静岡にさわやかを食べに行く。

暑いかと思ったら凍えるような日になったりと忙しない秋ですがいかがお過ごしですか。

 

唐突ですが、ちょろっと静岡旅行してきました。

少し前に静岡で豪雨があり、清水で大規模な断水被害があったりと大変なことになっていたから……という殊勝な理由でもなく、西に行く用事ができたからです。

実はずーーっとさわやかハンバーグが食べたくて、
でもなかなか静岡で新幹線を降りる機会に巡り会えず、
行きたいなー行きたいなーと思っていたところへ用事が入り、
ならばということで前日から移動を開始し、静岡プチ旅行をすることにしたという流れ。

 

さていつもながら、移動手段は電車です。

そして主目的であるさわやかは、基本的には、駅近ではありません。

駅にあると言えるのは浜松だけです。ただし何軒かは徒歩10分程度の距離にあるので、その中から選びます。今回は静岡駅の近傍にあるさわやかにしました。新静岡セノバ店。駅ビルの中ですね。

……ええ、駅にあります。駅にあるんですが、JRじゃなくて静岡鉄道の駅ビルで、JRの静岡駅とは繋がっていません。ですが、まあ地上を難なく歩いて行ける距離なので、こちらのさわやかへ行くことにしました。

 

さわやかを食べに行く!といってもそれだけでは味気ないので、メインディッシュは夜に取っておくことにして途中下車の旅。

 

お昼頃に沼津で下車。

沼津といえば、漁港、マグロ、深海水族館、

ラブライブ

いやあの、普通にお昼ご飯を食べるつもりで下車したんですけど、こんなに街を上げて商店街ごとラブライブしてるとは思っておりませんでした。もうコラボ始めて結構長いと思うんですけど、強いですねラブライブ

 

そしてお昼ご飯は海鮮丼。おまかせ丼だったのですが、いろいろ少しずつ乗っていて楽しかったです。

 

特に何か用事がある訳でもないので散歩。暑いぐらいの日だったので、川からの風が気持ちいいー

 

歴史を感じる(婉曲表現)商店街と、

歩行者用のアーケード商店街。こちらは普通に生活に使われてる雰囲気。アーケードってなんとなく心躍ります。

 

駅前まで戻ってきました。すっかり観光資源。

 

そして再度乗車。今度は静岡までいってしまいます。

この沼津-静岡間、車両としてはそんなに長くなかったのですが、それなりに人が乗っていて写真などを撮るのは憚られたので車窓風景は撮ってません。

 

夕飯にはまだまだ早いので、バスに乗って見学に来ました。

登呂遺跡。

「教科書に載ってるあれ」です。弥生後期の稲作跡がある遺跡。復元された遺跡群は公園として開放されているので、先に閉館時間がある博物館へ。

ちなみに施設の全体構造として博物館側が表、バス発着所が裏手に当たります。なので、バス降りて「……これ?」と道なき道を最短距離で突っ切ろうとせず、整備されている歩道沿いに歩いていくことをお勧めします(一敗)。博物館側までたどり着きます。

博物館は復元品の展示がある一階は見学無料。出土品の展示がある二階が有料です。まずは1階から。

 

土器にもこれだけいろんな形状があるんですよというのが一目で分かるような展示をしていたり、

登って見学できるタイプの復元展示をしていたり。干した稲穂を石包丁で摘み取る体験もできます。「包丁」とついていますが、切るんではなく摘むというのが近い感覚でした。意外と力がいります。現代万歳。

 

2階では教科書で見た!っていう石器たちや田圃整備の道具たち、登呂遺跡とその近隣の遺跡群の解説や発掘史の解説がされています。重要文化財だらけです。一つ一つが想像していたのより小さくて驚きました。まあ手に持って使うんだからそのサイズか……

         

登呂遺跡は最初に見つかった弥生時代の集落なので一番有名ですが、実はこのあたりあっちこっちで集落の跡が見つかっていて、登呂遺跡自体も少し離れたところにある別の集落から別れてできた村だそう。村なので何回か作り替えられているようですが、12軒の家と2つの倉庫などの痕跡が見られます。あとで外行きましょうね。

 

「模造品」というタイプの土器があるの面白いですね。初めて見ました。現代に作られたレプリカではなく、当時作られたミニチュアです。簡単にググった感じですと石製の方が有名っぽい?祭祀用だったんじゃないか…と書かれていましたが、真相やいかに。

 

ぐるっと見終わったら屋上が展望テラスとして開放されていたので、登ってみましょう。条件が良ければ富士山も見えるそう。

登呂遺跡の大体の全景です。残念ながら富士山は見えませんでした。霞んでしまった。でもちょうど時期柄、田んぼがいい黄金色です。

四方を住宅に囲まれているが故か、どことなく収まりが悪く感じてしまいますが、こうして眺めると広めの公園ぐらいの敷地しかありませんね。親族だけの、まさに集落といった感じ。
見てのとおり実際に稲作をしている訳ですがいいんかな遺跡ってこういうことして。流石に登呂遺跡レベルで無茶やってるとは思えないので、調査が終わったらいいってことなんですかね。

今田んぼのあるところにはかつても田んぼがあって、でも周りはこんなふうに開けていなくて。森までの距離感とか、どうだったんでしょうね。

こうして拡大すると、復元されていないところにも家が建っていたのだろう地面の凹凸があるのが見えます。登呂遺跡が見つかったのは戦時中のことで、元々ここに軍需工場を建てる予定だったところを工事中に見つかったらしい。よくそのまま建てなかったな、という思い半分、国威発揚に役立ったんかなという推測半分。ともあれ遺跡が残ってくれてよかったです。

田んぼアートで……なんか書いてある……読めそうで読めない…………

 

博物館から出て、あらためて公園の方へ。

杭を打って板を渡して土を止めて、ちゃんと平にしてあります。こうしておくと田んぼより地面の位置もちょっと高くなっていいですね。

中はこんな感じ。カメラが頑張って明るく見せてくれているけど、実際はもっと暗い。真っ暗に近い。光を入れる窓がほぼないのでしょうがない。ガラスって偉大だね。

 

うねうねうね。はっきりと高低差があります。

こんなところで見学終了。

 

バスに乗って駅まで戻り、ホテルへ荷物をおろして一服してからいよいよお待ちかねのさわやかハンバーグ。長年の願望を、叶える!!

 

多いかなーとも思ったのですが、せっかくなのでげんこつハンバーグオニオンソースにしました。さわやかといえば、なメニューです。

店員さんが目の前でソースをかけてくれるのですが、もう音からして最高です。

味はしっかりとした牛肉ハンバーグ!!でした。ここの特徴はひき肉なのに中まで火を通さないハンバーグ、なのですが、正直なところ私には味の違いとして知覚できませんでした。バカ舌。でもこれだけ肉肉しいハンバーグ食べたのも久しぶりなので、美味しい牛肉であることは間違いないです。

多いかと思ったげんこつハンバーグをぺろっと完食。美味しゅうございました。

 

ちなみに待ち時間は40分程度でした。整理券にQRコードがついていて、「あと何組」「そろそろ来店ください」とわかるシステム。
HPでも各店舗ごとの待ち時間がわかるのですが、整理券発行はそのシステムとも連動してそう。お客さんが店の前ではなくどこか別のところで時間を潰すこと前提のシステム。力入ってますね。

 

 

このあとはホテルに戻って就寝。静岡プチ旅行、これにて終了です。

翌日は元々の所用のために朝から新幹線に乗り込んだのでした。

 

さわやか、おいしかったです。また食べたいなー。今度はデミグラスかな。別のメニューもいいな。

火山と湖と美味いもの:道南旅行最終日の札幌

だらだら書いてたら9月とか嘘やん。

 

yamagishi-tea.hatenablog.com

 

↑前回

↓今回は札幌でだらだら

 

