おめでとうございます。
ちょっと前に大騒ぎしていた度量衡改定が本日より施行ということで、
本日でもってkg, mol, A, Kの定義が変わります。
秒についてもちょっと厳密な書き方になるようです。
これで満を持してプランク定数が単位系に登場。
すごいですね。
化学的にはアボガドロ数が決め打ちになります。
改定後のが全体的にはわかりやすくていいとは思うのですが、
「6.02210476×10^23」の数値の意味(何でここが1じゃないの)は
歴史の中の話になっていくのかなあとしんみりしてます。
もちろん今更「1mol=1×10^23にします!」なんてやったら
周期表によく記載されてる原子量(g/mol)から変えねばならなくなり大変なことになるので
何事も無いようにすっ……と移行させるわけです。
molだけでなく全ての単位についてすっ……と移行するため日常には影響がありません。
やっていることは定義値と観測値の入れ替えです。
このときに使う「観測値」がめちゃくちゃ大事で、
ここを最高精度ではじき出せないならば定義変更の意味がなくなってしまいます。
新たな定義値となるべき観測値の高精度測定に貢献したのが産総研!なのです。
産総研は本当にお疲れ様でした。
そして科学の世界も大きな節目と新たな一歩を踏み出しました。
各方面、本日はおめでとうございます。
これからの科学の発展も楽しみにしてます。