中国の伝統芸能 京劇 を見にいった

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金ローでアラジンやったらしいですね。

飲み会で見られませんでした。

悲しい。

 

 

さてこの週末、チケットをもらったので「京劇」というものを見てきました。

場所は東京芸術劇場

なんでも中国の伝統的な演劇らしく、

流派が大きく北京と上海があるとかなんとか。

今回は上海京劇院という劇団が日中文化交流協定30周年記念で来日しており、

東京大阪名古屋で公演するのだそう。

京劇初めてどころか舞台初めてなんじゃ無いですかね私。

なんやかんやで(主に費用の面で)ミュージカルも何も見てないですから。

 

そんな初めての舞台鑑賞、演目は「西遊記」でした。

 

上海の劇団なので当然中国語なわけですが、

「まあ西遊記なら大体の流れはわかるし、イアホンガイドとかあるかもなー」

と思って行ったわけです。

 

無かったんですよね、イアホンガイド。

 

その代わり舞台の横に字幕が出るよ!

 

いやあのシステムは驚きました。

もらったパンフレットには確かに「字幕あり」とありましたが

どういうことなのだろうと思ってました。

舞台の横に縦長の電光掲示板みたいなのが付いていて、

そこに和訳が表示されるんです。

なるほど映画と同じ感覚ですね。

 

肝心の京劇ですが、

 

中国式歌舞伎兼ミュージカル兼雑技団

 

という感じでした。

役者さんの服装は派手で歌舞伎の隈取りのようなメイクをしています。

そのメイクにもまさに隈取りのように役柄に応じて意味があるらしいです。

そして台詞に節回しがある感じ。

 

と思えば台詞に音楽が乗り歌になってミュージカルパートになる。

歌いながら踊りはしませんが。

 

踊りはしませんがしかし、立ち回りがあります。雑技団パート。

西遊記でいうと盗賊や妖怪との戦闘シーン。

これがなかなかすごい。

特に孫悟空役の人がすごかったです。

動きが柔らかいんです。どんな筋力してるのあれ。

 

そして立ち回りの最後には「見得を切る」ような決めポーズ。

 

英訳するとチャイニーズオペラだそうで、さもありなんという感じ。

実際演技以上に歌唱力が大事とか。

三蔵法師役の人、男性なのですが、台詞も歌のキーもずっと高くて驚きました。

別に女形というわけではなくそのままなんですけど。

なぜあんな高い声設定なのか、役者さんの都合なのか、どうなんでしょう。

あと観音様の声の通りが凄まじかった。

 

 

西遊記の原作はめちゃくちゃ長いお話ですが、

この劇では「三蔵法師が都を出発〜龍を倒して馬をゲット」までで、

お馴染み猪八戒沙悟浄は全然出てきません。

今回劇のサブタイトルが「旅の始まり」ですからね。

上演時間は休憩入れて2時間でした。

 

京劇西遊記2019 旅の始まり

 

(本当はポスター貼りたいのですが勝手にポスター画像貼ったら怒られると思うので)

 

東京公演は今日までですが、

名古屋公演はまだチケット残っているようなので

興味がある方はどうぞ。