さて2022年お盆旅行も最終日。やっぱりセコマ飯からスタート。

夕方には新千歳にいなければなりません。半日どうするかなー小樽まで行こうかなーなど考えておりましたが、旅の初日に大雨だった日、札幌-小樽の一部区間で電車が止まっていたことを思い出し、大人しく札幌観光をすることに。晴れてたら小樽まで行ってた。

 

荷物を整え、2日間お世話になった宿から撤収。なおその日の間荷物預かってくれるサービスをやっているようでした。なんとなく戻ってくるのが億劫で断ってしまいましたが、途中でめちゃくちゃ後悔しました。リュック重いねん……

● 時計台

札幌といえば、な時計台に来ました。
前回来た時は早朝すぎて外観だけだったのですが、今回は入場。中は北海道開拓とこの時計台についての資料館でした。
時計台は元札幌農学校の「演武場」、つまりここで兵式訓練や体育をやっていたということになります。ちなみに演武場は2階。1階は研究室やらだったらしい。

講堂のようにもなっていて、実際講堂としても使われていたとか。

 

時計台の時計のモデル。機械式で、動力は吊るされた錘です。
そもそも最初に演武場としてできた時に時計は無く、後から取り付けられたらしい。機械ゆえに設備も大掛かりなので、結構な大工事だったんじゃないですかね。

錘は2つ、鐘を鳴らすためのものと、針を動かす用のものがあります。一つの金属や石の塊ではなく砂利を詰めてある方式で、落ちても床のダメージが少ないようにとかなんとか。
当然錘が下がりきったら針が止まってしまうので、人力で巻き上げます。重さ30kgを週2回ほどだそう。なかなかに大変です。


それにしても時計が動くの眺めてるの楽しいですね。歯車がたくさん組み合わさっているのを見るだけで面白い。ザ・アナログ機械。

前回の旅行で見逃した時計台の中を見られて良かったです。

 

さてお次は……どうするかな……

 

道庁の前を通ったら工事してました。赤煉瓦な庁舎見えず、残念。

ちょっと予定より早いですが、次なる目的地へ行くことにしました。

 

六花亭札幌店

マルセイバターサンドで有名な六花亭へやってきました。駅からも近いところにあります。2階が喫茶室になっていて、ここが今回のお目当て。

とはいえこの時まだ喫茶店の開店前、まずは1階の店舗でお土産を調達。
結構冷蔵品も売られていて、そちらがまた美味しそうで迷ったのですが、結局手軽な詰め合わせを購入。ぽんと手渡すのにちょうどいいお土産が買えました。空港などでは売られていない詰め合わせだそうで、買えて良かったです。

で喫茶室の開店が近づくにつれて列ができてきたので自分も並んで待ちます。早めにきて正解だったみたいです。

 

バターサンドの代わりにアイスが挟まったアイスサンドと、季節の梅シロップをたっぷりと染み込ませたブリオッシュの「花の首飾り」に紅茶。

約束された幸せ。美味しくないわけがない。

さらに花の首飾りが思ったより大きくて食べ応えがある。もう2回りぐらい小さいのを予想してました。さらに中にバタークリーム。美味しい成分全部入れましたみたいなお菓子です。

ひんやり冷たいアイスサンドはバターサンドが好きな人ならみんな好きでしょう。ラムレーズンとクッキー生地、あの味です。

大変満足できました。

お菓子とお茶だけでなく食事メニューもありましたので、ご飯に来てもいいところですね。

ごちそうさまでした。

 

本当は札幌で最後の昼ごはんを食べてから千歳へ行こうと思ったのですが、お腹がいっぱいになりましたので、早いですが空港へ向かうことに。
お土産物色→遅めのご飯の流れへ計画変更です。

さようなら札幌。

 

流石に空港行きの電車は満席でした。

でも立ってた人はいないかな?ちょっといたかな?

車窓に新しい野球場を見つつ。

 

新千歳空港

辿り着きました新千歳。

何かとお店が充実していると言う噂の新千歳空港
これでもかというぐらいのお土産屋さんに、なぜか映画館と温泉までついています。

いや、温泉は、例えば飛行機が結構になった人の避難所にもなるしまあわかる。
映画館………?空港で2時間以上時間をつぶすのです?国際線でも2時間前にしか来なくない?
あるいは単に地元の人向けなのでしょうか……ターゲットが気になる。

 

とりあえず、荷物が重いのでチェックインして荷物を預けます。機内持ち込みは一人2つまでとのことだったので、財布入れ+お土産になるように荷物を片付け、身軽になって再出発。

 

でまあ、頼まれてたお土産を書い、発送手続きをし、目移りしながらも自分用にもいくつか仕入れました。と言っても所詮ぼっちなので少しだけ。
それにしても海の幸エリアでの「保冷バックあります!」とか「今日中なら持ちます!」といったアピールがすごかったです。気持ちはわかる。

 

ひと段落ついたら小腹も空いてきたのでレストランエリアへ。

ここまでの旅で食べ損なっている札幌ラーメンが食べたくて、「北海道ラーメン道場」なるラーメン屋が集まっているところへ行ってみたのですが……

さすがにちょっと、回れ右しました。あの空間はあかん。

 

 

ってことでやってきました。各地の名物が食べられそうなお店。

頼んだのは函館定食。イカ刺しがポイント。イカ刺しも結局食べられなかったのでここでと思い、旅の始点へ回帰しました。
函館のイカだったかどうかは分かりませんが(特に書いてなかったしちがうんやろなあ……)気分が大事なので、旅の締めとしては良かったんじゃないでしょうか。

 

出発までの時間が余ったので、雪ミクさんを見にきました。

さっぽろ雪まつりで登場する雪ミクさん。毎年デザインされます。新千歳空港にはこの雪ミクさんの展示コーナーがあるんですね。すっかり人気者です。

 

グッズやぬいぐるみが展示されていたり、

こういう小さいフィギュアが箱庭みたいな展示をされていたり、

歴代のイラストが飾ってあったり、等身大?のフィギュアがあったり。

 

雪まつり、行きたいと思いつつも連休でもなんでもない時にあるので社会人はなかなか行きにくく、参加の目処が立ちません。かなしい。定年後か……?

 

ぼちぼち時間になったので、保安へ向かいましょう。

お世話になりますスカイマークさん。

 

帰りの便は窓際です。

さようなら、北海道。

楽しかったよ。

 

ということで無事帰還。
出発する時には帰れるかどうかが一番の不安な点でしたが、ちゃんと飛行機も飛んで、熱など出さず帰ってくることができ、何よりでした。無事故なのが一番です。

 

来年も来たいなあ北海道。来られるといいね。

 

 

これにて長々と書いた道南旅行記も終了です。

なんとなく旅行記を終えるまで終わった気がしないので、これにて完結の気持ちです。

お疲れ様でした!!

火山と湖と美味いもの:道南旅行5日目はバスで湖巡り

6月中に梅雨が明けたかと思うような気候だったからその分早く涼しくならないかなと思ったけど自然は優しくなかった。

 

お盆旅行4日目はここ↓

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札幌までやってきました。

ビジホの朝はセコマ飯からスタート。

この麺類シリーズやっすいですよね。つい食べてしまう。

ビジネスホテルには連泊なので、大きい荷物を置いて身軽に移動します。
本日曇天。天気は下り坂予報。さていつまで持ってくれるか……

パスターミナルへやってきました。
観光バスを予約してあるので、受付したら時間まで待機。
つまりこの日の旅行記はほぼバスツアーの中身の紹介となります。

行き先は……支笏湖洞爺湖です。

え?

