火山と湖と美味いもの:道南旅行2日目は函館観光

関東しばらく天気悪そうですね。

 

さて道南旅行記です。

ほぼ移動日だった初日↓

yamagishi-tea.hatenablog.com

 

 

2日目から本格的に観光開始です。


昨夜は土砂降りだった函館。天気は……曇り!!

あの土砂降りからすると、これだけどんよりしていても雨が降ってないだけで晴れと同じ気分にになります。

「雨止んだーー!!」という高めのテンションで外へ。

 

函館朝市

やってきました、函館朝市
であっちこっち見て回る前にささっと朝ごはん。
朝市では観光客向けに朝からたくさんの食堂が営業をしているので、どの店がいいなどわからず、最初に目に入ったお店でいただくことに。
この時朝7時頃でしたが、まだ空いていて良いタイミングで滑り込めました。サービスB丼です。
函館といったらイカかなーとも思ったんですが色々乗ったやつが美味しそうだったので……つい……

味は期待に違わずうまうまでした。美味しいウニ食べたの久しぶりかも……

 

腹ごなしにぶらぶらと朝市を見て回りましたが、まず広くて驚きました。仙台の朝市にも行きましたけど比じゃないぐらいの面積と店舗数がありますね。案内板曰く、北海道一と言われる朝市のようです。
いつ誰が始めたか分からない名物イカ釣りは、混んでたのでやめました。釣ったイカを捌いてくれるんですかね?

 

一旦お宿に戻って荷物を整えた後、重い荷物を函館駅2Fのコインロッカーに預けて再出発。

 

まず向かうのは今回の北海道旅行旅の大きな目的の一つ、五稜郭
子供の頃「星形の城」と聞きそんなもんが城として存在するのかと驚愕して以来、ずっと一回来てみたかった場所です。
函館の市電に乗り、いざ参りましょう。

 

五稜郭

五稜郭公園前で降りてから少し歩きます。
離れていても目立ちますね五稜郭タワー
展望室へのエレベータに乗ると、上に辿り着くまでの間ちょっとした演出があります。

 

でん!

いやーー実に平らですねーーーーー何度も写真では見てきましたけどほんとぺったんこですねーー!!
防衛拠点というとお城を想像するので、そのイメージとのギャップに改めて驚きます。いやもちろん堀と塁は見ての通りあるんですけど、なんかこう、ぺたんこですよね。星型だからか?ヒトデっぽいからそう思うの?

当初はもっとトゲトゲの多い形を計画していたようなのですが、お金がなくてこの五角形+1の形になったようです。それでも作るのに7年かかってます。設計者は武田斐三郎(あやさぶろう)。真ん中に復元されているのが奉行所ですね。
その後明治維新に伴い、この五稜郭も新政府に引き渡されることになります。引渡しそのものは平和に終わるのですが、戊辰戦争からの流れで行き着いた反乱軍によって占拠され……というのは有名な話。


展望室からは函館山もよく見えます。

五稜郭タワーには展望室だけでなく五稜郭の解説もあるのですが、旧幕府軍のことは一貫して反乱軍とか脱走軍とか呼んでました。まあ、そうよな。
こういう↑シーン説明の小さな人形もいくつか飾られてました。やっぱり人気ね土方。
解説が思いのほか充実していたので長居してしまいました。

タワーを降りて、五稜郭の中へ。

こうしてみるとお城っぽいですね。石垣の上部に縁がありますが、刎ね出しといって、対人ねずみ返しみたいなもんです。
ちなみにお堀でボートに乗ることもできます。

タワーの上からも見えていた箱館奉行所です。流石に人気で並んでいました。

中は建築的な説明と箱館奉行所の歴史について。歴史解説はタワーのものとかぶってるとこありますが仕方なし。この奉行所、せっかく作ったのに4年しか奉行所として働かなかったみたいです。儚い……

解説パネルが並べてある部屋などは一応「一度に最大〇〇人まで」という表示が置いてありました。誰も管理してなかったけどね!!

こういう復元施設は各地でちょいちょい見かけますが、文献調査と匠の技の融合の賜物だと思うと復元ならではのありがたみを感じます。

 

奉行所から出てくる頃になると晴れて日差しが出ていました。
晴れは嬉しい、嬉しいけど……暑いぞ!?北海道なのに暑い!!

