ミッション:火星で生き延びよ

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ハッピーバレンタイン。

すごい嵐ですね。

こんにちは。

昨日は昨日で酷く暖かかったですが、

今日は今日で外が大荒れで

まさに春の嵐と言った様相です。

さて今上映中の映画「オデッセイ」、

シリアスな予告ムービーとは裏腹に、

twitter界隈の感想では「火星DASH村」と言われているこの映画。

最近では公式まで言い始めたとか何とか。

気になるじゃないか。

でも公式は乗らない方が良かったと思うぞ!

ということで見に行ってきました。

原作と原題は「The Martian(火星の人)」ですが

邦題はなんでか片仮名でオデッセイ。

付け直すならなんかもう少し何か無かったのかい。

旅といえば旅なのですが、

物理的に放浪しているというよりは

火星に置き去りにされた主人公が

「そこでいかにして生き延びるか」というサバイバル生活に焦点が当たっています。

で地球側が「いかにして生き延びさせるか」「どうやって帰すか」と四苦八苦している。

火星半分、地球半分。

「生きて帰る」という主人公の執念と

「生きて帰す」という地球母船の格闘がひたすらに描かれていて、

SF映画にありがちなド派手なシーンは無く、

どちらかと言えば淡々とした映画なのですが、

その分分かりやすく面白かったです。

1人で恐ろしく前向きに頑張る主人公と

しがらみやら何やらを抱えつつ皆で頑張る地球っていうのも良かったです。

主人公は冒頭、火星に独り取り残されてしまいます。

サバイバル条件としてはとりあえず「空気と電気と水はある」。

なので食糧確保が第一課題。

火星DASH村は前半3分の1ぐらいでしたかね。

排泄物を肥料にしたところで

火星の土でジャガイモが育つんかな?

とか

ヒドラジンだって4年は持たんだろ

とか思わなくもなかったですがそんなこと言ったらお話進まないですね。

SFですからね。

芽が出た時の「やあ」が最高だと思います。

まあ案の定建物がぶっ壊れて畑全滅するんですが。

話のトピックとしては、

「食糧確保」

「通信確立」

「補給ミッション→帰還ミッション」

の3つ。

そんなに意外な事は起こりません。

そろそろトラブル起こりそうだなと思ったら起こるし。

失敗しそうだと思ったら失敗するし。

どこかが助けを出しそうだと思ったら助けがくるし。

あ、中国だったのはちょっと意外でした。

時代ですね。

こういうシーンでJAXAが出てくる期待はしないのですが

それにしたってロシアじゃないのかと。

向こうの人の中国のイメージが良く分からん。

通信に使われた火星探査機「マーズ・パスファインダー」は本当に有って、

探査機好きにはたまらないであろうシーンが沢山。

ちょこまか動き回るラジコン探査車とか、

良く分かってない人間が見ても可愛らしい。

それこそヒドラジンからの水素合成→水の確保など、

理系的な面白さも多かった映画でした。

以下いつもの箇条書き。

・それにしたって主人公万能過ぎませんか

・火星のシーン凄いなーあの赤土の平原どこだろう?

 →ヨルダンのワディラムというところらしいです

・BGMの重要性を感じた

・軽口叩き合う母船と火星が愛おしい

・「日本語英語でおk」

・ところどころ声出して笑ってごめんなさい