ええと、自分でもなんでこうなったのかよくわからないのですが、元々こっちを先に決めていて、洞爺湖のうちバスツアーで回りきれないところを自分で埋める形の旅程にしたので、改めて見ると「なんで戻ってんの?」って感じになりました。
じっくり自分で見て回った方がいいんじゃないかという意見には概ね同意します。

 

一人ひとり検温しながら乗車し、席も異なるグループ同士が隣の席にはならないような配置でした。人数を減らしているということですから、ツアー会社は大変ですね……

定刻で発車ー

街をぬけ、

北海道らしい白樺の森を抜け、

見えてきましたね。支笏湖(しこつこ)です。

 

支笏湖

ガイドさんが道中も色々お話ししてくださったのですがすまん正直寝落ちた。寝てても駐車場まで着くのがバスツアーのいいところです。
オプションで遊覧船に割引料金で乗れるとのことだったので引換券をもらい、乗船時間まで散策。

少し日が射してきて湖もきれいに見えます。赤い橋あたりまでいってみましょう。この赤い橋は当初空知川にかかっていた官営鉄道用の橋だそうなのですが、払い下げられて以来今の場所にあるらしいです。

 

ちょっと感動するぐらい水が綺麗。飛び込みたい。魚が泳いでいるのも見えます。ここら辺は浅そうですね。

 

時間になったので遊覧船へ。この遊覧船、グラスボートタイプで、下の階に降りるとガラス越しに水中が見えます。

餌で寄せてるのかこの桟橋近くがお気に入りなのか魚が沢山いました。エゾウグイだそうです。おいしいんか?

出港。

支笏湖は日本で田沢湖に次いで水深の深い海らしい。岸近くは浅かったのですが途中で急に切れ落ちており、一番深いところは360mあります。東京タワーは沈みますね。

その深さ故、湖の底に沈む4℃の暖かい水がなかなか尽きず、洞爺湖と並んで日本最北の不凍湖です。つまり、あまりに寒い日が続くと湖面から湖底まで全部冷えてしまって凍っちゃいます。wikipediaによると一番最近全面結氷したのは2001年らしい。

 

この旅の御多分に洩れずカルデラ湖。カルデラ湖としては日本2位のサイズと結構大きい湖で、船上からは火山活動の名残りである柱状節理を見ることができます。かなり分かりやすく立派な柱状節理です。

青空も見えてよかったです。やはり日の光がないと湖の美しさも半減ですからね。エメラルドグリーンの湖が見られて大変満足しました。

自力で来ようと思ったら千歳からになるんですかねえ。

 

支笏湖周り、結構観光地してたので食べ歩くと楽しかったかも。
バスツアーはいかんせん時間がないですねえ。まあこのツアー、移動距離も移動距離だし仕方ないね。

 

次は洞爺湖へ向かうわけですが、途中で休憩タイム。

あまり途中の立ち寄り施設をマークしていなかったのですが……

● 休憩所きのこ王国

きの……こ……………?

 

きのこおおおお

 

はい。トイレ休憩兼お土産販売所兼軽食処、サービスエリアや道の駅みたいな場所なのですが、ここのきのこ汁が美味しいとガイドさんがいっていたので……つい……

中は混み混みでしたが施設の外にもテラス席があり、そちらは空いていたため、頂くことに。きのこたっぷりの具沢山お味噌汁です。
所詮休憩タイムなので急いで食べる羽目にはなったのですが、それでも確かにおいしかったです。どうやらここの運営会社が育てているようなんですよね。きのこ好きな方は是非。

 

休憩を終えたら再度洞爺湖へ向けて走ります。

見覚えがある風景になってきました。

 

● 昼食はわかさいも本舗

洞爺湖のよく見える食事どころで昼食タイムです。
わかさいも本舗さん。そう、数日前にソフトクリームを食べたお店です。食事処もやっているんですね。ホタテの入った炊き込みご飯とホタテ鍋。

ホタテづくしなメニュー!
ホタテ、どこで食べてもそれなりのお値段なので普段なかなか食べる機会がないところでこの食事、うきうきでした。ホタテ、好きです。なんなら同じ北海道海の幸代表のカニより好きかもしれません。いや待って欲しい甲乙つけがたい。

さっききのこ汁食べたけど所詮味噌汁……と思っていたら結構しっかりお腹いっぱいになりました。

 

食後は夜のおやつ用にとお土産屋さんでいくつか個包装のお菓子を買い、お昼休憩終了。揚げわかさいも食べてみたかったけど流石に入らなかった。

 

洞爺湖ボート

食後は洞爺湖アクティビティ。これもオプショナルですが、なんか真ん中の島に連れてってくれるらしい。行くしかないやん。

桟橋左側の背の低いモーターボートに乗って出発。係の方が運転してくれます。
背が低い分湖面が近く、かなり疾走感がありました。水飛沫をもろに被ることはないけどそれでもちょっと飛んでくる。湖面を全力で走っていきます。これで一つのアトラクションですね。

かーなり秘境感のある入江に到着。弁天島です。
以前は大型の観光船も来ていたそうなのですが、コロナ以降だったか別の要因だったか、とにかくいまでは限られたボートコースでしか来られないようです。

この島、まあいわゆるパワースポットで、湖ををぐるりと取り巻く竜の持つ球の位置が……とか解説をされました。
その後ちょっとした山道を案内されるまま歩いていきます。登山靴は全然いらないけどサンダルだとちと危ないぐらい。運動靴推奨。

弁天島と言うからには弁天様が祀られているわけです。弁財天堂と書かれていました。
結構綺麗なお堂です。鳥居は台風で倒れてしまったそうなのですが、観光客が減ってからもこうして頑張って手入れされているのを見ると、大事に手を合わせたくなります。
祠の扉を係の方が開けてくださっていたので、旅の安全をお祈りしておきました。無事帰れますように。
……唯一、蚊が多いのが欠点です。

 

湖の中にもお堂がたってます。あの辺は浅いから船で近づかないそうです。灯りは灯っていないけれど、灯台的な目印になっているよう。

戻り際になって雨がぱらついてきました。うーん今日1日持ちませんでしたか……
モーターボートに再度乗り込み、無事帰還。

バス発車。

 

有珠山昭和新山

さて洞爺湖といえば有珠山の麓の湖です。その有珠山へロープウエイで登ります。
こちらはツアーについてた見学スポット。

ガスっちゃってるのが残念ですが、この旅3回目のロープウェイへいざ乗車。

有珠山の向かいにあるのが昭和新山です。「溶岩ドーム」という言葉がぴったりの、お椀を伏せた形状がよく分かります。あそこだけ木が生えてないのでとても目立つ。
有珠山は度々噴火していて、その度に新しく地面が隆起し山ができています。有名なのはこの昭和新山ですが、明治新山と大正新山もある模様。ただし平成新山はないです。2000年の噴火の際には隆起より沈降が大きく、山ができなかったらしい。
平成生まれとしては、ちょっとさみしい。

 

有珠山山頂駅に到着。有珠山、トゲトゲしてますねー。あんなふうに切れ落ちてるとは思わなかった。

遊歩道を歩けるだけ歩いてみましょう。綺麗に整備されてます。

火口原展望台までやってきました。本当に火口だ!!窪んでる!煙立ってる!!

