新潟をゆく鉱の旅:3日目にして佐渡へ上陸

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実験疲れたー

今日は密度濃かったー

 

 

さて新潟旅行三日目です。

この日はいよいよ佐渡へ向かう日。

前半の山場です。

 

新潟から佐渡へはフェリーで渡るのですが、

そのフェリーが朝6:00出発。

搭乗手続きが5:30まで。

スムーズに手続きできるかわからないので

乗り場に5:00過ぎには到着したいな、ということで、

 

朝、4時起床。

 

フェリー乗り場へ向かって歩きます。

 

いや、駅前のホテルだったのですが、

フェリー乗り場までは普通はタクシーという距離です。

それはわかっている。

でもなんとなくタクシー乗ったら負けな気がしまして。

電車とバスで旅行してると、こう、縛りプレイに挑みたくなるというか。

ええ。

アホなのは、わかっている。

 

ばばっと身支度してザックを背負い4時半に出発。

連泊、お世話になりました。

 

天気は生憎の雨模様。

本降りではないだけマシでしょうか。

 

 

歩くこと35分でターミナルへ到着。

ほぼグーグルマップの予想時間通りでした。

なんやかんや言われてもこの辺の予想は正確ですねぇ。

サンキューグーグル。

 

切符は事前生産済みのため自動券売機で発券手続き。

全然並んでなくて余裕でした。

もうちょっとゆっくりできたやん!

ってことで。

 

 

朝ごはんを食べていなかったため構内の食堂でおにぎりを購入。

爆弾おにぎりです。

爆弾おにぎりって妙にそそられます。

船酔いすると嫌なのでこれで軽く朝ごはん。

 

ご飯を食べて一息ついていると定刻通り乗船開始。

 

え、えええええええ!

 

 

想像以上に豪華な雰囲気で驚きました。

フェリーってなかなか乗る機会もないのですが皆こんな感じなのですか?

カーフェリーなので大きな船ではありますが……

 

早朝にもかかわらずテンションだだ上がりです。

自分の席は当然窓側!

 

 

GWにビビって「一等イス席」を確保してあったのですが、

船内が等級ごとに

「チケットを持っていない人はこのエリアに入らないでください」

とエリアが仕切られている仕様でどきどきしました。

結構厳しい雰囲気で「持ってないのに立ち入ったら料金もらう」って書いてあるんです。

電車でいうとただの席ではなくてグリーン車ということか。

予約の入らないエリアは2等になるのですが、なんか座れそうでした。

鮨詰めかと思ったらそうでもないんか。

中途半端な日だから?

 

6時の出航を傘さしながらもデッキで眺め、

その後は船内をウロウロ。

売店や軽食屋があって楽しい。

 

 

買っちゃいましたソフトクリーム。

楽しい。

 

一通り見て回ったのちに自席にて就寝。

テンション上がって忘れてましたが体はやはり眠かったようで、

毛布被ったらすっと寝入ってしまいました。

4時起きでしたからね。

船内放送により起床しましたが、

その時8時でしたので1時間半くらい寝ていたことになります。

気づけば佐渡島がすぐそこに。

 

 

ついに佐渡・両津へ上陸!!

 

したのですが写真撮ってる余裕が全くありませんでした。

予定通りなのですが8:40発のバスツアーに申し込んでいたため

受付どっちだ!とか言いながら急いでバスツアー受付へと向かいます。

 

なんとか受付を済ませて観光バスへと乗車。

この日丸1日をかけて佐渡の名所を巡ってくれます。

申し込んだのは「ゴールデンルートB」のコース。

 尖閣湾→金山→夫婦岩(昼食)→トキの森→小木

と小木まで連れて行ってくれるコースです。

 

……えっGWだよね?

 

バス空いてました。

船内の人々はどこへ。

皆さん車で巡るのでしょうか。

それにしたってもう少し利用客いてもいいんじゃないの。

私はこの手の観光バスは移動と観光を同時にこなすことができるので好きです。

それこそ道中寝ててもいいんだし。

オススメですよ観光バス。

 

相変わらずの雨のなか出発。

バスガイドさん曰く、ちょっと雨ぐらいの方が野生のトキは出やすいとのこと。

これは期待できる。会えるといいなぁ。

 

まず訪れたのは尖閣湾。

佐渡景勝地です。

 

 

行ったことないけど東尋坊っぽい。

なかなかにすごい断崖絶壁です。

柱状節理ごつごつ。

 

 

グラスボートにも乗りました(別料金)。

海の中まで急な斜面になっているのがよくわかります。

すぐに底が見えなくなる。

あとカモメがすごい。

 

尖閣湾、「君の名は」のロケ地らしいです。

ロケ地というのはつまり、

前々前世ではなくて古い朝ドラの方の「君の名は」です。

私は見たことないのですが、結構流行ったそう。

 

 