とはいえ折角きたので、復元ではなく当時からあるという蔵を見せてもらったり、土塁の上に登ってみたり、ちょっと散歩したりししてからお暇。

 

なんやかんや半日居ました。

汗もかいたので休憩がてらお昼ご飯ってことで、駅へ戻りながら途中にあった中華料理屋さんで塩ラーメン。どういう経緯があるのかよく知らないのですが、なぜか函館は塩ラーメンを推しています。

特に有名店というわけでもないのですが、こういうシンプルな塩ラーメン食べたのも久しぶりで、大変美味しくいただきました。旨味と塩味が合わさると最強ですね。

 

食後に電車のダイヤを確認し、ガイドブックをパラパラめくり、もう一箇所ぐらいいけそうだなーとなったので休憩したあとは再度市電へ。

 

函館山

函館といえば函館山からの夜景ですが、まあ昼でも眺望よかろ、ということで十字街で下車しロープウェイ乗り場へ。

昼の太陽が照り付け「晴れて欲しいって言ってすんませんでした」と思うほどに気温が上がる中、徒歩で歩いて良い道なのかどうか不安になるレベルの急坂を登ると、山麓駅にたどり着きます。

ちょうど発車時刻だったためススっと乗車。かなり大きなゴンドラでしたが、夜には満員になるのでしょう。

山頂駅からさらにえっちらおっちら階段を登り、展望台まで進むと……

あの大パノラマ!!しかもよく風が抜けて涼しい!!
これは素晴らしい絶景ポイントです。先ほどまで居た五稜郭タワーもよく見えます。ほんとに目立つなああれ。函館空港らしきところへ飛行機が降りていくのも見えます。
夜だと街灯りだけですが、昼間だと遠くの山まで目が行くのも良き。昼の函館山もなかなか良いではありませんか。

眺めが良くてしばらくぼーっとしてしまいます。

あ、ちなみに函館山から見えてるくびれの部分ってここ(赤枠)です。狭いところの直線距離はだいたい1km。たまに青枠だと思ってる人がいるそうですが、それは縮尺がバグってますし、Google Mapの地形図通り山なので夜景とかないです。


(Google Map)

山の標高は334m。ハイキングコースもあります。小さい山ですが、山らしくすぐそこで雲がわいていました。

 

日がな一日日没まで眺めていたい気持ちを抑え、駅へと向かいます。
函館山、昼でも十分いく価値ありますね。

 

おんなじ道で帰るの癪だったんで二十間坂。石畳できれいに舗装されてます。雰囲気あります。
時間があれば教会巡りなどしても良かったのですが、これはまた、いつか。

次に来たらイカと、夜景と、教会とベイエリアはリベンジ案件です。

 

コインロッカーの荷物を引き取り、ホームへ。
今回全然指定席取っていないので自由席の席取りで並ぶかなーと思ったんですが、結果としては自由席で十分でした。一番混んでてもちょうど各列が埋まるぐらいだったかな?

さようなら函館。

 

大沼を越えると進行方向右手側に海が現れます。内浦湾です。

海が遠くなったり近くなったりするのをながめつつ、電車が遅れているらしいことにドキドキしつつ。

 

● 洞爺

辿り着きました。洞爺です。洞爺湖駅ではなく、洞爺駅という名前。

もうバスの発車時間なんですがああああと心の中で叫びながらターミナルへ全力ダッシュ。まさに出発しようとしている温泉行きのバスへ駆け込みました。
これも今思えば臨時のバスかタクシーか手配してくれたような気もしますし、何人か洞爺湖温泉泊まりだろうなーという人がいたので相乗りでも良かったですよね。

なんとかして予定に間に合わせようとするのよくないよな……危ない。反省です。

 

海側にある駅からバスに乗り、峠を一つ超えて洞爺湖温泉へ。

 

リゾート感!なるほどこういう雰囲気の温泉街なんですね。ゴルフ場らしきものも見かけました。

 

銀さん!?

湖のほとりを歩くのも気持ちがいい。夕方の湖もいいね。晴れてると湖面が綺麗です。

 

宿屋街をふらふらしながらお宿へ。珍しく朝夜ついてるタイプだよ。まあ温泉宿だしそっちがスタンダードです。

温泉に浸かったり、ご飯をいただいたり、洞爺湖で毎晩あげているという船上花火をみたりしつつこの日は終了。

 

手持ちのコンデジで花火を撮ろうってのが無理がある!
打ち上げられた花火が湖面に映ってより綺麗でした(伝わらない)