銀沼大火口、という名前がついてます。直径350m。
カルデラ湖や「お釜」といわれる湖は何度も見てきましたが、意外と煙が立ってるまん丸な噴火口って見たことがなくてですね。これはいいものを見ました。

天気が避けれれば遠くに海まで見えるようです。で右側でぽこっと出てる部分が新有珠。有珠山には「新有珠」とか「大有珠」とか細かく見ると色々あるらしい。
この展望台から先へも道は続いているのですがこの先は装備のいる登山道らしいので引き返します。

雨強くなってきてしまいましたが展望ステージもあり、洞爺湖昭和新山を見下ろすことができます。

フラフラしていたら集合時間になってしまったのでロープウェイで降りてバスへ。昭和新山の「昭和新山」と言う看板の前で写真撮りそびれたのが残念です。時間配分ミスった……

 

お天気悪くなってしまったけれど、最終目的地へ。

 

● サイロ展望台

洞爺湖を見るベストスポットと呼ばれているサイロ展望台。洞爺湖の西側にあります。車でないと多分来られません。このバスツアーに参加したのもこの展望台目当てと言っていい。

いざ、絶景を……

しってた。
確かに晴れたら素晴らしいだろうなーーーってのがわかる開けっぷりです。これだけ障害物ないのも珍しいですよね。リベンジ……したいけど足がな………
まあでも、考えようによっては湖面が見えるだけマシです。おそらくダメな時は本当に真っ白になります。

ちなみに展望台周りはこういう北海道らしい丘と畑でした。

 

といったところで、バスツアー終了。
道中渋滞にハマりながらもほぼ定刻で札幌まで帰ってきました。バス会社の読みすごいですね。

お疲れ様でした。

 

さて夜ご飯。

せっかくなので駅まで戻らず時計塔のそばでおろしてもらったのですが、何食べようかな〜と思った矢先、目の前に居酒屋さんがあったので「ここで良くね?」となり札幌二日目は居酒屋さん。

 

□ 夜ご飯は北海道ローカル居酒屋さん

「海へ」です。どうやら北海道ローカルチェーンらしい。

居酒屋入っといてなんですが私全然飲めないので、ノンアルを注文。でも居酒屋の料理は好きなのです。居酒屋料理はちょっと高いだけあって何頼んでも美味しいイメージ。

早速注文したのが北海道トマトのカプレーゼ。

続いてジンギスカン風のプレート。どちらもうまうまです。

一人居酒屋の最大の欠点は、品数を頼めないところですね。正直この2品ぐらいで胃袋がいっぱいになりますからね。
でももう少しなんか食べたい……となったので、

今日のおすすめの中にあったタコ刺し。このタコ刺しが本当に美味しかった。何より肉厚で柔らかい。頼んでよかったー!

ごちそうさまでした。

 

 

宿へ戻り、お土産に買った有珠山パイを食べながらこの日は終了。

 

次回、道南旅行最終日。

 

 

 

火山と湖と美味いもの:北海道旅行4日目はクマーーとアイヌ

曇れば涼しいが晴れれば残暑な最近の関東です。

 

この旅日記、長くなりがち。

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↑前回 今回↓

 

さて道南旅行4日目は朝風呂のちセコマ飯からスタート。
ホットシェフ定番のちょっと大きいおにぎり。温かいのが嬉しい。

セコマおにぎり、ちょっと変わった具があっていつも手を出せずにいるんですが、並んでるってことは美味しいのかな……?

 

ホテルをチェックアウト後、一旦バスターミナルまで戻り、クマ牧場の割引チケットを購入。チケットというか引換券なので、券売所で引き換える必要があります。つまり並ばなくて良くなるわけじゃないのが難点ですね。
このバスターミナル、他にもいろんな割引券や各種ガイドツアーも取り扱っているようで、登別満喫したいなら立ち寄るといいんじゃないでしょうか。

 

● 登別クマ牧場

の・ぼ・り・べ・つ!
といえば?

ク・マ・ぼ・く・じょう!!!!
\クマボクジョウ!!!/

こちらも温泉街からすぐ、上に見えているのがクマ牧場行きのロープウェイ乗り場です。クマ牧場は山の上にありますが、そこにいくためのロープウェイ乗り場へたどり着くために、徒歩の民はまず階段を頑張って登りましょう。

道中にあるヒグマ豆知識が疲労を癒してくれます。多分。

ゴンドラはこういうタイプ。1グループ1ゴンドラで案内されます。つまり独り占めです。
みるみる遠くなっていく登別温泉街を眺めていると山頂に到着。特にゲートなどなく、降りればそこがクマ牧場です。
なおこのとき気温は20度。半袖だと寒いですね。

 

クマ牧場の熊たちはオス/メス/子熊に分かれているのですが、まず出迎えてくれるのが子熊です。

はいかわいい。小さいのはなんだってかわいいのです。今年2022年に生まれた子達だそう。

上がオス、下がメスのヒグマたちです。やはりオスの方がゴツい。

クマの餌なるクッキーを投げてあげることができるのですが、それ待ちのクマたち。手をあげて「こっちー」ってやります。失われた野生。
折角来たので自分もあげましたが、ノーコンすぎてお目当ての子にあげることができなかった……。でも朝一なので、結構反応良かったです。これ午後には飽きるんちゃう?
あと、カラスがクマクッキーを狙っていました。なんなら投げられて飛んでいっている途中のクッキーを掻っ攫う奴までいました。

 

オス舎にある「人間の檻」。洞窟の先にあるガラス張りのトンネルです。餌やりマシーンがついていて、クッキーを入れてピストンを押し込むとクッキーがクマのところへ届く仕組み。一匹のクマがずっとここで張ってました。

 

クマ牧場の中には展望台とヒグマ博物館もあります。

クッタラ湖。こいつもカルデラ湖です。「イタドリの群生する湖」という意味のアイヌ語が名前の元だとか。

ヒグマの骨格。これだけ後世に残った場合、あの姿を再現図として描けるだろうか……と色んな動物の骨格見るたびに思います。耳とか尻尾とか、腹回りの大きさとか。

アイヌ民族、ヒグマを狩っていたらしい。昨今のヒグマ被害を聞くと、よくもまあ弓矢で仕留めたものだと思いますが……いやはや。
こうやって儀式のためにクマの首を掲げる道具があったりするわけですが、こういうの多文化共生の文脈ではどうするべきなんですかね。

 

博物館の最後の方にある、このクマ牧場の歴代ボスクマ紹介が面白いので皆読んでほしい。この文章書いた人、好き。
ヒグマって本来群れないんですが、こうやって飼ってるとやっぱり身分や秩序ができるもんなんですね。

 

あとなぜかクマ牧場内にユーカラの里というアイヌの村の復元施設があります。
北海道観光成分………?

子熊を入れておく檻とかあったようです。子熊生捕りって可能なんですね。母熊の方は先に狩るんでしょうか? ゴールデンカムイは完全に未履修なのですが、アイヌ民族タフだな……

 

帰ろうと思ったところでクマのショーが始まったので見ましたが、後ろの方からだったので写真は無し。クマが置かれた餌を求めて木の段を登ったり降りたり、平均台を渡ったりと器用なものでした。

 

といったところでクマ牧場終了。

ちなみにクマだけでなく、アヒルやリスもいます。

 

□ 昼食にご当地バーガーのち移動

来たとき同様ロープウェイで登別温泉街へ。丁度お昼時だったので、ぱぱっと食べられそうな店で簡単にお昼にすることにしました。

手作りハンバーガーのお店、イレンカさんです。
白老和牛バーガー、登別豚チャーシューバーガー、蝦夷鹿肉バーガーという3つのご当地食材を使ったバーガーから選べます。登別にいるので登別豚のチャーシューにしました。

ごろっとしたチャーシューが入ってます。
こういうちょっとお高い系のバーガーはちゃんと美味しいのよ。

 

昼ごはんを食べながら午後の行動作戦会議です。

登別から5駅先の白老(しらおい)という駅に近年新装開店した旧アイヌ民族博物館、現民族共生象徴空間、通称ウポポイがありそこへ行こうと思っていたのですが、コロナのせいで前日までの予約が必要であるような表記があります。
ここへ来て調査の足りてなさが露呈。
しかしQ&Aまでよく読むとどうやらあくまで「予約優先」で当日券もあるようだったので、まあダメ元でと入場直前まで予約可能だった博物館内見学だけスマホで予約し、白老に行ってみることに。

 

