梅の花と歴史探訪
あったかいなー
何だか春の陽気が続いていますね。明日は嵐だというので今日のうちにと小田急線で出かけました。
ちょっと前の天気予報ではお出かけ日和って言ってたけど曇天だなーまあ雨が降らなきゃよしとしましょう。写真映えはちょっと残念なことになりますが。
秦野駅からさらにバスで15分くらい。香雲寺というお寺です。名前がもう匂い立つようです。
梅を見に来ました。トンネルを作るように並ぶ樹がいい感じです。ただちょっと時期がずれた感じがありますね‥‥暖冬のためでしょうか。
それでも樹によってはまだまだ盛り。青空じゃないのが悔やまれるっ!梅の木って枝振りのせいなのか何なのか、暗い写真にはかなーり怪しげに写るんですよ。花は白っぽいからこういう曇天だと背景に溶けてしまいますし。いや自分の技量不足なとこも大いにあるとは思います。実際見ると綺麗なんです!!中々いい感じに綺麗なんです!!!
お寺近くまで行くとこういう紅梅も咲いています。水仙も咲いていて目に楽しい。本堂は結構綺麗な感じです。灯籠も新しい。ただ観光地化はしていませんね。梅祭りのようなこともやってないし、長閑にお散歩するにはとてもいいです。人混みじゃない……いいぞ……
鳥が凄くたくさん来ていました。あっちでもこっちでも鳴いています。ぼーっと眺めてるとうじゃうじゃいると言ってもいいぐらい。視界のあっちこっちで枝から枝へ跳び回っています。ぴょんぴょん。
蕾はプチプチした感じがって可愛いですね。
さて外に出てこのお寺だけというのも何なので、20分ほど散歩。
金剛寺というお寺です。小さいながら綺麗にお庭の手入れがされたお寺です。
お地蔵さん……というよりお寺の小僧という感じです。掃除してますし。かわいい。こういうお地蔵さんが何人かいました。
金剛寺は秦野観光協会のHPに「近隣の観光地」と紹介されていまして、何かあるのかなーと思ったら鎌倉幕府第三代将軍、源実朝と縁があるらしいです。
このお寺から徒歩5分程度のところに、源実朝の首塚と伝えられるところがあります。
源実頼といえば初代頼朝の次男、二代目頼家の弟です。12歳で将軍になったけれど頼家の息子公卿に鎌倉の鶴岡八幡宮で暗殺され鎌倉幕府最後の将軍となった人。討ち取られた首は公卿が持ち去って以後その公卿も暗殺され、どこへ行ったか分からずじまいだったところこの辺りの風土記に「ここに収めた、上に五輪塔を建てた」と残っていたらしいです。この下に首が眠っているのですかね。
歌人でもあった実朝を忍んで、この首塚の周りには実朝が読んだ歌とその歌にちなんだ植物が植えられています。
近くにあったお蕎麦屋さんで遅めの昼ごはん。ざる天そば。春菊とフキノトウの天ぷらがとても美味しかったです。季節を感じていいですね。招き猫とお雛様の飾りも雰囲気あります。
帰りのバスの時間までふらふら。うっすら白く見えるのは富士山でしょうか。流石に富士山頂はしっかり雪です。
梅を見に出かけましたが、お散歩がてら思わぬ歴史探訪になりました。たまにはやっぱり部屋から出ないとなー人混みはちょっと怖いのでできれば外に。