コーヒーって何?

 

選挙のお祭りから明けて一夜、

まー大方予想通りの結果だったのではないでしょうか。

現職大臣が落ちたのは意外でしたが。

改憲3分の2といっても各党各人ばらばらなので

これから擦り合わせでしょうなあ。

あの草案、ぶっちゃけたたき台だと思ってるし

そのつもりで結構好き勝手か居たんじゃなかろうか。

いや知らんけど。

そのまま出てくる事はない……よな?

超党派でやれば良いよ。

 

都知事選は完全にアレな状態でお疲れさまでしたー(棒

 

 

さて感想を書くタイミングを完全に逃していた本。

 

コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか

旦部幸博

講談社

 

物凄く久しぶりのブルーバックス

ブルーバックスは皆さん好き勝手書くので

当たり外れが大きいイメージがあって手を出しにくいのですが、

この本はなんだか周囲での評判が良かったので買いました。

 

確かに面白かった。

作者のコーヒー愛の強さが物凄く伝わってくる一冊。

 

おいしい抽出の仕方とか

その時に出てくる成分とか

化学的な話だけかとおもったら、

 

遺伝子の話までつっこんだ品種の話をしたかと思えば

原生地から植民地政策による栽培の広がりを語り、

中学生物のように夢中でコーヒー豆をばらしていったかと思えば

おいしいコーヒーの探し方を話し、

コーヒー成分はカフェインだけではないと成分について触れたところで

旨味や香りの成分が焙煎過程でどう変わっていくかという深い話がかかれ、

抽出にはどんな方法があってそれがいつ生まれたのかを描き、

抽出方法によって出てくる成分比が変わる事をクロマトグラフィーで説明し。

 

盛りだくさんのサイエンス。

私は普段コーヒーにこだわりがないので

この本はもったいないなーと思ってしまいました。

コーヒー好きの人の方がもっと楽しめるんだろうな。

「コーヒーの科学」というタイトルに相応しい本でした。