たかだか5駅なので普通列車。2両編成の可愛いワンマンです。

電車で雨雲の中を抜けつつ、20分程度で白老に到着します。

ウポポイ方面へショートカットして出られる出口ができてました。力入ってますね。白老駅からウポポイまでは駅からちょっと歩きます。

 

 

● ウポポイ

エントランスではなんともいえぬタレ目のゆるキャラが出迎えてくれます。モチーフが……わからん……

まだ当日券があるかどうかドキドキしながら券売機に行ったら普通に入場券が買えました。よかったよかった。

ウポポイには野外にある施設と博物館の両方があるのですが、まずは予約枠が時間で決まっている博物館から見ることに。

館内は写真OK, 動画NGです。

こういう民族衣装や生活/狩の道具が展示されていたり、
アイヌ語での短いメロディーのついた英雄譚語りビデオが流れていたり、
アイヌの宗教/自然観解説があったり、
アイヌの歴史解説パネル&ビデオがあったり。

儀式用の道具があったり。
「お、大和とおんなじような漆器なんだ」って思うじゃん?輸入品らしいです。

アイヌの宗教、「神が動物に変身して食糧として我々に狩られに来てくれる。狩って儀式をすると神はまた神の世界に帰る。その時の捧げ物は神のもとに何倍にもなって届く」という感覚で、
現代和人からすると「えらく狩猟民族にとって都合が良くない?動物を狩ることに対して良心が咎めないように出来てない?」と思わんでもないのですが、まあ都合の良くない宗教は定着しませんからね……

 

和人との間で揉めに揉めた毒矢。基本的には直接射るのではなく罠猟で、藪の中に張ってある糸を何かが引っ掛けると矢が飛ぶ仕組み。筒がついているのは雨よけで、鏃の毒が流れないようにするためとか。ヒグマもこいつで狩っていたらしい。毒はトリカブトが主。
案の定というか、明治政府がこれを「人が引っ掛かったらあっぶねーだろ」と禁止したのですが、そんなことされたら狩ができないと反発があり、嘆願書が書かれたりしました。やはり禁止されてもすぐには無くならなかったようです。
元々一応人に当たらないようにあれこれ工夫され、また人も山へ入るときにはこの毒矢を警戒しながら歩くものではあったそうなのですが、まあ、いつかは禁止されたでしょう。現代になっても山に毒矢が仕掛けられてる状態、なかなか想像し難いし。

 

少し前まで製鉄の本を読んでいたせいでアイヌ民族の製鉄法がちょっと気になったのですが、解説を見つけられなかったのが残念です。どんな炉で作ってたのかなあ。
和人のたたら製鉄みたいなの、あったのかしら。

 

いまこうして書いていてよくわかってないなーと思うのは、アイヌの人々が形成していた街のサイズですね。広さと人口がそれぞれどれくらいの規模の街だったんかな。で、街と街の間はどのくらいの距離だったのでしょう。「コタン」という「村/集落」を意味する言葉があるのはわかったのですが、規模がよくわかっていません。
北海道がなまじ広いんでちょっと感覚が狂いやすいせいもある。ピンと来にくいんです。和人への蜂起が各地でほぼ同時に起こっているので、情報が走る速度はそれなりにあったように思うんですが。

 

じっくりみて回ると結構疲れるぐらい、盛り沢山な博物館でした。

館内を見終わったら外も歩いてみましょう。体験コーナーと見学コーナーがあるのですが、体験コーナーは時間がないので見学コーナーだけにします。

 

アイヌが利用したりしなかったりした、アイヌ語の名前がついた植物の植物園コーナー。

 

この辺りの展示のノリはあれです。高山の「飛騨の里」みたいな。昔の道具とその作り方実演です。大きな敷物を編んででいらっしゃいました。一枚作るのに一ヶ月かかるそう。繊維が重なって中空素材のようになっており、出来立ての敷物は確かにふかふか。

 

この辺りで見学終了。

帰り道で丁度探していたサイズのキーホルダーを発見したので購入しました。使っているキーホルダーがぼろぼろになっていたので、これはいいお土産ができました。やったね。

下車した時はショートカットして出てしまったので、駅の表も見てみたのですが、駅舎も綺麗だしバスロータリーまでまるっと整備されていました。
ウポポイ開業に合わせて改装したんですかね。開業にコロナが直撃したと思うので、なかなか大変かと思いますが……

 

特急すずらんに乗って一路札幌へ。ずっと車窓に見えていた海ともお別れです。

 

夕刻、無事到着。急に都会だわ。

連泊する宿に荷物を置き、夜ご飯へ向かいます。

 

□ 札幌での夜ご飯

宿であれこれ悩んだのですが、結局疲れていたのでゆるゆると駅へと戻ってきました。何も考えず駅ビルのご飯が安定です。

流石に人も多いだけあって待ちましたが、とにかく待てばいいのでね。彷徨う方がしんどいです。

十勝豚丼いっぴんさんで豚丼。ミニ……だったかな……(うろ
炭火の香りで増幅した食欲に甘辛ダレは外さない。約束された美味さです。

ごちそうさまでした。

 

この日はこの後ホテルのコインランドリーで洗濯をして(石鹸買っていったら不要なタイプだった)お風呂に入って終了。

 

明日は……お気楽な1日です。天気が下りなのが気になるけど、持ってくれよー

 

 

 

 

火山と湖と美味いもの:道南旅行3日目は火山の日

沖縄の台風ひどそう

 

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↑前回

さて道南旅行記3日目に突入。
この日は洞爺湖〜登別です。室蘭と地球岬にも寄りたかったのですがちょっと時間がなかった……。

 

洞爺湖湖畔

朝食をいただいたら朝の洞爺湖湖畔を歩きます。
遊覧船に乗ったり白鳥ボート(動力付き)に乗ったりしてもいいのですが、朝早くから動かずのんびりスタートだったためあまり時間もなく。
……後からまたくる予定があるので、今回はパス。

カルデラーーー!って感じですね。湖の真ん中には4つ島があります。
向こう側には蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山も見える……のですが、旅の間はずっと雲かかってました。山頂は見えてもチラ見えぐらいで、なかなか山体全て現れず。

それにしても、エンジン付きの白鳥ボートって初めて見た気がするのですが、意外と湖の定番アクティビティだったりするんです?

 

湖畔の遊歩道沿いには足湯もあります。いくつかあるようなのですが、多分この子がいるところが一番有名。洞龍の泉です。名前の響きとは似つかぬかわいい竜がいます。

遠目に見ると「待合ターミナルかなんか?」と思いますが実は遊覧船そのものな城型遊覧船です。なんというか、でっかいです。ちょっと乗りたい。何人ぐらい乗れるのでしょうね。

 

時間を見つつ温泉街の端まで歩きます。

北海道旅行をしているとちょくちょく見かけるわかさいも本舗さん。お菓子屋さんなのですが、てっきり若狭芋なる薩摩芋系統の芋を使ったお菓子かと思いきやそうではないという罠。豆らしいですよ。

すでに結構暑かったのでわかさいもクッキーが刺さったソフトクリームを購入。洞爺湖を見ながらいただきました。
クッキーよりソフトクリームが甘く、クッキーはどちらかというと塩気担当。ウエハース的立ち位置です。旅先で食べるソフトクリームは至高。美味しゅうございました。

 

● 火山科学館

良い時間に食べ終わったのでわかさいも本舗からすぐのところにある火山科学館へやってきました。洞爺湖といえば有珠山有珠山といえば活火山。

さほど広くない科学館ですが、有珠山に特化した展示でなかなか良かったです。シアターで見られる前兆の観測とその発表の様子は結構緊張感がありました。

なお大体30年に一回噴火している山で、前回が2000年です。そろそろ次がきますかね?
これまで噴火の際には必ず地震や地形の変化などの前兆を伴っていたため、「有珠山は嘘をつかない」などと言われているそうですが、次も必ず前兆があるとは限らないところが自然の怖さです。
もちろん、この活火山のおかげで洞爺湖には温泉が湧いております。明治の噴火後に湧き始めたらしいです。最近じゃん。

