京都大学特急旅行 後半戦

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十五夜綺麗でしたね。

 

さて間が空いてしまいましたが京大旅行後半戦。

こっちがメインです。

 

国際周期表年2019特別展!

結構賑わってますね。

元素周期表スタンプラリーをやりながら見てまわります。

 

メンデレーエフについてのポスター展示。

情報量めちゃくちゃ多いじゃん。

立って読むのしんどいじゃん……。

 

いろんな周期表

魚のがちょっと意味わかんないです。

誰か解説してほしい。

 

点字周期表

手を一度も離さずに水素から順に辿っていけるようになっているのがポイント。

 

今回も講演があります。

京都までわざわざやってきたのにはこの講演を聴くためです。

ちびっこもいましたが午後いっぱいなのでなかなかじっとしてられなくてお母さん大変そうでした。

 

豪華メンツはこちら↓

 

1 「一家に1枚周期表」に込めた思い 玉尾皓平

2 メンデレーエフ周期表     桜井弘

3 現在の周期表への発展      前野悦輝

4 ビッグバンからニホニウムまで  延與秀人

5 小川正孝と幻の新元素      久松洋二

6 面白い周期表          名和長泰

7 趣味で始める「元素学」#とは   谷口亜紳

 

特に注目していたのは桜井先生、前野先生と谷口さん。

予想外に面白かったのは久松さんの小川正孝についての講演でした。

 

桜井先生はメンデレーエフの来歴をメインに周期表の成立を、

前野先生はメンデレーエフ以降から現在の周期表ができるまでを、それぞれご講演されていました。

メンデレーエフ、元は鉱物学の人なんですね。

有名な著作が有機化学の教科書なのであんまりそういうイメージありませんでした。

また現在の18列型の周期表はファイファーによって作られたそうです。

 

久松さんは愛媛の科学館の学芸員の方で、

愛媛出身の小川正孝がどんな人物だったかという来歴と

ニッポニウム」発見以後残されたデータについてお話ししてくださりました。

小川正孝、結構波乱のある人生を送っているようで、

 

8歳の時に父親が死んで家督を継ぎ、

超優秀だったために上京して貧乏暮らししながらも学生をやり、

でもお金がなくて院を辞めざるを得ず、

かと思えば中学の教頭として破格の高給で雇われ、

それでも研究がしたくて研究者へ転職※ただし無給。

 

いやーすごいですねこれ。

なかなかできないですよこれ。

この後ロンドン留学して「ニッポニウム」を見つけるわけです。

でも再現しなくて……というのはよく語られる通り。

43番元素がそこまで不安定だなんてさあ。

 

ここがちょっとわからなかったですが、

弟子たちはニッポニウム……正しくはレニウムすら見つけられなかったんですかね?

再現できないというのがどのレベルだったのかがはっきりしませんでした。

これは愛媛の科学館へ来いということか。

ニッポニウムX線回折データがあるのは知らなかったです。

これが秘匿されてきたということは、

小川正孝、相当気を遣われてましたね………

 

 

そして「元素学たん」の中の人である谷口さん。

これまでの方とは雰囲気の変わったご講演。

twitterで元素についての情報を発信されている方で、

自分が元素に興味を持った流れやtwitterをやろうと思った理由などを話されたました。

 

……しゃべりめちゃくちゃうまいな!!

 

会場はどっかんどっかんと笑いの渦が巻き起こってました。

すごくちゃんと考えられた講演だったと思います。

周期表ってこんなに面白い!!皆んなも元素学やろう!!っていう情熱が伝わってきました。

「どこへ……向かわれているのでしょうか…………」という質問には笑ってしまいましたが、

趣味ですので続けていきますとのことでしたので、

今後も楽しみにしています。

 

 

元素王イベントがあるそうです。

来週の三連休。

興味がある方は是非。

 

さてIYPTのイベントもあとは巡回展が続くのと閉会式ぐらいでして、

閉会式は国際イベントで学者さん学生さんが出るようなものなので

一般人としてはもうぼちぼち終わりかなーという感じです。

あとはぼちぼち本を読み進めていきたいとは思いますが、これは個人的に進めていきます。

 

 

ついでに久しぶりに親戚に顔を出すこともできましたし、

いい旅行をすることができました。

全然京都観光しませんでしたけどね!!

まあ年末に予定しているので……その時で。