小さな水族館があり、イカが泳いでました。

イカ、飼育が難しいらしく水族館へ来るとすぐ死んでしまいます。

定期的にイカが上がる海辺の水族館でないとイカはいません。

ひらひらと泳ぎます。バックもします。

 

 

白いカニ。白いナマコもいます。

アルビノらしい。

白いナマコは幸せを呼ぶとか。

誰やそういうこと最初に言い出したんは。

 

続いては佐渡の金鉱山跡へ。 江戸時代から400年間掘り続けられ、

実は平成元年まで動いてたらしい。

驚くぐらい最近ですね。

 

 

車窓から。

「道遊の割戸」と言います。

信じられないだろあれ……

露天掘りを進めたらああなったんだぜ………

 

見学できる坑道跡は2つあり、

1本目の宗太夫坑は人形が設置されていて分かりやすい初心者向け。

もう1本の道遊坑は人形がない代わりに簡単な説明と産業機械の展示があります。

後者は先ほどの「割戸」のすぐそばに出られるらしいです。

割戸、近くで見たかったですが、初心者なので宗太夫坑へ。

タモさんも来てたとか。

 

 

山を掘り進めるので、排水と換気が大変だったそうです。

 

これ今は電気で灯りつけてますけど当時は火だったんですかね。

下手したらすぐ真っ暗になるなあ。

狭いし。

でも当時の測量技術・設計通りに掘り進めていく技術はすごいと思います。

行き当たりばったりではなく、ちゃんと計画されてるんです。

イクラだ。

 

解説コーナーの出口にはアクリル板の箱の中に入った金の延べ棒があり、

片手が入るだけの穴が開いていて、

取り出しチャレンジができます。

12.5kg。

6000万円くらいでしょうか。

もちろん出せたらそのままもらえる!……わけではなく、

なんか記念のカードがもらえるらしいです。

 

土産屋コーナーで三菱マテリアル謹製の金売ってました。

誰か買う人いるの。

 

 

ここでお昼ご飯タイム。

七浦海岸、夫婦岩隣の食堂で頂きます。

ご飯と自家製海苔の佃煮がとても美味しい。

さすが新潟、さすが佐渡です。

 

 

日本海の潮溜まり、綺麗です。

 

 

 

右が夫、左が妻らしい。

あんまり大きさに違いはないのね。

この海岸もなかなかにいいところでした。

雨もなんとか上がってちょっと散策できて、体の筋を伸ばせました。

 

 

さて最後はトキの森公園。

トキの飼育施設ですね。

ニッポニアニッポンなんて学名にしたのに

肝心の日本人が日本に居たトキを滅ぼしたっていう

残念というかがっかりというかどうにもならないストーリーをもつトキです。

動物の絶滅にまつわる話は心臓がきゅーっとなる。

 

今は中国からの番が増えてくれて、

そろそろ放鳥やめようか、という話になっているらしい。

そういやそれに伴って絶滅指定取り消しなんて話が出てるというニュースを小耳に挟んだ記憶がありますが、

個人的には反対ですね。

 

 

今の時期は繁殖期のため、

あの白ではなくグレーをしています。

枝を渡すという形でオスからメスへ求愛するのだとか。

ただでさえ立ってるフォルムはサギに似ているのですが

この時期色まで似ていて野生だと間違えがち。

 

 

思ったより小さかったです。

それからカラスみたいな鳴き声してます。

 

 

 

フラミンゴよりもどぎつい赤は南米のショウジョウトキ。

黒いのはそのままクロトキで、中国から来たらしい。

いろんな種類がいるんですね。

 

以上でバスツアーは終了です。

小木という港で下車。

今夜はここに泊まります。

 

ですが。

 

まだ日は高い。

 

まだ、今日を終えるには早い。

 

 

はい。

路線バスでやってきました。

宿根木(しゅくねぎ)という町です。

重伝建に指定されている保存地区。

夕方に来たためもう見学どころはほとんど閉まってましたが、

街並みを見るだけなら問題ないとのことなのでお散歩。

 

 

 

1軒だけかろうじて開いてたので中へ入りました。

海岸がすぐ側なのですが、岩がちで趣があります。

佐渡名物のたらい舟(はんぎり)もやってました。

正直小木港のたらい舟よりも絶対こっちのが雰囲気いいですよ。

 

1時間ほどのちの折り返しバスに乗って宿へ。

チェックインを済ませます。

 

だが、だがまだ今日は終わらない。

 

本日最後。

 

 

夜ご飯!

佐渡と言ったら魚だろう!!

ってことで宿屋さんオススメの食事処へ来ました。

本来飲み屋ですが恐れず定食を注文。

 

エビがめちゃくちゃ美味しいぞ!!!

 

地元の方とお話ししながらの夕飯となりました。

気のいい方でした。

1人は昔神奈川で働いていらっしゃったようで、

近いですねーなんて話をしてました。

とても美味しかった…幸せだ………

 

 

これで本当にこの日は終了。

早朝からよく動きました。

 

佐渡って広い。