 

この火山博物館のすぐ真裏、山側には「金毘羅火口災害遺構」「金毘羅火口群」があります。
災害遺構は2000年の噴火に伴った泥流の被害にあった建物たちです。

遺構のみならず火口が見えるところまで歩いていけるようなのですが、バスの時間を考えてやや遠くから眺めるだけに。
この建物を見てふと振り返るとすぐそこに湖が見えるので、本当に温泉街の側まで泥流が来たんだなあというのがわかります。街の中心部が飲まれなかったのは運が良かったとしかいえないです。いやほんとよかった。
それにしても……建物は緑に帰ろうとしているように見えますね……自然強いね……

 

□ 昼食のスープカレー

洞爺湖温泉を離れる前に、お昼ご飯を食べてしまいましょう、ということで温泉街の方へ戻ります。

洞爺湖は基本的にリゾート地なので、名物!というものがあるわけではないのですが、有名な洋食屋さんがあります。が、お店の前に行くとすでにライダーたちのバイクがずらりと並んでいたのでパス。

でもなんか北海道らしいもの食べたいなーと思い、ググった結果スープカレー屋さんを見つけたので行ってみることに。

スープカレーってあんまり食べたことなかったのですが、サクッとした素揚げ野菜と骨つきのチキンがどどんと入っていてかなりおいしかったです。ボリュームもたっぷりで、最後の方は苦しいぐらいでした。
有名店なのかお盆効果なのか、自分が入った時には人がいなかった(本当に一人目だった)のですが、少し経つとカウンターまで満席でした。

お腹いっぱいで幸せです。ごちそうさまでした。

 

さてここから洞爺駅まで戻るのですが、途中にあるもう一つの火山スポットへ立ち寄ります。ともあれパスターミナルへ移動。
バスセンターで飲み物のの補充と、必要なバスチケットを購入できたので買ってしまうことに。
窓口で切符買えると小銭の心配をしなくて良くなるのが良いですね。

 

● 西山遊歩道

はい。

洞爺湖温泉バスターミナルから洞爺駅方面へバスですぐのところにある西山山麓火口へやってきました。
ここも先程の金比羅火口群と同じく2000年の噴火で開いた火口です。付近の道路は隆起して寸断されたり、逆に国道だった部分が湿地帯になったりしていて、人工物のか弱さを感じます。

散策路入り口にあったお宅のお婆さんとたまたまお話ししたところによると、下り坂だったはずの目の前の道路が50m隆起したそうです。こっわ。

実際に歩くと確かに上り坂で、というか、結構きつめの上り坂で、ほんとにこれ下りだったのかちょっと信じられないぐらいです。

非常にわかりやすい地溝が見られる昔の町道。これを登った先に火口があります。向こう側でマグマが上がってきて、手前へ地面がぐいっと押された格好ですね。

 

青々と生い茂った草のせいで写真がわかりにくいのですが、目の前が窪んでます。で窪みの向こうに突き出している水道管らしきパイプが見えます。こっちとあっちに別れた……ということですかね。

それにしても、先ほども書きましたけど自然の回復力強いです。赤茶けた山肌の見えた「ザ・火口」を想像してきたんですが、すっかり草木が育って何が何やら正直よくわからんことになってます。視界が悪い。
まあ20年経っていれば草も育つか。これ草が枯れてる季節の方が見やすいかもしれません。冬は入れないかもしれないけど、秋頃。
なおここら辺、こうなる前は豆畑だったらしいです。農家の人は辛かったろうな。

向こう岸に見える切れ落ちた崖にそれっぽさを感じます。

こういうところこそARの出番な気がします。景色に重ねて「ここに噴火口があります」みたいな矢印を出して欲しい。

 

第二展望台は展望台としてもなかなかに眺めがいいです。

この散策路は通り抜け型をしていてループしていないので、車かつ複数人できている人は誰かに車を回して貰えば通り抜けてから回収してもらうことができますが、私はバスなのでここらへんまでで折り返します。
往復するのは結構距離的に大変かも。坂道ばかりだし。

 

散策路の入り口にあった東屋で休みつつ、バスに乗り込んで今度こそ洞爺駅へ。
さようなら洞爺湖。またすぐ会えるよ。

□ 移動

洞爺駅着後、まだ買ってなかった特急券を最終日分まで購入し、電車発車まで時間があったため駅周辺をぶらぶら。

洞爺駅からすぐ近くに海岸があります。

駅前にあったカフェでアイスコーヒーと夜ご飯用の弁当をテイクアウト。とかやってたら時間ギリギリになってしまって「のんびり」という名前のお店で店員さんを急がせてしまいました。申し訳ない。

洞爺駅は定刻通りに出発です。

東室蘭を通り過ぎ、登別までひた走る。
地球岬行きたかったんですけどねー。アクセスが悪く、時間が合わないのでパスです。
「やきとり」も食べてみたかった。室蘭で一泊してもよかったかもなーなんて思います。かなり小刻みにはなりますが。

登別駅に到着です。

洞爺湖同様駅と温泉街が離れていてバスで温泉街へ向かうパターン。なので駅前も同じような雰囲気かと思ったら、こと駅前に限っては洞爺湖の方が綺麗にしてました。
これは街の中心地が駅からちょっと離れてるパターンか?

温泉までのバス往復券が売られていたので購入。切符に期限はないようなので、何泊しても駅と往復するならこれを買った方がちょっとお得な仕様になってました。

くまーがお出迎えしてくれます。もうでかい。ヒグマでかい。

バスに揺られて登別温泉街へ。
バスターミナルでくま牧場の割引入場券が売られていたので尋ねてみると、当日券のみとのことでした。この日はもうぼちぼち夕方なので、明日の開店時間を尋ねてまた来ることに。

お宿へ向かいましょう。んで荷物を置きましょう。

 

登別温泉と地獄谷 

洞爺湖温泉がリゾートな雰囲気だったのに対し、こちらは「山の中の温泉街」という感じです。個人的にはこういうのとても好き。ごちゃっとした感じがよい。
あちこちの宿に「日帰り入浴」の旗が立っています。湯巡りしたくなりますねえ。硫黄の香りが温泉欲をそそります。

そして何やらお祭りの気配が漂っています。どうやらお盆のお祭りのようです。
うーん人混み。祭りの雰囲気とても好きなのでつい出店に靡きそうなりますが、ここは我慢ですねえ。飲食は一番ダメです。

地獄谷だけに、閻魔様。なんでも地獄の釜の蓋が開く日、要は地獄の休日に閻魔様たちが登別温泉にやってくるそう。休暇は正月とお盆の年2回だそうです。地獄も厳しいな。
この閻魔像はからくり仕掛けで時間になると動くらしい。
案内板を読んでいると、山車になっていて温泉街を練り歩くとあります。温泉街の道さほど広くないのですが、ほんとに……?

 

温泉広場の中にある間欠泉。そういや長万部で吹いた温泉、どうなったんっすかね。

 

そのまま歩いてやってきました地獄谷。温泉街の真裏にあります。なんならすぐ隣にホテル立ってます。
日和山という山が噴火した後にできた直径450mの火口跡です。
450mと言われてもピンとは来なかったのですが、ガイドブック読んで想像していたより、広くて大きい……!!ここが火口……!!!!

 

青い空と山の緑、そこへ赤茶けた地獄谷の色味のコントラストがすごい。硫黄が噴いているのもたまらないですね。結構な迫力があります。
遊歩道も整備されているので、歩いてみましょう。

明らかに熱湯が沸いてて湯気がもくもく立っているところと、少なくとも見た目は熱くなさそうに流れている川があり、不思議な感じがします。地表を流れると冷めるってことなのでしょうか?

