からやってるうどん屋ってすごいと思いつつ大をいただく。

お出汁が優しい味で美味しかったけどやはり朝から大は多かった。

食べきったけども苦しい。

いやメニューが小・大・特大という並びなのって普通なのです?

この並びなら大が中かと思うやん!?

それともあれやっぱり中サイズで私の胃が受け入れられなかっただけか。

 

膨れた胃をかかえつつ琴電へ移動。

この辺り、海がすぐそばなので潮の香りがものすごい。

存外肌寒い朝です。

 

 

JRでもいけるんですが折角なので琴電に乗車しました。

ちょっと安いのです。

目的地は金刀比羅宮こんぴらさんです。

 

琴電琴平からお土産屋が左右に並ぶ階段をひたすら登っていきます。

この延々続く石段結構有名で「100段目」とか道々に書いてあります。

御本宮まで785段。

奥社までいくと1300段オーバーらしいのですが、

昨年の台風の影響で道が閉ざされており今は立ち入り禁止になってます。

まだ朝早いとあっていまいちシャッター街ですが

人が少ないのはとてもいいですね。

爽やかな空気の中登る、登る、登る。

 

途中の表書院で円山応挙のふすま絵を見ました。

なかなか好きな感じでした。

ガン飛ばしてるトラが完全に猫。

奥書院には伊藤若冲の絵もあるらしいのですが

通常は公開していないそうで、残念。

 

新緑美しいなか表書院からさらにどんどんと登っていけば、御本宮に到着。

朝だし初日なんでまだ元気ですね。

 

 

ここの御祭神は大物主と崇徳天皇

大物主神大国主神の和御魂だとか。

しかし出雲の大国主は「縁結び」として有名な一方

どういう経緯か金刀羅宮の大物主神は海運の守り神です。

瀬戸内を山の上から見守ってきた神様。

船を持つ人々が奉納した船の絵が飾られています。

絵馬も馬ではなく船のイラスト。

お座敷遊びで有名な金比羅船々(こんぴらふねふね)という歌もあります。

船神様なんですね。

この辺明治の廃仏毀釈もあって経緯が複雑そう。

ここからの眺め、上がってきただけあってなかなかです。

 

 

旭社などを回りつつ下ってこればお店も開いて賑やかな感じ。

ついあれこれと食べ歩きをしてしまいます。

学生さんが沢山。

遠足?修学旅行?そういう時期なのでしょうね。

 

途中で横に入り「金毘羅大芝居」へ。

江戸時代にできた国の重文ですが、現役の歌舞伎舞台でもあります。

ついこの4月に歌舞伎公演をやっていたようです。

500円払えば入れるのですが、面白いです。

写真も撮り放題。

係のおじいさんが色々とガイドしてくれるのがいい。

 

 

ちゃんと客席に傾斜がかかっていて、前の方が低いんです。

客席には1マスに4人入ったとか。

狭いな。

元々別の場所にあった芝居小屋だったのですが

舞台そのものが廃れていく流れで映画館になったりつつも廃館。

朽ちていくままになっていた建物だったのですが、

「これは残すべきた!」と言った外国人がいまして、

現在の位置に移築して保存が決定しました。

あるTVの撮影がきっかけでやってきた歌舞伎役者が

「いい舞台だ」と気に入ったことによって昭和60年に舞台が復活。

今に至るそうです。

舞台の下なども見られますので金刀比羅参りの際はぜひ。

 

さて食べ歩きをしていたらお腹もいい感じだったので

特に昼食は取らず徳島方面へ向けて移動。

ここからJR。

 

徳島の途中で下車して一番札所へ。

 

「四国一周してきた!」というと「お遍路?」とまず間違いなく聞かれるわけですが、

このお遍路さんのスタートである一番札所だけちょっと行ってきました。

元々予定にはなかったのですがまあ途中だし。

 

 

写真が斜め。

一番札所、その名も「霊山寺」。

順番通りに回る人にはここが起点になります。

全行程1460kmあるらしい。

このお寺の前にはお遍路グッズが売られています。

ちょうどこの写真のマネキンが着ているやつです。

フルセットで着ている人はそう居ませんが、

傘だけどか上着だけとか、

「ああお遍路中なんだな」という人は旅行中しょっちゅう見ます。

お遍路ではありませんが、

旅の安全をお祈りしておきました。

 

とか何とかやってたら電車を逃しそうになりつつ(駆け込み乗車すみませんでした)

徳島駅に到着。

 

徳島といえば阿波踊りってことで阿波踊り会館へ行くと

ちょうど20時からの公演を見られそう。

 

先にロープウェイで眉山へ。

真っ赤な夕日を眺めつつ夜景が綺麗だっていうんで暗くなるのを待ちます。

 

 

おおこれはなかなか。

スマホの低スペックカメラですので色味はだいぶ違いますが。

日が暮れるまでの街も単純に眺めがいいです。

ずっと左手奥の方が鳴門になるのでしょうか。

 

ロープウェイから降りたら阿波踊り見学。

なんかやたら難しいイメージあったのですが

2拍子の比較的単純な踊りでした。

男踊りは大変そうでしたが。

この阿波踊り公演、

毎日二回やっているらしいので

季節じゃない時期に行ってしまった人はいくと良いと思います。

鳴り物の音なんかはやっぱり生で聞いたほうがいいです。

踊ってみましょうなんて言われたので踊ってきました。

同じアホなら踊らにゃソンソン♪です。

 

 

この日は駅前で徳島ラーメンを食べて終了。

おいしゅうございました。

 

明日は「先っぽ」にいきますよ〜!