 

遊歩道をまっすぐ行くと突き当たるのが鉄泉池。これも間欠泉らしいのですが、高く吹くようなものではないそうで、すぐ近くまで行くことができます。
なお自分が訪れた時にはご覧の通り、泡一つ立たない静かな水たまりと化していました。 温泉成分のコロイドかなんかでちょっと青みがかって見えます。
周期などはどこにも書いていなかったのですが、どれくらいのスパンでぼこぼこいうんでしょうね?

今旅中、最初で最後の鹿エンカウント。

どんどん歩いていくと、大湯沼や奥湯沼の方へ続いていくルートが分岐します。
折角だしちょっと行ってみるか……と思ったが最後、結構坂を登るハメになり、若干後悔しつつも辿り着いたのが大湯沼展望台。

ひっろ。
え、これ温泉なんです?伝わりますかこのスケール感。これはちょっと、すごいところですね。地獄谷でもかなり異郷感がありましたけどここはさらに秘境というか……いや全然綺麗に遊歩道整備されてるんですがこう……山に抱かれた湯沼……

もっと近くまで歩いていくこともできたのですが、いい加減空が「日が暮れるでー」という雰囲気になってきたので引き返しました。有名な足湯もあるので、ぜひ再訪したらチャレンジしたいです。

 

 

汗もかいたので、一旦宿へ戻り、ひとっ風呂入りました。
お宿のお風呂は、湯船がたくさんあって色々な種類のお風呂に入れるタイプの賑やかなお風呂でした。楽しいけど全部入りたくなって忙しい気持ちにもなる。

湯上がりに浴衣で外を歩きながら、セコマまで歩いて夜ご飯を追加。
温泉宿だけど素泊まりなの。

 

歩きながら写真撮ったけどほとんどがピンボケしてました。写真下手くそすぎる。
その中でもマシな一枚↓

追加したセコマ飯はソフトカツゲンとホットシェフのポテト。それに洞爺湖のカフェで買ったタコライス

 


そんなこんなで盛りだくさんだった3日目終了。

明日は……登別、といえば、です。

 

火山と湖と美味いもの:道南旅行2日目は函館観光

関東しばらく天気悪そうですね。

 

さて道南旅行記です。

ほぼ移動日だった初日↓

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2日目から本格的に観光開始です。


昨夜は土砂降りだった函館。天気は……曇り!!

あの土砂降りからすると、これだけどんよりしていても雨が降ってないだけで晴れと同じ気分にになります。

「雨止んだーー!!」という高めのテンションで外へ。

 

函館朝市

やってきました、函館朝市
であっちこっち見て回る前にささっと朝ごはん。
朝市では観光客向けに朝からたくさんの食堂が営業をしているので、どの店がいいなどわからず、最初に目に入ったお店でいただくことに。
この時朝7時頃でしたが、まだ空いていて良いタイミングで滑り込めました。サービスB丼です。
函館といったらイカかなーとも思ったんですが色々乗ったやつが美味しそうだったので……つい……

味は期待に違わずうまうまでした。美味しいウニ食べたの久しぶりかも……

 

腹ごなしにぶらぶらと朝市を見て回りましたが、まず広くて驚きました。仙台の朝市にも行きましたけど比じゃないぐらいの面積と店舗数がありますね。案内板曰く、北海道一と言われる朝市のようです。
いつ誰が始めたか分からない名物イカ釣りは、混んでたのでやめました。釣ったイカを捌いてくれるんですかね?

 

一旦お宿に戻って荷物を整えた後、重い荷物を函館駅2Fのコインロッカーに預けて再出発。

 

まず向かうのは今回の北海道旅行旅の大きな目的の一つ、五稜郭
子供の頃「星形の城」と聞きそんなもんが城として存在するのかと驚愕して以来、ずっと一回来てみたかった場所です。
函館の市電に乗り、いざ参りましょう。

 

五稜郭

五稜郭公園前で降りてから少し歩きます。
離れていても目立ちますね五稜郭タワー
展望室へのエレベータに乗ると、上に辿り着くまでの間ちょっとした演出があります。

 

でん!

いやーー実に平らですねーーーーー何度も写真では見てきましたけどほんとぺったんこですねーー!!
防衛拠点というとお城を想像するので、そのイメージとのギャップに改めて驚きます。いやもちろん堀と塁は見ての通りあるんですけど、なんかこう、ぺたんこですよね。星型だからか?ヒトデっぽいからそう思うの?

当初はもっとトゲトゲの多い形を計画していたようなのですが、お金がなくてこの五角形+1の形になったようです。それでも作るのに7年かかってます。設計者は武田斐三郎(あやさぶろう)。真ん中に復元されているのが奉行所ですね。
その後明治維新に伴い、この五稜郭も新政府に引き渡されることになります。引渡しそのものは平和に終わるのですが、戊辰戦争からの流れで行き着いた反乱軍によって占拠され……というのは有名な話。


展望室からは函館山もよく見えます。

五稜郭タワーには展望室だけでなく五稜郭の解説もあるのですが、旧幕府軍のことは一貫して反乱軍とか脱走軍とか呼んでました。まあ、そうよな。
こういう↑シーン説明の小さな人形もいくつか飾られてました。やっぱり人気ね土方。
解説が思いのほか充実していたので長居してしまいました。

タワーを降りて、五稜郭の中へ。

こうしてみるとお城っぽいですね。石垣の上部に縁がありますが、刎ね出しといって、対人ねずみ返しみたいなもんです。
ちなみにお堀でボートに乗ることもできます。

タワーの上からも見えていた箱館奉行所です。流石に人気で並んでいました。

中は建築的な説明と箱館奉行所の歴史について。歴史解説はタワーのものとかぶってるとこありますが仕方なし。この奉行所、せっかく作ったのに4年しか奉行所として働かなかったみたいです。儚い……

解説パネルが並べてある部屋などは一応「一度に最大〇〇人まで」という表示が置いてありました。誰も管理してなかったけどね!!

こういう復元施設は各地でちょいちょい見かけますが、文献調査と匠の技の融合の賜物だと思うと復元ならではのありがたみを感じます。

 

奉行所から出てくる頃になると晴れて日差しが出ていました。
晴れは嬉しい、嬉しいけど……暑いぞ!?北海道なのに暑い!!

とはいえ折角きたので、復元ではなく当時からあるという蔵を見せてもらったり、土塁の上に登ってみたり、ちょっと散歩したりししてからお暇。

 

なんやかんや半日居ました。

汗もかいたので休憩がてらお昼ご飯ってことで、駅へ戻りながら途中にあった中華料理屋さんで塩ラーメン。どういう経緯があるのかよく知らないのですが、なぜか函館は塩ラーメンを推しています。

特に有名店というわけでもないのですが、こういうシンプルな塩ラーメン食べたのも久しぶりで、大変美味しくいただきました。旨味と塩味が合わさると最強ですね。

 

食後に電車のダイヤを確認し、ガイドブックをパラパラめくり、もう一箇所ぐらいいけそうだなーとなったので休憩したあとは再度市電へ。

 

函館山

函館といえば函館山からの夜景ですが、まあ昼でも眺望よかろ、ということで十字街で下車しロープウェイ乗り場へ。

昼の太陽が照り付け「晴れて欲しいって言ってすんませんでした」と思うほどに気温が上がる中、徒歩で歩いて良い道なのかどうか不安になるレベルの急坂を登ると、山麓駅にたどり着きます。

ちょうど発車時刻だったためススっと乗車。かなり大きなゴンドラでしたが、夜には満員になるのでしょう。

山頂駅からさらにえっちらおっちら階段を登り、展望台まで進むと……

あの大パノラマ!!しかもよく風が抜けて涼しい!!
これは素晴らしい絶景ポイントです。先ほどまで居た五稜郭タワーもよく見えます。ほんとに目立つなああれ。函館空港らしきところへ飛行機が降りていくのも見えます。
夜だと街灯りだけですが、昼間だと遠くの山まで目が行くのも良き。昼の函館山もなかなか良いではありませんか。

眺めが良くてしばらくぼーっとしてしまいます。

あ、ちなみに函館山から見えてるくびれの部分ってここ(赤枠)です。狭いところの直線距離はだいたい1km。たまに青枠だと思ってる人がいるそうですが、それは縮尺がバグってますし、Google Mapの地形図通り山なので夜景とかないです。


(Google Map)

山の標高は334m。ハイキングコースもあります。小さい山ですが、山らしくすぐそこで雲がわいていました。

 

日がな一日日没まで眺めていたい気持ちを抑え、駅へと向かいます。
函館山、昼でも十分いく価値ありますね。

 

おんなじ道で帰るの癪だったんで二十間坂。石畳できれいに舗装されてます。雰囲気あります。
時間があれば教会巡りなどしても良かったのですが、これはまた、いつか。

次に来たらイカと、夜景と、教会とベイエリアはリベンジ案件です。

 

コインロッカーの荷物を引き取り、ホームへ。
今回全然指定席取っていないので自由席の席取りで並ぶかなーと思ったんですが、結果としては自由席で十分でした。一番混んでてもちょうど各列が埋まるぐらいだったかな?

さようなら函館。

 

大沼を越えると進行方向右手側に海が現れます。内浦湾です。

海が遠くなったり近くなったりするのをながめつつ、電車が遅れているらしいことにドキドキしつつ。

 

● 洞爺

辿り着きました。洞爺です。洞爺湖駅ではなく、洞爺駅という名前。

もうバスの発車時間なんですがああああと心の中で叫びながらターミナルへ全力ダッシュ。まさに出発しようとしている温泉行きのバスへ駆け込みました。
これも今思えば臨時のバスかタクシーか手配してくれたような気もしますし、何人か洞爺湖温泉泊まりだろうなーという人がいたので相乗りでも良かったですよね。

なんとかして予定に間に合わせようとするのよくないよな……危ない。反省です。

 

海側にある駅からバスに乗り、峠を一つ超えて洞爺湖温泉へ。

 

リゾート感!なるほどこういう雰囲気の温泉街なんですね。ゴルフ場らしきものも見かけました。

 

銀さん!?

湖のほとりを歩くのも気持ちがいい。夕方の湖もいいね。晴れてると湖面が綺麗です。

 

宿屋街をふらふらしながらお宿へ。珍しく朝夜ついてるタイプだよ。まあ温泉宿だしそっちがスタンダードです。

温泉に浸かったり、ご飯をいただいたり、洞爺湖で毎晩あげているという船上花火をみたりしつつこの日は終了。

 

手持ちのコンデジで花火を撮ろうってのが無理がある!
打ち上げられた花火が湖面に映ってより綺麗でした(伝わらない)

 

 

火山と湖と美味いもの:道南旅行ドタバタの1日目

関東の残暑厳しいって本当ですか。

 

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↑今回の移動範囲とか地図とか

 

さて始まりました2022年お盆旅行の初日。飛行機で羽田から函館へ。

旅の出発時、楽しみ4割、不安が6割ぐらいの心持ち。帰って来られるか、私。

 

そんな風にドキドキしながら空港へ向かいます。羽田を夕方に発つ飛行機だったのでほぼただの移動日。元気があれば夜景行ってもいいかもねー

 

ねー………

 

何で京急止まってんの?????

 

はい、家出る時は普通に動いていた京急線が人身事故で上下線とも運転見合わせになってました。横浜駅京急乗り場の前で自分と同様大きな荷物を抱えて途方に暮れるご家族連れも多数。そりゃそうなる。

復旧予定時間を見るとなんとか復旧を待ってもチェックインに間に合いそうではあったのですが、ダイヤの乱れは必死。おそらく車内も激混みでしょう。

 

しゃーない。

 

バスだ。

 

羽田空港行きバスの時刻表をネットで確認し、事前予約などないこともチェックし、空港行きのバスが出るYCATダッシュ

そしたらそっちはそっちで長蛇の列。

そりゃそうなる、そりゃそうなるけど乗れるんかこれ………!?

 

時刻表だけ見て乗ろうと思った便のもう一本後のやつに乗れました。それでも間に合うスケジュールだったのでOKOK。結構な頻度で走ってくれてて助かりました。
並んでる途中で京急線も動き出したみたいでしたがまあそれはそれで。

今回初めてバスで空港まで行ったのですが、必ず1人一席あって立ちがないので快適でした。なかなかいいですねバス。並んでる時は外になるから屋根があるとはいえ暑かったけど。

 

いやー間に合って良かった。スケジュールの余裕、大事です。

旅の初めはドキドキするものですが、こんなドキドキいらないんだわ。

 

お世話になりますJALさん。
この非接触式の操作パネル、かなり難易度高かったです。

 

特に羽田でやることもなかったのでさっさと保安を抜けます。

席は株主優待の良いお席がさくらトラベルさんで安く手に入ったのでちょっと良いお席でした。丁度良い時間がそれしかなかったともいう。
いや白状すると時間だけで選んだので席を見て「ここっすか……!?」とビビりました。つまりそんなに高くもなかったと思います。なんなら普通の帰りの便の方が高かった。さくらトラベルさんありがとう。
それにしても個室感があってリッチな気分でした。

 

で、ちょっと遅れて函館着。天気は土砂降り。天気予報で知ってたさ。お盆の少し前にも道南大雨で大変でしたよね。

荷物を掻っ攫い、函館駅行きのシャトルバスへ……乗車したはずが路線バスに乗車していた。ここの乗り換えが結構ギリギリで、飛行機がちょっと遅れたために急いでたらバス間違えました。
今思えば空港シャトルなんだから焦らなくても乗客を待っててくれたんじゃないかな……ま、まあ函館駅に行くなら良いか……

 

はーるばる来たぜはーこだてーーーー

天気も天気なので夜景は断念。どうせ山頂は雲の中だぞ。ロープウェイが動いてるかどうかすら怪しいぞ。湯の川で避難指示が出たらしいぞ。駅から宿までの間で靴がびしょ濡れだぞ。

とりあえず宿に荷物を下ろしたら、夕飯にしましょう。

 

はい。
今回の旅の目的の一つ、ご当地バーガー屋さんのラッキーピエロです。

私は旅動画を見るのも好きなのですが、函館へ降り立つライダーたちが皆食べているのでずっと気になっておりました。おそらく有名になったのは最近なのですが、旅行ガイドブックにも載るぐらいになってます。

店内に入るとなんと1時間待ちのご案内。

今回これを目当てに函館へ来ていると行っても過言ではないので、待つことに。
幸いテイクアウトの人も多く、店内飲食と伝えると座席で待つことができました。
ボックス型の席でゆったり待つこと1時間。

一番人気らしい定番のセットをいただきました。
チャイニーズチキンバーガーとチーズとミートソースのかかったポテト、烏龍茶。

なるほどこれは美味しい!!
バンズには胡麻がかかっていてサクッと香ばしく、レタスはシャキシャキ。チキンの甘辛味とよくあいます。
ポテトは完全に罪の味。こってりしたソースですが空腹も手伝ってかぺろっといただけました。

これはリピーターになるのもわかりますね。ハンバーガー以外のメニューも美味しいと聞いたので、次に函館に来たらまたぜひ寄りたいです。この記事書いててお腹空いてきた。

 

しかし何というか、賑やかな(婉曲)お店でした。目立ってわかりやすいねんけどな。

 

コンビニで靴の水分を吸わせる用に新聞紙を調達し、この日は終了。

明日から本格的に観光だー!